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韓国語能力試験(TOPIK)を受けた

1 試験概要

もう2週間以上経ってしまったが、先日、韓国語能力試験(TOPIK)を受けた。
こういう試験を受けるのはおそらく20年ぶりくらいになるだろうか。

この試験は、初級のTOPIK Iと中級・上級のTOPIK Ⅱがあり、私はIIの方を受けた。

内容は、トゥッキ(聞き取り)、ッスギ(作文)、イルキ(読解)の3種類で、それぞれ試験時間は60分、50分、70分となっていて、実際の試験では、最初の2つが続けてあり、110分と70分で間に30分の休憩がある。

配点はそれぞれ100点ずつの計300点。
点数は、最上級の6級で230点以上を取る必要がある。
私はその点を目指した。

2 トゥッキ(聞き取り)

初めて受けるので、まず試験でどんな問題が出るのかチェック。
聞き取りは、50問で、そのうち、難易度が低い最初の20問の音声が1回、以降の30問分の音声は2回流れる。

実際にやってみると、難易度が低いとはいえ、1回しか流れないものの方が難しく感じる。
日本語でもそうかもしれないが、一度聞いた文章を全て理解するのはなかなか難しいのではなかろうか。
だから、ちょっと分からない単語が出て、そこでつまづいて、内容が把握できなくなると、もう一度聞くということができないので、完全に終わりになってしまう。
そこが難しいのだ。

また、これが合っているんじゃないかという選択肢が2つ残る時があって、もう一度聞き直せばわかりそうだが、それもできないので、そこはもう勘に頼ってしまう部分もある。

正解ではないかという選択肢が2つ残るのは、細かいところを聞き逃しているからなのだが、これへの対策はとにかく聞き取り能力を高めるしかないのと、分からない単語が出てきた時にそこにこだわらずに聞き続けられるか、というところだ。

それと、余裕があれば、次の問題の選択肢をできるだけ読み込んで、どんな内容の話が次に流れてくるかを想像することまでできれば万全だ。

2回流れる長文は、とにかく落ち着いて確実に答えたい問題になる。
できるだけ迷いたくはない。

また、聞き取りだけに限らないが、何が書かれているかわかったところで、次に国語力も問われる。
文章の順番を並べ替えたり、筆者の主張したいところを答えたり。
言語を実際に使う場面ではそういう能力も問われるので、確かに必要なのだろうが、国語のテストの要素もある。

3 ッスギ(作文)

聞き取りは流れる音声に合わせて進むので、それほど時間を気にする必要はない。

だが、その後の作文は時間の壁がある。
実際に普通のペースでやってみると、全然時間がない。
問題数は、短文の穴埋め問題が4問と、200〜300文字の作文と600〜700文字の作文が1問ずつ。
私はとりあえず、最初の穴埋めを5分、短い作文を15分、長い作文を30分と割り振った。

作文は、とにかく書いてみて、ネイティブスピーカーの人にチェックしてもらうしかない。
自分も知り合いの人に見てもらったが、やはりネイティブが見るとおかしい表現をしていることが分かる。

どうしても日本語を直訳したような表現になるので、作文にふさわしい表現を体で覚えることが必要だ。

4 イルキ(読解)

作文だけでなく、読解もとにかく時間との戦いだ。
70分で50問を解かなければならない。
選択肢をじっくりと読んでいる暇はない。

全ての問題をやろうと思ったら、これが正解だと思う選択肢に当たったら、残りの選択肢は読まずに次の問題に移るくらいの意気込みでやってみるのがいい。

今回の試験では思ったより早くできて少し時間が余った。
おかげでちょっと怪しかった問題をもう一度見直すことができた。
一部修正したものもあるが、それが功を奏するかどうかはわからない。

結果発表は8月18日。
怖くもあり、楽しみでもある。

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