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文章を書くということ~綺麗な文章は果たして、心に響くのか?~

いつもお世話になっております。
するめでございます。

するめは、文章を書くのが自他共に認める下手っぴです。
文章を書くのが上手くなるように、このNOTEを始めました。

NOTEを見ていて、綺麗な文章と、心に響く文章は違うんだなってことを最近、感じました。

今まで、小説や雑誌のような”書くプロ”の人の文章を読むことがあるけれど、NOTEのような書くことのスキルに、グラデーションがあるものをそもそも読むことがありませんでした。

「ほぉ~この人はこんな事を感じたんだな~」とか
「気になってたけど、こんな効果があるのか~」とか

毎日NOTEを覗いては、ふむふむしています。

そして、するめは気が付いたのです。
”書くプロ”の人が書いた文章が必ずしも、心に響く文章ではないな。と、いやいやそんなの誰でも分かっている事よ!と言われれば、そこまでなんですが。
プロが書いた文章よりも、文章のスキルがプロ並みで無かったとしても、心にグッとくることもあるんだ!!というのは、するめにとっては大発見でした。

そんな事をふと思った時に思い出しました。

するめは、元ヴィレッジヴァンガードの店員で、元広告代理店でデザインをしておりました。

ヴィレッジヴァンガードの店員をしていた時の話

ヴィレッジヴァンガードというのは「遊べる本屋」をコンセプトにした本と商品をミックスして並べる有象無象の本屋さんです。ヴィレッジヴァンガードは、ほぼアルバイトの店員なのですが、担当が決められていて「書籍担当」とか「グッツ担当」や「ニューメディア担当」など細かいのでいうと「ポスター担当」や「自転車担当」まである店舗もあります。


自分の担当の売り場には、あの黄色POPを自分で書くんです。

このPOPを商品に付けるのですが、何故か「手書きPOP」を付けた方が売れるんです。

うん?手書きPOPの方が?何にと比べて?とお思いでしょうが、商品にはある程度の数量を買うとセットみたいに什器じゅうきと呼ばれる、綺麗に商品を並べれられたり、POPが付いてくるものがあるんです。

その、什器じゅうきはその道のプロの方が、マーケティングやなんちゃらかんちゃらをして考えて、考え抜かれて作ったものにも関わらず、その什器じゅうきのまま売るよりか、するめのようなド素人が「これ!!気持ちええねん!」とか「思ったより、臭い!」とかってパッとその商品を見て、触って感じたことを書いた「手書きPOP」を付けたほうが、驚くほど売れるんです。

当時は、売れるから手書きPOPを書かないと!!とPOPを書きまくっていてあんまり気にしたことは無かったんです。

ヴィレッジヴァンガードを辞めまして、広告代理店で働き始めたのです。

求人誌広告を主に取り扱っていて、時たま新聞折り込みで求人をかけたいという取引先が居て、するめのようなド素人が必死にillustratorを駆使して作ったりしたのですが、思うようには反応がなく・・・。う~ん・・・。と悩んでいました。

そんな折、自社の求人広告を新聞折り込みで行うことになり、illustratorで作ろうと思ったのですが、クソ面倒くさい!!illustratorで作ると時間かかるし、他の仕事も山ほどある。「手書きで作っちゃお~!POPと一緒でしょ!!」と全部手書きで作ってみると上司からは「う~ん。手書きだと、読みづらくないか?」と文句を言われたが「もう、時間ないんで!とりあえず!!」と手書きの求人広告を新聞折り込みをかけると。

思ったより反応があったんです。

新規の取引先が、求人広告を作って欲しいと言われたので、サンプルとしてillustratorで作ったやつと、手書きで作ったやつを、なんとなく見せると「あぁ~この手書きので作ってもらえます?」と言われました。

この2つの出来事でするめは「あぁ~手書きって力があるんだな~」とぐらいしか感じてなかったのですが。

今考えると心を響くというのは、綺麗でかつ考え抜かれたものとは違うベクトルのものなんだなって感じました。


何か、自分の中で繋がった気がします。

果たして、するめは綺麗な文章を書きたいのか?それとも、心に響く文章を書きたいのか?それは、後者です。

文章が下手っぴでも、心に響く文章を書けたらいいなと思いました。

感想文かい!!

ほんだらまた!



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