【カターレ富山】妥当な引き分け アウェイ Y.S.C.C.横浜 戦 2024 J3リーグ第1節(2024/2/25(日))
2024年のシーズンが開幕した。
カターレ富山の開幕戦の相手はY.S.C.C.横浜。
去年の最終戦で当たった相手で、リーグ戦では3か月越しの連戦ということになる。
実は現地で見てきた。
自分にとってアウェイの開幕戦に来たのは初めてだった。
今年からJ3も開幕が2月になり、さすがにこの時期に富山でやるのは難しい。
太平洋側のチームのホームでやるなら天候は大丈夫かなと思っていたが、この日は気温も低く雨も降っている。
とても寒かった。
コンディション的にはあまり良くない中でどれだけ流れをつかんでプレーできるかがポイントだった。
1 ハイライト
試合のスタッツ
2 スタメン
2024年の開幕スタメンは、この11人。
フォーメーションは4−4−2。
並びはゴールキーパーが田川。
ディフェンスラインは4バック右から、安光、川上、下堂、大迫。
ボランチは末木と河井、2列目は右に松岡、左が髙橋馨希、ツートップが松本と碓井聖生。
サブは、GK平尾、MF脇本、佐々木陽次、井上、布瀬谷、FWマテウス、吉平。
YS横浜は萱沼、そして去年ゴールを決められた松村がスタメン。
3 今年のファーストゴールはルーキー碓井
序盤は富山がサイドからクロスを入れて、前線の2人に合わせようとする。
そんな中、15分、YS横浜がボールカットからショートカウンターで攻め上がる。
しかし、それを富山のゴール前で防ぐと髙橋馨希が前線へ左足でロングパス。
碓井聖生が頭で落とし、松本が拾って前線へ。
タイミングを見計らって再びフリーの碓井にパスを出し、これを碓井が右足で決めた。
見事な先制ゴールだった。
その後は富山がパスをつないで攻めようとする時間がしばらく続いたが、YS横浜も徐々に慣れてきて、ペースをつかめるようになる。
26分、YS横浜のFW道本が危険なタックルでイエローカード。
しかし、その後の29分、YS横浜がつないで相手陣内に上がり、右サイドからのクロスに萱沼が頭で飛び込んでゴールを揺らす。
これでYS横浜が同点に追いついた。
これで萱沼は、富山から移籍後、鹿児島、八戸、YS横浜とチームを渡っているが、全てのチームで富山相手にゴールを決めたことになる。
さて、その後はややYS横浜ペース。
34分、左サイドからのクロスにヘッドで合わせられるが、GK田川の正面。
逆に35分、富山は松岡がゴール前でミドルシュートするが、相手ゴールキーパーに弾かれ、決まらず。
前半はこのまま1−1で終了した。
3 どちらも決定的なチャンスを作れず
47分、右サイド松岡からのパスを受けて碓井がミドルシュートするが、相手GK正面。
57分、YS横浜が左サイドを突破し、前線につないで脇坂がシュートするが、GK田川が抑える。
58分、YS横浜はMF奥村に代わってDF大越、FW脇坂に代わってFWピーダーセン世穏。
試合は一進一退の展開が続き、どちらも次の1点を狙う。
64分、YS横浜がパス交換から前線に侵入し、FW道本がシュートするが、GK田川ががっちりセーブ。
65分、富山はMF河井に代えてMF佐々木陽次。
66分、富山はフリーキックのチャンスから相手クリアでスローインに。
今季の注目、DF大迫がロングスローを入れようとするが、滑ったのか不発に。
71分、髙橋馨希が左サイドからクロス、相手に当たったこぼれ球を佐々木陽次がシュートするが相手に当たってコーナーキック。
さらにそのコーナーキックの流れから松岡が右サイドでファウルを受けてフリーキック。
末木がゴール前に入れたボールのこぼれ球を佐々木陽次がシュートするが、枠を外れた。
この連続のチャンスで1点を決めたかった。
76分、YS横浜のDF柳がディフェンスラインでボールを奪ってそのまま前線へドリブルで上がったところ、富山のDF川上にゴール前の富山陣内でファウルで止められる。
このフリーキックはシュートまで打たせず、事なきを得る。
79分、MF髙橋馨希に代わりFW吉平。FW碓井聖生に代わりFWマテウス。
富山はだいぶボールを保持できるようになって来たが、なかなかシュートまで行けない。
82分、YS横浜はMF松村に代わりオニオオゴチュクウ、FW道本に代わりMF藤島。今日の入場者は1,177人。
87分、YS横浜の左サイドからのフリーキックはシュートまで行かせず。
89分、右サイド安光の上がりから左サイドにつなぎ、吉平がシュートするが枠を外れる。
90+4分、DF柳に代わり、MF土館。
試合はこのままチャンスが生まれず終了した。
4 戦いは互角だった
寒さに加えて雨という厳しい気候コンディション。
開幕戦ということを考えれば、負けなかったことは良かった。
戦い的にも有利に進めていたとは言えず、結果的には勝ち点1は最低限の結果ではあっただろう。
去年、得失点差で昇格を逃したことを考えれば当然勝つに越したことはないわけだが、それを望めるような状況ではなかった。
前半の立ち上がりは、高さのある2トップへクロスを入れようという意図が感じられたが、それが前半の中頃から後は見られなくなった気がする。
内容的に圧倒できたわけではなく、今年のYS横浜は強そうだ。
5 今節終了時の順位
大宮と岐阜が4−1の勝利で首位。
続いて3−0勝利の沼津。
引き分けは2試合で富山は8位だ。
6 出場メンバーについて一言
MVP
FW 9 碓井 聖生
やはり先制点は大きい。ルーキーで開幕戦にゴールしたのは中西以来かも。
SVP(さば的視点MVP)
FW 11 松本 孝平
先制点をアシスト。存在感は抜群。
MF 33 髙橋 馨希
パスで攻撃を牽引。先制点につながったロングパスは見事だった。
スタメン
GK 1 田川 知樹
ミスはなし。今年も期待。 DF 25 安光 将作 今年は右サイドバックとしてスタメン。大きなミスはなく、良いパスもあった。
DF 46 川上 優樹
センターバックとして高さもあり、パスでも特徴を見せた。
DF 14 下堂 竜聖
失点の場面は萱沼をフリーにしてしまったが、それ以外は安定。
DF 30 大迫 暁
期待のロングスローは不発に。先制点につながるクロスを許す。
MF 24 河井 陽介
さほど目立ったプレーがなかった。
MF 16 末木 裕也
中盤で奮闘していた。
MF 8 松岡 大智
惜しいミドルシュートがあった。
MF 33 髙橋 馨希
同上
FW 9 碓井 聖生
同上
FW 11 松本 孝平
同上
サブメンバー
MF 7 佐々木 陽次
交代で入り、シュートも打ったが、枠に飛ばしたかった。
FW 10 マテウス レイリア
目立つプレーはできなかった。
FW 27 吉平 翼
シュートも打ち、奮闘。
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