【カターレ富山】攻め続けたが引き分けに終わる ホーム 大宮アルディージャ 戦 2024 J3リーグ第17節(2024/6/16(日))
カップ戦を3試合こなし、これが5連戦の最終戦。
ダントツ首位の大宮だが、この試合はホーム。
できることなら、大宮を破って勢いを止めたい。
１ スタメン
スタメンは1週間前のルヴァンカップの札幌戦と比較すると、3人を変更。
また、安光は出場停止。
フォーメーションは4−2−3−1。並びはゴールキーパーが田川。ディフェンスラインは4バック右から西矢、脇本、下堂、神山。ボランチは河井と瀬良、2列目は右に椎名、中に佐々木陽次、左に吉平、1トップにマテウス。サブは、GK齋藤、DF川上、大迫、MF松岡、末木、髙橋馨希、FW碓井、吉平。
沼津はスタメンを1人入替え。
２ 富山が終始攻勢
9分、富山の左サイドMF吉平が中へクロスを入れるが、中のFWマテウスに合わず、相手GKがキャッチ。
10分、富山はDF神山からラインの裏へMF髙橋馨希が抜け出し、シュートするが角度がなく相手GKに防がれる。
逆にそこから大宮のFW杉本健勇がカウンターに行こうとするところを富山のMF瀬良が倒してしまい、イエローカードをもらう。
12分、富山はカウンターからMF松岡が持ち込んで左足でシュートを狙うが枠の右へ。
富山がボールを支配し、リズムを作っている。ただ、大宮が無理せずカウンターを狙っている嫌いがないわけでもない。
18分、富山はFWマテウスが左サイドからクロスを入れるが、中で合わせる選手がおらず。
ここで今日は暑いため飲水タイム。
再開後も富山がボールを保持し、MF松岡が右からクロスを入れてコーナーキックを得る。
しかし、シュートまで至らず。
27分、富山のMF吉平の右サイドへの大きなサイドチェンジからMF松岡が攻め込み、再びコーナーキック。
デザインされたセットプレーだったが、MF吉平が打ちきれず。
29分、富山はMF松岡が右サイドで倒されてフリーキックを得る。
そこから再びコーナーキック。
31分、富山はショートコーナーから攻めて再度コーナーキック。
33分、大宮のFW杉本が富山のDF下堂がクリアした足を蹴ってイエローカード。
その後も富山が攻めて大宮陣内でボールを回し、波状攻撃。
35分、久しぶりに大宮がミドルシュートも枠を大きく外れる。
ずっと富山がボールを持つ展開が続く。
38分、富山はMF吉平がゴール正面から思い切ってミドルシュートも大宮GK笠原が弾いてコーナーキックに。
これがMF吉平の頭にきっちり合ってゴールに入ったかと思ったが、大宮のディフェンスがライン上でかき出す。
41分、右サイドで富山がフリーキックを得るもののシュートには至らず。
前半は終始富山が優勢であったが、スコアレスで終わった。
３ 終盤に先制されたが、何とか追いつく
後半開始にあたり、交代はなし。
序盤は大宮が攻勢に。
49分、大宮のMFアルトゥールシルバがミドルシュートも何とかシュートブロックし、GK田川がキャッチ。
ただ、ここで富山のセンターバック下堂が負傷し、DF川上と交代に。
大宮はアルトゥールシルバがかなり高い位置を取るようになり、攻撃的に。
55分、富山はゴール前に迫り、DF神山がミドルシュートを狙うが大きく上に外れる。
59分、左サイドFWマテウスのクロスにMF髙橋馨希は合わせられず。
そして、同じ59分、右サイドでMF松岡が倒されてフリーキック。しかしこのフリーキックは流れてゴールを割る。
60分、大宮はFW藤井に代わりMF中野。
63分、富山はMF瀬良がミドルシュートを狙い、相手に触ってコーナーキックに。
一度クリアされたボールを再び髙橋馨希が中に入れるとわずかに大宮の選手の方が先に触ってクリア。
その後、さらに富山がコーナーキックを獲得。MF河井のキックに富山の選手が合わせたが、大宮のGK笠原がファインセーブ。
66分、MF髙橋馨希のシュートはこれも大宮GK笠原がパンチング。その後のチャンスも守り切られた。
67分、富山はMF吉平に代わりMF伊藤、MF河井に代わりMF末木、MF松岡に代わりFW碓井。
68分、飲水タイム。
70分、大宮はMF石川に代わりFW大澤、MF泉に代わりMF泉澤。
71分、富山はMF伊藤が中に入れたボールにMF髙橋馨希が走り込んで左足で狙うがゴールの左に外れる。
72分、大宮はアルトゥールシルバがシュートを狙うも富山のGK田川がセーブ。
74分、富山はMF伊藤が深い位置まで攻め込んでコーナーキックを獲得もチャンスには至らず。
なかなか得点が入らないまま試合は終盤へ。
77分、ゴール前からDF神山がミドルシュートするも、これも大宮のGK笠原がファインセーブ。
78分、富山は右サイドでMF髙橋馨希が倒されてフリーキックを得る。
しかし、キックは中に合わずそのままゴールを破る。
こう着状態が続き、80分も回る。
81分、大宮は右サイドからクロスを入れ、それを富山ディフェンスがクリアするが、そのボールをペナルティエリア手前でアルトゥールシルバが拾う。
そのまま持ち込んで左足でシュートするとこれが決まった。
80分を回って大宮が先制。
富山としては想定外の時間での失点になった。
85分、富山はコーナーキックを獲得したところで、FWマテウスに代わりFW松本。
さらに大宮は86分、MFアルトゥールシルバに代わりMF高柳、FW杉本に代わりDF濵田。
89分、右サイドからのスローインでDF西矢がロングスロー。西矢のロングスローは初めてのような気がしたが、それを松本が頭でつなぎ、さらにそれを末木、神山と頭でつなぎ、最終的にFW碓井がシュートするとこれがゴールネットを揺らして同点に。
90+2分、富山はカウンターからMF髙橋馨希が持ち上がり、FW碓井へパス。碓井はターンして左足で狙ったが、わずかにゴールの左に。
さらに90+4分、MF髙橋馨希がゴール前で倒されてフリーキック。
これを髙橋馨希が蹴ると壁に当たり、その跳ね返りをさらに狙うがボールはゴールの上へ。
逆に大宮がカウンターからコーナーキックを獲得。
これは大宮のシュートが外れ、そこで試合は終わった。
４ 勝ちたかった
試合内容としては、首位大宮をかなり圧倒していた。
シュート数で見ても13対6。
かなり押していたのも事実だ。
だが、スコアは1−1。
かろうじて引き分けたというのが現実だ。
これが首位の力なのかもしれない。
内容が悪くても負けない。
これが強さだ。
ただ、この内容をどう見るか。
去年、調子が悪かった中で、負けながらもアウェイの長野戦の後半で攻撃的にできたことを自信にして、その後ある程度持ち直した。
結果が出なくても内容が良かったことはリーグ戦ではいい流れに変えることができる。
次の長野戦につなげたい。
５ ハイライト
試合のスタッツ
６ 今節終了時の順位
大宮は引き分けても依然として首位キープ。
沼津、琉球は敗れ、連勝のFC大阪が3位。
連勝の福島、松本山雅が5位と6位に上がってきた。
富山は5勝7分5敗で12位。
また、2位との勝ち点差は6。
7 出場メンバーについて一言
MVP
FW 9 碓井 聖生
同点ゴールでチームを救った。
SVP（さば的視点MVP）
なし
スタメン
GK 1 田川 知樹
いいプレーを見せていた。
DF 23 西矢 慎平
最後のロングスローは意外なプレーだった。
DF 2 脇本 晃成
安定した守備を見せていた。
DF 14 下堂 竜聖
試合中の負傷が心配だ。
DF 4 神山 京右
左サイドバックとして出場。碓井のゴールをアシスト。
MF 24 河井 陽介
落ち着いたプレーをして攻撃的な試合を演出した。
MF 6 瀬良 俊太
ユースまで自らを育ててくれたチーム相手に奮闘した。
MF 8 松岡 大智
頑張ってはいたが、もう少し。
MF 33 髙橋 馨希
今日は彼の日ではなかった。
MF 27 吉平 翼
奮闘してゴールを脅かしていた。
FW 10 マテウス レイリア
シュートまでなかなか行けなかった。
サブメンバー
DF 46 川上 優樹
下堂の負傷で急遽出場。
MF 16 末木 裕也
途中出場で得点にも絡んだ。
MF 18 伊藤 拓巳
途中出場もそこまで目立った活躍ができなかった
MF 33 髙橋 馨希
後半開始早々にチャンスが来て決めたかった。
FW 9 碓井 聖生
同上
FW 11 松本 孝平
終盤での投入だったが、前線で起点になり、同点ゴールに絡んだ。