【カターレ富山】3試合連続の引き分け ホーム 奈良クラブ 戦 2024 J3リーグ第3節(2024/3/9(土))
3試合目で、ホーム開幕戦を迎えた。
気候は予報ほど悪くはなかったが、それでも時折雪が吹雪く状態でとても寒かった。
後から写真を見ると、朝は結構雪がピッチを覆っていたようで、それを何とか試合開催につなげてくれたスタッフの皆さんには頭が下がる。
それでは試合内容に行きましょう。
１ ハイライト
試合のスタッツ
２ スタメン
スタメンは、松本に代わり佐々木陽次が入った。
フォーメーションは4−5−1。
並びはゴールキーパーが田川。
ディフェンスラインは4バック右から、安光、川上、下堂、大迫。
ボランチは末木と坪川、2列目は右に髙橋馨希、真ん中に佐々木陽次、左に吉平、ワントップが碓井聖生。
サブは、GK平尾、MF脇本、松岡、河井、布瀬谷、FWマテウス、マテウス。
奈良は前節と同じスタメンで来た。
３ 流れをつかまれる（前半）
3分、まず富山がFW碓井の落としを拾ったMF髙橋馨希がシュートするが大きく外れる。
7分、奈良が左サイドを突破し、チャンスを作る。
13分、中盤でMF末木がボールを奪われ、すぐに奈良の國武がロングシュートするが、枠を外れる。
去年、酒井に決められたゴールを思い起こすようなシーンだった。
14分、富山の右サイドを奈良のFW岡田が突破してクロスを上げるが、ゴールラインを割った。
徐々に奈良が圧力を強めてきている。
奈良は再び富山の右サイドを攻めて攻撃。
徐々に奈良がボーrを持つ時間が増えてきた。
19分あたりからピッチ上はまた雪が降り始めた。
20分、富山が左サイドを攻め上がるが、奈良の守備陣に囲まれクロスは上げられず。
21分、右サイドDF安光が上がり、コーナーキックを得るが、そのコーナーキックはすぐに相手にボールを奪われる。
25分過ぎから徐々に奈良がペースを掴み始める。
32分、奈良が右サイドからクロスを入れるが、かろうじてクリア。
続いて33分、奈良クラブの岡田がドリブル侵入しシュートを狙うが、ディフェンスが防ぐ。
36分、末木が左サイドで腰を押さえてうずくまり、しばらく中断。
39分、大迫がゴール前に上がろうとする選手を倒してイエローカード。
雪が30分過ぎから吹雪きだした。
そして、迎えた奈良クラブの右サイドからのフリーキック。
ファーサイドに流れたボールは奈良クラブが再びクロスを上げる。
相手のシュートを防ぐがそれを拾われ、奈良の百田が右足でシュート。
これがフワッとしたボールになり、GK田川はタイミングが合わずにキャッチできず。
そのままゴールに吸い込まれた。
リードを許した後も、奈良の優勢が続き、ボールを支配する。
前半はこのまま0−1で奈良クラブがリードし、終了した。
４ 選手交代で流れを引き寄せる（後半）
1点リードを許した富山は、後半開始から佐々木陽次に代えて松本を投入。
碓井との2トップにして前線からの圧力を高めた。
48分、左サイドの吉平の上がりからチャンスを作り、富山が攻勢を強める。
続く大迫のロングスローの流れから最終的に末木がロングシュートで終わる。
50分、安光にイエローカード。
52分、松本がディフェンスラインを抜けてシュートするが、オフサイド。
53分、吉平が左サイドから右足でミドルシュートは相手に当たってコーナーキックに。
コーナーキックは、結局シュートまで至らず。
富山にだいぶ攻撃の迫力が出てきた。
58分、坪川に代わり、松岡が入る。これにより、髙橋馨希がボランチの位置に回り、松岡が2列目の右サイドに。
58分、早速、松岡がクロスを入れてチャンスを作る。
気がつくと、安光がかなり高い位置、2列目のような位置に上がり、右サイドバックがいない3バックのような形に。
すると、60分、松岡と安光の連携で右サイドを崩し、安光が右からクロス。
そのボールはゴール前の密集を抜け、ファーで待つ吉平まで届いた。
吉平はこのボールを左足でシュートするとこれが決まり、同点に追いついた。
吉平に渾身のガッツポーズが出た。
63分、奈良のコーナーキックにDF生駒が頭で合わせるがゴールは枠の上へ。ここで下堂が痛むが問題なく立ち上がった。
同点になってからは、奈良も攻撃のギアを上げて流れは徐々に奈良へ。
69分、奈良のMF中島がミドルシュートも枠の上へ。
72分、奈良は、MF中島に代わりMF神垣。FW西田に代わりFW嫁阪。
富山はFW碓井に代わりFWマテウス。
73分、奈良は左サイドから前線のFW嫁阪にクロスを上げるがわずかに合わず。
75分、奈良クラブの選手が左サイドからシュートするが、GK田川が抑える。
75分、左サイドのDF大迫からのパスが前線のFWマテウスに通り、吉平につないでコーナーキックになる。
続くコーナーキックの流れから、左サイド末木のクロスから松岡がミドルシュートするとシュートへ左ポストに当たる。
続く大迫の左サイドからのロングスローは松岡がシュートするが相手がブロック。
再び、流れは富山に来た。
80分、奈良はFW百田に代わり、FWパトリック グスタフソン。
85分、富山は右サイドからチャンスを作り、松岡からゴール前で待つ松本にパスを出すがタイミングが合わず。
86分、富山のパスミスから奈良が逆襲。奈良がボールを支配して高い位置までボールを運ぶが何とか富山が防ぐ。
88分、富山が逆に攻撃したが、髙橋馨希のシュートは力なく相手GKがキャッチ。
88分、富山はMF吉平に代わりMF布施谷、MF髙橋馨希に代わりMF河井。
布施谷はJリーグ初出場、河井はJ通算300試合出場。
奈良は、FW岡田に代わりMF桑島。
89分、富山は左サイドDF大迫のクロスから最終的にはMF末木がシュートも枠の上へ。
対して奈良は90分、コーナーキックを得て、そこからのシュートは枠を外れた。
90+3分、左サイドMF布施谷が前線にクロスを入れるがFW松本はオフサイド。
90＋4分、左サイドMF布施谷がパスをヒールでつないでDF大迫が左サイドを突破。そこからのクロスは松岡につながらなかった。
続いて90+5分、奈良のコーナーキック。
しかし、これは富山の選手が頭でクリアし、これで試合終了。
試合は1−1で終了した。
５ 前半は富山、後半は讃岐
前半と後半で全く違ったゲームになった。
前半は富山にチャンスが多く、惜しいシュートもあった。
この時間帯に何とかして点を取っておきたかった。
後半は讃岐が選手交代の効果もあったのか、主導権を握りパスを回せるようになった。
特に、川西がパス回しによく絡み、チャンスを演出していた。
富山ではしばらく見れなかった川西らしいプレーだった。
ただ失点は許さなかったことは評価していい。
まだ攻撃陣がうまくはまっているという感じではなく、攻撃パターンができていない印象だ。
ここは徐々に改善されると信じているが、ボランチの存在感がまだ薄いように感じている。
一方守りの方はGK田川のファインセーブもあったし、ディフェンスも固かった。
勝ててはいないが、負けてもいない。
苦しい試合でも勝ち点を拾うことはできているので、何とか次はホームで勝利をつかみたい。
６ 今節終了時の順位
連勝チームは、第3節が4月に行われる大宮も含めてFC大阪、今治の3チームになった。
沼津は今治との対戦で初黒星。
富山の3連勝チームとの差は早くも勝ち点6差、3引き分けで順位は暫定9位となっている。
7 出場メンバーについて一言
MVP
MF 27 吉平 翼
ホーム開幕戦で同点ゴールを叩き出す。
SVP（さば的視点MVP）
MF 8 松岡 大智
途中出場で流れを変えた。
DF 25 安光 将作
思い切ってあげたクロスでアシストを記録。
スタメン
GK 1 田川 知樹
1失点目、タイミングが合わなかったのかもったいなかった。
DF 25 安光 将作
同上
DF 46 川上 優樹
1失点はあったが、守りは固い。
DF 14 下堂 竜聖
1失点でしのいだ。
DF 30 大迫 暁
タイミングのいい上がりで攻守に貢献。
MF 16 末木 裕也
パスを繰り出して後半の攻撃に貢献。
MF 17 坪川 潤之
奈良ペースをはね返せず。
MF 33 髙橋 馨希
ボランチに下がってから縦横無尽に動いて中盤を活性化。
MF 7 佐々木 陽次
奈良クラブのペースを崩せず、前半のみの出場。
MF 27 吉平 翼
同上
FW 9 碓井 聖生
後半は松本とのコンビでゴールに迫った。
サブメンバー
MF 8 松岡 大智
同上
MF 24 河井 陽介
終了間際に投入され、中盤の安定に貢献。
MF 28 布施谷 翔
出場時間はわずかだったが、ヒールパスで会場を沸かせた
FW 10 マテウス レイリア
ある程度相手に脅威は与えているが、もうワンランク上のプレーができるはず。
FW 11 松本 孝平
後半開始から投入され、攻撃の流れをつかんだ。
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