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【カターレ富山】悪夢の後半 アウェイ FC琉球 戦 2024 J3リーグ第7節(2024/3/30(土))

ここまで6試合で1勝4分1敗。 決して悪いと言えるまでの内容ではないが、よくもない。 守備はよくやっているが、攻撃陣に迫力がないということははっきりと言える。 アウェイでどこまで攻撃的に戦えるかという試合になる。


1 ハイライト

試合のスタッツ

2 スタメン

スタメンは2人入れ替え。碓井に代わってマテウス、伊藤に代わって吉平。
フォーメーションは4−4−2。 並びはゴールキーパーが平尾。 ディフェンスラインは4バック右から、大山、脇本、神山、西矢。 ボランチは末木と河井、2列目は右に松岡、左に吉平、2トップは松本とマテウス。 サブは、GK田川、DF下堂、MF坪川、伊藤、安光、髙橋馨希、FW碓井。

琉球はスタメンを4人入れ替え。

3 積極的なシュートで1点リード

開始早々、1分もたたないうちにFW吉平がミドルシュート。 続いて、2分、吉平が高い位置でボールを拾ってクロスを上げてコーナーキックを得る。 琉球は6分、MF高安がシュート。 それから、琉球がボールを持つ場面も増えた。

富山は11分、松本がポストプレーから振り向きざまに左足でシュートもゴールの左へ。 同じ11分、琉球は右サイドをえぐって中へクロスを上げるが、何とか富山が守る。 16分、琉球はFW白井が反転してシュートも枠を外れる。 17分、富山はフリーキックを得るが、シュートまでは至らず。

そして24分、富山はゴールキックからのこぼれ球をFW吉平が拾い、思い切ってミドルシュートするとこれが決まり、富山が先制した。

アウェイで重要な先制点を奪い、今日は戦えるのではないかという気持ちが芽生えた。 25分、琉球はFW白井がペナルティエリアにボールを持ち込むが富山のDF神山がスライディングでかろうじてクリア。少しでもずれていたらPKを取られていただろう。 28分、審判と琉球のMF岡澤が接触し、しばらく試合が中断。 その直後の29分、富山のMF末木が相手の突破を倒してしまい、イエローカードをもらう。 33分、MF河井のパスカットからDF西矢がシュートするが、大きく枠を外れる。 34分、裏に抜けたFW松本が右サイドからクロスを上げ、ファーで待つFW吉平が頭で狙うと相手に当たってコーナーキックを得る。 続くコーナーキックにDF脇本が頭で合わせるがシュートは枠の上へ。

その後は、琉球に攻められる場面がありながらも、前半は1−0でリードして折り返した。

4 勢いに飲まれた

後半開始にあたり、両チームとも選手交代はなし。

47分、まずは富山のMF松岡が右から切り込む得意の形でミドルシュートするが、ゴールの右へ。 49分、琉球のディフェンスラインからロングボールが富山のディフェンスラインの裏へ。琉球のFW白井が抜け出そうとするところ、ペナルティエリアで富山のMF大山が競り合い、激しい接触ではなかったが、手をかける動きが見られ、そこで白井が倒れてPKの判定に。 PKは一旦富山のGK平尾が止めたが、その跳ね返りを琉球のMF富所が決めて、琉球が同点に追いついた。

これだけならまだここから落ち着いてゲームを進めればよかったところだが。

続く53分、琉球のパス回しに、裏へ抜け出そうとするMF富所を富山のMF末木が倒してしまい、これで末木が2枚目のイエローカードをもらい退場に。1人少ない状態で残り35分を戦うことになってしまった。 また、この時に何があったかはっきりしないが、GK平尾にもイエローカード。

ここでの琉球のフリーキックはGK平尾がファインセーブで防ぐ。 1人少なくなった富山はFWマテウスに代えてFW碓井、FW松本に代えてMF髙橋馨希を入れ、ボランチに配置する。

1人少なくなってからしばらくは、むしろ富山の動きが整理されて悪くない感触もあり、押し込むこともあった。

しかし、その時間も長く続かず、63分、琉球が富山の右サイドをワンツーで崩して、左ウイングバックの高安が抜け出してシュートを決めた。 これで1−2と逆転される。

得点後の64分、琉球はMF平松に代えてMF幸喜、MF高安に代えてFW高木。

この得点でさらに琉球は動きが良くなる。

69分、大山がボールを奪われ、琉球のシュートにつながるがシュートは枠を外れる。
70分、富山はPKを与え、2点目も防げなかったMF大山に代えてMF安光。

しかし、その後も琉球が中盤でのボールカットから逆襲し、FW白井がドリブルするところをGK平尾が倒してしまい、PKに。
どちらが先に触れたかは微妙にも見えたが、ボールの動きを見る限りわずかに白井が先に触れたのだろう。
ただ、先ほどイエローカードをもらっていたGK平尾に2枚目のカードが出るのかと思いきや、それが出なかったのだけは助かった。
PKは、蹴るコースをGK平尾は読んで手に触れたが、ボールの勢いが勝りそのままゴールに吸い込まれた。
これで1−3と2点リードを許す。

その後、74分、富山は琉球の右サイドでフリーキックを得る。
MF松岡のキックにDF神山が合わせようとするが、琉球GK六反がパンチングで逃れる。

77分、富山はMF河井に代わってMF坪川、MF松岡に代わってMF伊藤。
琉球はMF富所に代わりFW野田、FW白井に代わりFW庵原。

81分、カウンターから富山のFW碓井が左足で狙うが、琉球GK六反がのセーブに防がれコーナーキックに。
そこからコーナーキックが3本続いたものの、結局相手ボールになり、攻撃は終了。

その後、琉球がボールを支配し、86分、琉球MF岡澤がシュートするも枠を外れる。
続く88分、富山がコーナーキックはFW碓井のシュートが外れる。
そして、90+1分、MF上原に代わり、DF荒木。

90+3分、富山のMF吉平からMF伊藤にスルーパスが出て決定的なチャンスになったが、伊藤のシュートは左に外れてしまった。
これはもったいなかった。

最後のチャンスを逃し、結局、そのまま試合終了。

5 琉球の攻撃を止められず

後半に入って、1点を追って攻撃的に来た琉球の波を止められなかった。
特にFW白井の速さに翻弄された感がある。
1失点目は大山もスピードがあるが、うまくコース取りをされて思わず手をかけてしまった。
2失点目は再びPKを与えてはいけないと大山が強く行けなかった
3失点目も白井のスピードにやられた感じだ。

後半早々に1人少なくなり、アウェイで難しい戦いになったことは確かだが、負けるにしてもせめて1点差にとどめたかった。
1人少なくなってからもチャンスがなかったわけではない。

ちょっともったいない負け方でもあった。
ただ、これを引きずらずに次の試合に臨んでもらいたい。

6 今節終了時の順位

岐阜が勝利して首位に立った。
大宮は北九州と引き分けて2位に。次節はその北九州との対戦になる。

今日の負けで1勝4分2敗で10位から13位に転落した。

7 出場メンバーについて一言

MVP
なし

SVP(さば的視点MVP)
GK 42 平尾 駿輝
PKを与える場面もあったが、PKも一度は防ぐなど、よく守っていた。
FW 27 吉平 翼
前半のシュートは見事だった。

スタメン
GK 42 平尾 駿輝
同上
DF 20 大山 武蔵
PKを与えるなど、後半は精彩を欠いた。
DF 2 脇本 晃成
直接、失点に絡む場面はなかったが、流れを止められなかった。
DF 4 神山 京右
脇本同様、守備に追われた。
DF 23 西矢 慎平
チャンスを作れず。
MF 24 河井 陽介
運動量で存在感はあったが、結果に結び付けられなかった。
MF 16 末木 裕也
退場で流れを相手に渡してしまった。
MF 8 松岡 大智
右サイドから攻撃を支えたが、前半はなかなかチャンスを作れなかった。
FW 27 吉平 翼
同上。
FW 11 松本 孝平
流れをつかめなかった。
FW 10 マテウス レイリア
それほど目立たなかった。

サブメンバー
MF 17 坪川 潤之
河井に代わって入るも流れを変えられず。
MF 18 伊藤 拓巳
アディショナルタイムの大チャンスは決めたかった。
MF 25 安光 将作
やられていた右サイドを落ち着かせた。
MF 33 髙橋 馨希
ボールを相手に渡さず、奮闘した。
FW 9 碓井 聖生
シュートチャンスを作ったのは惜しかった。

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