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【カターレ富山】観測史上最大の豪雨の中、魅せたレフティーモンスター 天皇杯3回戦 カターレ富山 対 アルビレックス新潟 (2023/7/12(水))


1 ハイライト

試合のスタッツ

中2日の3連戦の2試合目。
J1新潟とホームで対戦。

2 スタメン

スタメンは、リーグ戦からGK田口とDF大畑以外は総入替え。
システムは4−4−2で、GKは田川。
4バックは右から神山、林堂、大畑、安藤。
ボランチは、坪川、柴田のコンビ。
中盤は右に松岡、左に伊藤。
2トップは高橋駿太とマテウス。

サブは、GK柴崎、DF柳下、MF末木、安光、アルトゥールシルバ、FW大野、吉平。

3 度重なる中断、激しい豪雨の中、松岡大智が輝く

当日の印象、ニュース映像を見ての振り返り。

今日はゴール裏で応援した。
いつでもなくおそらくサッカー部?と思われる高校生の観戦が多かった。
あまり観戦したことはないのだろうが、チャントを聴きながら参加していた。

前半は、ほとんど雨はなく、順調に行われていた。
その中で、新潟のボール回しが早くて正確。
なかなか流れをつかめないなか、前半20分に失点。

後半開始直前、雷が近付いているということで、後半開始が遅れた。
その後、試合は再開されたが、雨の激しさはこれまで味わったことがないものだった。
試合再開で席に戻る時、後ろで見ていた高校生の集団からこのチャントは何と歌っているのかと聞かれる。

「立ちーあがーって、歌おうーー」と答える。

後半、激しい雨の中、流れは変わった。
応援のテンションが一段上がり、選手も気持ちが昂ったのではないか。

視界も遮られるほどの雨の中、58分、松岡が左サイドから中に切り返して、ファーサイドにミドルシュートを決めた。
雨でボールが滑るのもいかして、思い切って打ったシュートを相手GKは止められなかった。

68分、伊藤に代えて吉平、高橋駿太に代えて大野。

そして、78分、左サイドを吉平が持ち上がり、逆サイドでフリーの松岡にパス。
松岡は中に切り返して左足で今度はニアに蹴り込んだ。
ついに逆転を果たした。

81分、マテウスに代えて安光。
なぜ、と思ったが、映像を見たらマテウスはかなり疲れていたようだったのでやむを得なかったか。
ただ、リードしていただけにもう少し守備に自信のある選手を入れても良かったかも。
吉平がトップに入り、安光が2列目の左サイドに。

そして、まさにその直後だった。
82分に、新潟左サイドのボール回しから太田に決められる。
リードする時間は短かった。

試合はそのまま延長に。

この間も何度か雷で中断はあり、雨は過去見たことがないほどの降り方。
延長に入った95分、富山の左サイドからクロスを入れられ、勝ち越し点を決められる。

そして、延長後半に入ろうとする時、雷が鳴り、また中断。
雨は依然として激しい。
結局、試合はそのまま中止となり、1週間後にその時点から再試合となった。
後から振り返ると観測史上最大の降水量だったのだとか。

それにしても凄い試合だった。
帰り、駐車場から出るところも水がたまっていて、タイヤがかなり埋もれるほどの量だった。

歴史に残る試合として刻まれた。

5 出場メンバーについて一言

(中断前まで)
MVP
FW 8 松岡 大智
 後半、一時は逆転となる2得点。ゴールキーパー泣かせの雨の中、思い切って狙った左足が冴え渡った。

SVP(さば的視点MVP)
FW 10 マテウス レイリア
 雨の中で、新潟のディフェンス相手に見せたドリブル、ボールキープは見事だった。



残り15分はお互い1点ずつ取って最終スコアは3−4で新潟の勝ち。
富山は終了間際に柳下がゴールを奪って迫ったが届かなかった。

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