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【Kis-My-World 15/09/17 東京ドーム】とにかくかっこよかったのでDouble Upの感想だけ書きました(取り急ぎ)


「ニカ千」が好きだ。つまり、Kis-My-Ft2の二階堂高嗣さんと千賀健永さんが好きだ。本人たちがドル誌で「言われすぎてやりづらい」と吐露していて「なにそれ可愛い」とむせ返りそうになったけど、構わず言う。控えめに言っても、ぶっちゃけ、ニカ千が、目に入れても痛くないくらい好きだ。


どうにもわたしは、人の見た目や言動に対しては、「かっこいい」よりも「かわいい」と反応する。アイドルに対してもまた然り。「二階堂さんかっこいい」と口にした回数は多分思いの外少なくて、「二階堂さん可愛い」「ニカ千ちゃん可愛い」「千賀さん可愛いずるい」と言っている回数の方が断然多い。多分、「二階堂さんかっこいい」って口に出して言ったこと、一度もなかった(ひどい)。いや、心の中で思ったことはあるんだ多分。だけど、自制が利かずに「かっこいいいいいい」と口に出てしまったことは一度もなかった(ちなみに「二階堂さん可愛い」は毎晩言ってました)。何ならわたし、慎吾くんにも佐藤健(別枠で8年くらいファンやってる)にも藤原竜也(これまた別枠で10年以上緩いファンやってる)にも「かっこいい」って言葉はほとんど使ったことないと思う。多分わたしにとって、「かっこいい」という言葉を口にするのは、そこそこ勇気がいることだ。


それが、この夜は一体何回「かっこいい」って口にしただろうか!9月17日、東京ドームで見たニカ千は、「ニカ千ちゃん」なんて呼び方するのも憚られるくらいかっこよくて、クールで、キマっていた。メモは取らない主義なので、記憶が薄れないうちにちゃんとしたレポを書きたいと思っているのだけど、どうしても先にこれだけ書きたいので、一切薄まっていないこの濃度のまま「Double Up」の感想だけ書かせてください(※基本的に、このノートは9月17日の夜に書いたものです)。もう、レポでもなんでもないです。感想文です。ニカ千(というか二階堂さん)がかっこよかったよ、というだけの話です。


まずは映像、色っぽいお姉さんにビンタされるニカ千。おかしな言い方だけど、「男」だった、「男子」ではなくて。ニカ千って末っ子だし、どうしても「男の子」って感じが拭いきれないんだけど、赤系の衣装にキャップで決めた二階堂さんと、青系の衣装にクール系で決めた千賀さんは、ちゃんと大人の男性だった。この時点で一度、ぞくっとしてしまって。映像は、曲に合わせてちょっぴりオールディな感じ。セピア色がかったニカ千に、アナログ盤を使ったDJ風の映像(伝わらない)。それをバックに、二人がそれぞれのパートを歌い、踊る。


照明が、ばーーっとニカ千を包む。上から見てたらちょうどライトで二階堂さんと千賀さんが見えなくなって、その代わりシルエットがすっと浮かび上がって。二階堂さんが浮かび上がったのがちょうど一塁側(三塁側スタンド席から観てました)でよく見えて。シルエットだけで十二分に仕上がってやがる、と思いました。昨日のコンサートで全編通していちばん息を呑んだのは、多分このシーン。二階堂さんの、シルエット。本当に、綺麗な立ち姿。


千賀さんの歌声は伸びがよくて、よく響く美声。いい意味で、音源で聴くのとほとんど変わらない。安定してました。一方、二階堂さんの声は少しかすれていたような。あまり喉の調子よくなかった…?だからというわけではないけれど、歌い方の端々がちょっぴり中居くんみたいでした。好きなタレントに似る、ではないけれども。というかダンスがもう、中居くん。本当に中居くんのこと好きなんだな、と、SMAPファンとしては嬉しい限り。2人のダンスは当然息ぴったりで(2人の振付だと千ログか何かに書かれていたような)キレッキレで。相当こだわって作り上げたものだと思う。


二階堂担なのでやっぱり2番のラップを心待ちにしていたんだけど、「記憶が薄れる前に書きたい」とか言っておきながら実はあまり覚えてなくて(笑)なにせ、息もできないくらい緊張してた、わたしが(笑)。二階堂さん、目の辺りまでかぶった帽子のせいでちょうど表情が見えなくて。アイドルとしては顔が見えないのはいただけないのかもしれないけれど、それがとても雰囲気があって。顔が見えない方が雰囲気があって良いって、ひどいこと書いてるかな(笑)。でも曲調にもラップにもその姿がとても合っていて、要は顔が見えないにも関わらずすごくかっこよかった。

一番書きたかったのは、2番の「Let's do it」のこと。ちょっと囁く感じとでもいうのかな?1番の「Let's do it」は力強く、音源で聴くのと同じようなテイストで言っていたんだけど、全然違っていて。もっと大人びた、少し陰のある言い方。ラップって、ただ言葉をカッコつけて言うだけじゃないの?!こんな引き出しあるの?!と思った。「it」ってなにー!この子何する気なのー!って(暴走)。

二階堂さんの声はハスキーで力強くて、やっぱりラップが似合うんだ。千賀さんの甘い歌声とは対極的で。だけど、ただゴリゴリのラップを見せてくれるだけじゃなくて、表情のあるラップができるのは凄い強みだと思った。ライブでやる以上音源と同じじゃ意味がない、と思ったのかなぁ。この曲では確か3回「Let's do it」が出てきたと思うんだけど、どれ一つとして同じ「Let's do it」は無かった。ちゃんと、違う色になってた。なんかな、1曲じゃ全然物足りない。もっともっと聴きたかった。

「Hey Girl」も同じで、少し大人びた言い方だった。女の子を誘ってるんだけど、無邪気な少年じゃなくてセクシーな大人。押し倒すんじゃなくて、ソフトな壁ドンでした(意味不明)。それでいて、「一緒に!」っていう煽りはちょっと少年らしさがあったりなんかもして、完璧でした(モンペ)

そういえば、ステージの使い方もすごくかっこよくて。最初はメインステで、千賀さんと二階堂さんの後ろそれぞれにJr.がついていて。で、2人とも真ん中の花道に出てきて、ダンスしながら徐々にセンステに出てきて、最後はバクステ。ステージを縦に使いきって、ど直球の「かっこいいアイドル」でした。キスブサで「かっこいいアイドルのユニット曲」なんてお題があれば、問答無用で同率1位をあげちゃう(宮玉・わたたいは「かっこいい」ではなかったし、藤北のあれは多分「尊い」だからちょっと異質)。


間奏ではニカ千2人でバク宙。綺麗に揃ってた。千賀さんが着地少しよろけてたのが心配。その後のダンスもかっこよかった。2階席から、だいぶ遠くから見ていたんだけれど、それでも指先まで綺麗なダンスをしてるのはとても良く見えた。


間奏が終わって、一瞬音が止んで。バクステで2人で「Let's do it」。2人で!!!!ずっと二階堂さんがこだわり続けてきた「Let's do it」を2人で!!!ありがとう千賀さん!!!(号泣)と盛り上がっている間に曲はどんどん終盤へ。最後の決めポーズとハイタッチも決まってました(号泣)。



欲を言えば、もうちょっと余韻を残してほしかった。曲順が少しもったいなかったな、って思う。次が「証」だったから、皆すぐにペンラの色を赤とピンク(ほとんど赤だったかな、さすがみっくんの誕生日)に色を変えてしまって。それが悪かったと言うつもりは毛頭ないし、実際「証」「FIRE!!!」はめちゃくちゃ良かったし、じゃあこうすればよかったんだという提案があるわけでも何でもないんだけれど、あまりにも余韻に浸る時間が短すぎて、それが本当にもったいなかった。


かっこよかった、しか言葉が出なかった。間近で見たかったけど、でも最初のシルエットが見られたから遠い席でよかったかなって気もするし、とにかくニカ千が本気で「かっこいい」を作り上げてたのが何よりもかっこよかった。しっとりとした雰囲気の中でJr.を引き連れて、それでいてガシガシと踊る2人は、どのユニットよりもかっこよかったです(モンペ)。このコンサートは正直、全部手放しで良かったとは思えてなくて(とりあえず、鏡の国って設定はもう少し活かしてほしかったぞ、最初聞いてすごくワクワクしたんだから)。だけど、個々の演出とかダンスとかには相当こだわっているんだろうなというのが見えたし、その最たるものがユニット曲でした。ニカ千に、永遠にスタンディングオベーションしてたい。


取り急ぎアルバムの「Double Up」を聴いて、あの衣装の彼らを脳内再生したいんだけど、一夜明けた今でも2番のあの囁くような「Let's do it」が耳に焼き付いて離れなくて。それを上書きするのはあまりにももったいないような気がして、だからしばらく「Double Up」は聴けないと思う(笑)。甘くて、ちょっぴりビターで、後ろからいきなり抱き締められたかのような衝撃でした(言い過ぎ)。ちょっと思い出しただけでドキドキするくらいのものを見せてもらったのに、それに対して自分は感想を直接伝えたりありがとうと言ったりすることはできなくて。だけど最早、その距離感すらも愛おしく感じる。アイドルって尊いなぁ、って。何だこれ、拗らせすぎ。誰か早くわたしをこの沼から救い出してください。いや、やっぱり、まだまだこのままで良いや。


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