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映画感想文「サバカン」遠い日の夏休みが蘇る、草彅剛がいい味出してる

遠い日の夏休みが蘇った。

1986年夏、長崎。ごく平凡な小学5年生の久田は、夏休みのある日、シャツを2枚しか持たず貧しさから同級生に距離を置かれてる竹本と山の向こうのブーメラン島に旅する羽目になる。

まるで「スタンドバイミー」な、少年たちのひと夏の冒険物語が、じんわり沁みる。

口が悪く、手も出るが愛情に溢れた久田の両親を演じる、尾野真千子と竹原ピストルが、めちゃめちゃいい味出してて、泣ける。また、成人した久田を草なぎ剛が演じ、味わい深い語りで物語を締める。

誰もが、遠い夏を思い浮かべノスタルジアに駆られるであろうテーマ。加えて最近では珍しい、1時間36分。観やすさも良き。

おすすめ。

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