映画感想文「DOG DAYS 君といつまでも」キュートで目が離せない、ユ・ヘジンの魅力全開
この人には密かに注目してる。
それが本作の主人公、ユ・ヘジンである。
決してイケメンではない(失礼)。だけど妙に記憶に残る顔。そして演技。なんていうか、美男ではないが、存在自体に華があるのだ。そして、演じる役の幅が広い。
振り返ればこの一年で彼の作品はこれで四つ目。これ、凄くないか?
「梟-フクロウ-」での狂気的な王、「マイ・スイート・ハニー」でのお人好しで奥手の研究員、「コンフィデンシャル」の鮮やかなアクションの刑事。
また私は未視聴だが、公開中の「破墓 パミョ」にも出てるらしい。なんて、売れっ子なのだ。
本作ではきっちりした性格の犬嫌い、ミンサンを演じている。そんな彼が周囲の犬好きたちと触れ合ううちに変わっていく。そんな様が緩く、いい感じにあったかい。顔を歪めて困ったり怒ったりの表情が豊かで引き込まれる。
気持ちが荒んだ時、疲れた時に見るべきほんわか作品である。