![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141616215/rectangle_large_type_2_4fc27ed23f3390e37a1eb62b3d3cd1f6.jpg?width=800)
映画感想文「碁盤斬り」ある不器用で実直な男の物語。静かに胸を打つ
不器用な男の物語である。
生まれ育った藩を追われ、浪人となり江戸へ。「武士は食わねど高楊枝」を地でいく、誇り高き真面目人間の格之進(草彅剛)。
江戸の下町長屋に娘のお絹(清原果耶)と住み、倹しい暮らしを送っている。趣味は囲碁。それも実直な嘘偽りのない碁を打つ。
ある日、訪ねてきた同僚。彼から聞いた話である人物に復讐を誓う。その行方はどうなっていくのか。
何度も「えー、そうくるか」と焦ったくなる、生真面目ぶり。そんな役柄が憑依したかのような草彅剛の演技が素晴らしかった。
娘役の清原果耶も言うまでもなくとても良かった。武士の娘を凛と演じていた。
また粋な計らいを見せる小泉今日子、市村正親らの演技も物語をピリリと締めていた。
なかなか見応えのある時代劇。おすすめ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?