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今月のイギリスはなぜ寒かったのか? #8

Prologue

どうも、さかなばです。
最近、Londonはやっと暖かくなり始めましたね。それでもまだ夜は寒かったり…。昨日友達たちと夜ピクニックで人狼をしていたのですが、あまりにも寒くなってきてみんな逃げるように帰宅路につきました苦笑

5月中旬頃までは結構晴れていていい感じだったので、ピクニックをしたりピクニックをしたりして笑、晴れを満喫していたし、なんだったら「夏が来たね☀️!」っていう感じだったので、この6月は消化不良というイギリス民は多いのではないでしょうか?

さて、そんなさかなばさんはどうだったかというと、タイトルにある「今月のイギリスはなぜ寒かったのか?」ということを考えていて、もちろん消化不良な部分はありつつもなんだかんだでこの状況を楽しんでおりました苦笑
実は、とある大学院で「お天気」の研究をしていた者でして、こういうことにめっちゃ興味があるわけです。

というわけで、多分みんな気になっているであろう、「今月のイギリスはなぜ寒いのか?」を少し説明してみようと思うので、興味がある方は読み進めていただけると嬉しいです👍

鍵はJet Stream(偏西風)の位置

と書いたわけですが、そもそもJet Stream(偏西風)って何でしょうか?
昔、中学の社会や理科で習った気がするー or 海外旅行で飛行機によく乗る方は、Jet Stream(偏西風)によって行きと帰りの所要時間が変わることはなんとなーく知っているかなと思いますが、一般生活で使うことはないであろう知識です苦笑

ざっくり言えば、ヨーロッパや日本の上空でめっちゃ強い西風が吹いていて、そいつのことをJet Stream(偏西風)と言います。

「今月のイギリスはなぜ寒いのか?」の答えは「Jet Stream(偏西風)の位置がいつもの年より南に寄っていたから」ということになります

と言っても「何それ?」と思うでしょうから、もう少し詳しく説明しますね。

Jet Stream(偏西風)の位置がなぜ地上の気温に関係するのか

そもそもJet Stream(偏西風)とはどんな場所に出来ているのでしょうか。
細かいところは置いておいて、ざっくりで言えば、Jet Stream(偏西風)は「暖気と寒気の間」に出来るのです。Jet Stream(偏西風)の北側が寒気、南側が暖気ということになります。

つまり、Jet Stream(偏西風)の位置がいつもの年より南に寄っていてイギリスの南側を通っているということは、イギリスは寒気に覆われる、つまり寒いということになります。

ついでに言うとJet Stream(偏西風)が蛇行しているとそれに伴って低気圧が発生します(その辺のメカニズムを説明し出すと大変なので割愛)。今年の6月、低気圧による雨が多かったのはそういった事情もあったりしました。6月の寒さと雨は無関係ではなかったのです。

Epilogue

本当は、「なんでJet Stream(偏西風)の位置がいつもの年より南に寄っていたのか」という部分まで書きたかったのですが、それをしていたらこの記事を出すまでに時間がかかりすぎるということで諦めました(苦笑)。それに伴って、地球温暖化と関連があるのかというのも気になると思うのですが、それも今度に回します。
また、色々落ち着いたら調べて書いてみようかな。

まぁ、そんなわけで、イギリスの夏に幸あれ☀️

<書き手の自己紹介>
201X年よりとある大学院でお天気の研究をしていました。今の奥さんである彼女と2020年に出会い、その彼女がカナダ🇨🇦に行くことが決まっていたので一緒に行くことを決意。それから2021年7月〜2023年5月まではVictoria🇨🇦、2023年5月からSan Jose🇺🇸に在住。2023年後期のYMS🇬🇧にも当選し、2024年3月3日に渡英。現在London在住。


Canada在住のさかなばです♪時間ができたら、カナダのお菓子や小物を紹介したいなと思っています!