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自己紹介

はじめまして。双極さーちゃんと申します。

双極性障害の当事者で、30代の帰国子女です。

日本で生まれ、10代前半で欧州に移住し、20代後半で病気を発症しました。

2015年に初めて鬱を発症したのがきっかけで、それから自分の気分の波についていけなくなり、必死にネットで調べたところ、該当すると思われたのが双極性障害でした。その病名を引っさげて、専門医のところへ行き、「わたし、双極性障害だと思うんです」と受診。そこからラミクタールを飲み始めました。

はじめの数か月は、薬の効果で底上げがされていました。(その様子を記したブログをnoteのマガジン『異国の地で双極性障害になっちゃった』として公開していますので、気になる方は、ご一読ください。)

しかし、ある一定以上からは気分の波が変わらず、なにより鬱が改善されなかったので、薬を調整しつつ、カウンセリングを受けることに。そこで、「あなたは双極性障害ではない」と言われ、自分の病気を疑う日々が始まりました。

「わたし、本当に双極性障害なの?」

そこからが、本当の苦しみの始まりでした。

カウンセラーを何人変えても、口をそろえて「あなたには躁状態がない」と言われ続け、段々と精神科の主治医を疑うようになりました。医師と相談の上でしたが、薬を中断してみたり、無理やり運動してみたり…。当時は、服薬しないでも大丈夫だと思い込むようになっていました。

2016年に今の夫と出会うまで、気分の波は最大限に悪化し、本当に精神的にボロボロになってしまっていました。

体調が安定しないまま、紆余曲折あり生まれ故郷に帰国。その後、結婚した夫も同じ病気を患っていたので、いろいろと相談できる相手ができ、病気にも真剣に取り組む毎日が始まりました。

それから、3年。

いろんな薬を諦めずに試す中で、大きく体調を崩してしまう時期もありましたが、最終的にはエビリファイが効果を発揮し、今は、以前と比較すると、安定した生活が送れています。

気分の波が消えたわけではなく、双極性障害が寛解したとも思っていません。今も、気分に多少の波はあり、一日中疲れを感じることもあります。(※追記: 2021年に寛解し、服薬を続けながら、波のない日々を過ごしています。)

でも、気分の波は確実に小さくなって、今、生きているのが楽です。

そして、数年前は想像すらできなかった、「毎日、幸せだな」と思える日々を送っています。

あのとき、自分が本当に双極性障害かどうか、疑ってしまい、苦しすぎた毎日を過ごしていた自分。その時の自分が「喉から手が出るほど欲しかった情報」「知っておきたかったと思える事」を発信できればと思い、noteとtwitterを始めました。

双極性障害という病気と、共に生きるということは、並大抵のことではありません。ただ生きてるだけでも、すごいことです。私は自分でも、そう思っています。生きるのが苦しくて、当たり前。それが、この障害です。

でも、「病気にまいった」をして、「戦う」のではなく、「共存」しようと切り替えると、不思議と症状は緩和されていきました。

「自分を変えたい」ではなくて、「これも自分だ」と思えた事。

エビリファイという薬に出会えたことと同じくらい、大きな発見でした。

双極性障害と仲良く生活できるために、皆さんと情報をシェアしていけたら、幸いです。

よろしくお願いします♡


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