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”自分を労る食事”はできているか

昨日は、約13年ぶりの非会社員1日目。

退職後は、健康保険の任意継続の手続き、国民年金の加入、雇用保険の手続きなどなど、馴染みのない多くのタスクが降り掛かってくる。

事前にリストアップして確認したら、申請書を用意したり、区役所に行ったりと、なかなかの難易度……!

脱サラした人はみんな、これだけのタスクをこなしていたのか……と驚愕した。

そんな気持ちだったせいか、焦りすぎてしまい、まだ離職票も届いていないのに早々に区役所に突撃してしまい、門前払いをくらった。

※ 門前払いと言っても、区役所の職員さんたちの対応、ご説明、オペレーションは本当に素晴らしく気持ちが良かった。去年までいた自治体はこんなに親切ではなかったので、自治体でこんなにも違うのかと驚いた。自分たちが受ける行政サービスの拡充のためにやっぱりみんな選挙に行こう。

朝からヨガを1時間15分やり、食料品の買い物をし、昼から区役所に行き、いつもとは違う頭をフル回転させた割には期待した成果は得られず。
帰ってきた頃には、もうクタクタになっていた。

でも、平日は毎日英語のレッスンを受けると決めている。
ほとんど働いていない頭で、ちゃんと帰宅後に英語のレッスンを受けた。偉い偉すぎる。

流石にもう疲れた、もう動けない、と思いながらも、昼に買ってきた豚バラブロック肉と、揚げ浸しにしようと思って選んだ野菜たちが頭から離れてくれない。

「つかれた」を連発しながらも最後の力を振り絞り、なんと3品も料理を作った。

わたしは暇なときほど家事をサボり、忙しいときほどなぜか手の込んだ料理を作ってしまう傾向がある。

休職に入ってからというもの、食事はほぼ、パスタかそうめん、サラダうどんで献立を回していた。

まさか休職に入ってから一番疲労困憊のこの日に、一番丁寧で手の込んだ食事を作ることになるとは。

しかし、その美味しいこと……!

久しぶりに口にしたバルサミコ酢でつけた脂いっぱいの豚バラ、旬の夏野菜をふんだんに使いレモン汁を効かせた揚げ浸し、みょうがのすまし汁、そして白米……

最高の夏献立料理たちを咀嚼するたび、その美味しさとエネルギーが、わたしの疲れた身体に染み渡っていくのをはっきりと感じることができた。

思えば、これまでの休職期間中、自分と「向き合う」ことばかりに集中して、自分を「労る」ことはあんまりできていなかったのかもしれない。

自分を労ることの最たる例は、食事なんだと、このとき確信した。

旬の野菜をふんだんに使うこと。
丁寧に料理を作ること。
ゆっくりと落ち着いて食事を楽しむこと。

なんだか最近、急に色々と忙しくなったけど、もう少し料理にかける時間を取ろうと思う。

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