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「先に笑う」ことによって得られること。

前回の記事で、「笑うのが先」と書きました。

「先に笑う」ことによって私が得たことがいくつもあります

①1つめは意外かもしれませんが、「しっかりしている人」という印象を持ってもらえるようになったこと。

人間は、表情から感情を読み取ることに長けている生物ですが、無表情は何を考えているかわからず、それを見た人に不安を与えます。

そのため、初めて会う人に自然な笑顔を心がけて接すると当然、ポジティブな評価を得ることができます。

また、姿勢良く笑顔でいると、口調もハキハキしたものになります。そのため、伝えたいことをはっきりと相手に伝えることができます。


温かく愛情溢れた人、という印象をもってもらえること。
私が以前働いていた外資系IT企業でのことです。
そこでは、徹底的に数値化された成果主義をとっていましたが、一つだけ数値で測ることが難しいものとして、チーム内で「高く評価したい人」のアンケート結果を評価にいれるシステムがありました。

そのアンケートでは、20名ほどのチームの中で私が一番評価してもらえていました。(自慢に聞こえると恥ずかしいので書くのをためらいましたが(汗)、笑顔の効果を知ってもらうために書きました。)

そのチームは日本人・アメリカ人・台湾人・中国人で構成されていましたが、出身国を問わず高評価でした。

ニコニコしていると、感情的にも穏やかになり、多忙なとき、心理的に追い詰められた時も、ネガティブな感情を過度に他人にぶつけずに済みます。

もちろん、ネガティブな感情は人間なら当たり前に持っていますし、少なからず弱い部分も出したほうが人間味が増します。
ただし、弱音や不機嫌をやたらとを他人にぶつけるのは、他人をゴミ箱扱いしているのと同じです。
自分をゴミ箱扱いする相手に対して、人格的に高く評価することは難しいでしょう。



③最後に、下記のような「好循環」を得ることができます。

身も蓋もないことを、先にお伝えしますが
ここまで書いてきてポイントになるのは、「笑顔でいること」と「実際に人格が優れている」かどうかは関係がないということです。


こちらの記事でも書かせていただいた通り、
『そもそも人ってボールペンみたいに、尖った部分、凹んでいる部分、なめらかだったりギザギザの部分があるもの。その人の360°全てを知ることは容易ではありません。』

人はいくつもの側面を持っていて、優れた人格者であるように見えても、ネガティブな側面を持ち合わせていることもあります。
ですが人は、相手から「そのような人(例えば、温かい人とか優しい人)」であると評価を受けた場合、その評価を裏切らないように努力する性質をもっています。これを心理学用語でピグマリオン効果といいます。

そのため、「先に笑う」→「高評価を受ける」→「努力する」→「自分も実際に楽しくなってくる。さらに人から高評価を受ける」→「自己肯定感が高まり、自然に努力できる。」→「笑う」→「呼吸するようにできるようになる。幸せ感度が高まり、精神的に自立できる」→「幸せで自立した人を引き寄せる」→「笑顔になる」→「さらに幸せになる」

という好循環が生まれるのです。

この「先に笑う」ことの「得(トク)しかない」感じ、伝わりましたでしょうか。。
自分から始めるからこそ、自分に起こる循環を良いものにしていくことができるんです。


ただ、ここまで力説しておいてなんですが
次回の記事で、笑顔でいることに注意しなければならないタイプの人、について書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた次回に!


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