自分の強みに気づきにくい理由とは

強みや長所は、生まれもって与えられたギフトのようなものであり、
苦労せず手に入れたもの。
自分にとって当たり前であることが多く、その価値に気づきにくいものです。


ここで敢えてしつこく伝えたいのは、
自分を積極的に知ろうとしなければ、長所や強みを正しく認識することは難しいかも。ということです。


ひとつの例を挙げさせてください。

数年前のことです。
友人宅のキッチンにマヌカハニーが置かれていたため、「あ、マヌカハニー。」と言ったところ、
「マヌカハニーってなに?普通のはちみつかと思ってた。」と、私にとっては驚くべき返答が。

マヌカハニーとは、マヌカの花から採取された蜂蜜のことで
強い抗菌・抗炎症作用を持つことから、ニュージーランドなどでは胃潰瘍の治療等に使われることもあり、喉が痛いときに服用すれば風邪の予防になると言われています。


友人いわく、「転職するときに、前の会社の先輩にプレゼントしてもらったの。そんな貴重なものだなんて言われなかったから知らなかった。。」とのこと。

ここで、上記に挙げた理由を繰り返します。
「強みや長所は、生まれもって与えられたギフトのようなものであり、苦労せず手に入れたもの。」

この例えでいうと「強み」は、マヌカハニーの効能にあたります。
何も説明されずプレゼントされたものだったので、その価値に気づかなかったのも仕方ないかもしれません。。

友人は、マヌカハニーを食していたことによって
知らないうちに風邪の予防となったり、
知らないうちに胃の調子が整ったりしていたかもしれません。

でも、「知らない」ということによって起こるのは
使うべきときにその効能効果を、完全に発揮することは難しいということ。

そして、効能のあるものには必ず副作用もあります。
過度に使用すると、健康を害することもあるかもしれません。

私はこれを人間におきかえて、長所の乱用と呼んでいます。
強みは、適量を知って使いこなさないと、自分や他人を傷つけることもあります。よね。。

例えば、論理的思考が生まれつき得意な人が、TPOを問わず自分の強みをやたらと発揮しすぎた場合、ただの「ところかまわず相手を論破する人」になり、必要以上に人から嫌われたり、時には人を傷つけたりします。

私自身も過去に多々反省する出来事があり、自分の強みの取り扱いに気を付けなければ。と常々思っています。



強みは、それが強みだと本人が自覚してこそ
本当の力を発揮できるし、その乱用を防ぐこともできます。


一長一短にはいきませんし、私も修行中ですが
でも「人生を幸せに生きる」には大切なことだと思っています。

最後までお読み頂きありがとうございます。ではまた次回に!

いつもありがとうございます。頂いたサポートは、戦争や災害に遭われた方への支援に充てさせていただきます。