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映画『ジョーカー』のロゴは、本当に木活字印刷で制作されている。

The Vergeに映画『ジョーカー』のロゴ制作プロセスが紹介されている。ロサンゼルスのデザイナー、チャド・ダニーリー(Chad Danieley)さんによるものだそう。以下、おもしろかったところを抜粋。


ダニーリーさんはかつて、『博士の異常な愛情』のタイトルシーケンスをデザインした、パブロ・フェロ(Pablo Ferro)のもとでインターンをしてたとのこと。フェロはフォントの上から書き重ねるスタイルで作業しており、ダニーリーさんのスタイルはここからの影響がおおきいそうだ。

ダニーリーさんは、木活字で印刷したものをスキャンして加工することもあれば、Illustratorでデザインしたものをプリントして活字やレトラセットで追加の加工をするなど、アナログとデジタルを行き来しながら制作するとのこと。
Illustratorで普通にデザインしようとしたけど、2日後には木活字に切り替えた。木活字でつくった最初のロゴで決定したそう。曰く「Photoshopで若干濃くしたくらい」。
制作にあたってクライアントからは「タクシードライバーみたいな映画だとおもってくれ」との説明をうけた。
書体は「特に名前のないゴシック」。特徴がすくなく、加工の余地が大きいから好んで使うとのこと。


ダニーリーさんのInstagramでは関連作品がまだまだ制作されている。


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