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女の子のままでいたい私が私の邪魔をする(2017.10.16)

※g.o.a.tの過去ブログを転記しています。

先日は内定式だった。
内定式後には研修があった。
私が行く会社は「公平さ」を重要視している。

学歴・年齢・国籍・性別は関係なく、成果を出した人にチャンスが多くやってくるベンチャー気質な風土。

私もそういう会社を望んでいた。一見チャンスが多く、風通しがよさそうだが、学歴や年齢を重ねることに安心したい人にとっては心地のいい会社ではないらしい。

内定式後、研修の成績は全員の前で公開され順位づけされていく。新人41人中、2位。1点差はさすがに悔しい。1位との差はトレーナーではなくメンバーからの評価の平均点。

なぜ2位なのかはすぐにわかった。女子だからとチームの中で遠慮した自分が少しいたからだ。成果だけを重視されたいと思っていたはずなのに枠組みで言い訳したい自分もいたから。どこかで男性にチームをひっぱってほしいと思う自分もいたし、男性が多い組織の中でまとめる役は男性が担うものと思い込みたい自分がいた。

小学生時代から自分を振り返ると、私は頼りになる他人の存在をずっと夢見てたし、自分がひっぱっていくことは嫌々やるかもしくは避けながら生きてきた。

小学生時代。男女平等にリーダーがでてきた時期だった。クラスの委員は男女ともに1名ずつがお決まりだ。委員になったこともあるが本当にやりたいというより決まらないからやるみたいな場面が多かったように思う。

中学生時代。「草食系男子」という言葉が流行ってからは同年代に頼りがいがある男子に覚えがない。みんな中二病だったし、おとなしかったし、現実よりゲームに夢中だった気がする。だから、口が強いのは女子だったけど、そーいう女子こそ少女漫画のぐいぐいひっぱってくれる「肉食系男子」を夢見ていた(笑)

高校生時代。頭の回転がはやいリーダー気質な人がほんの数人男女問わずいたが、そういう人達のような外向的なタイプになれないと思い、やらないことが多かった。

大学生の現在。ディズニー映画も現実を見せてきた。王子様も助けに来てくれなくなり、困難に立ち向かうのが女性になっていった。私ら世代の女子はラプンツェルやアラジンの世界を望んでるのに。。。

女の子のままでいたい私が私の邪魔をする。

こーゆーピンチを助けてくれる王子様を待つ夢見がちなタラレバ女子をシンデレラシンドロームと呼ぶ。ドラマで話題になったときは、自分は現実を見ているので関係ないと思っていたが、わりと自分がそうなのかもしれない。

リーダーシップをとることを今までわりと避けてきたし、男勝りな女子になんてなりたくなかった。男なんて助けたくないし、男と対等になった時点で女子じゃない気がした。

でも、内定式後の研修を経て、仕事においてその心構えはヤバいほど損をしそうなことに気づいた。同じように評価されるということは同じように扱われ言い訳ができないということだ。この風土は、年齢・性別・国籍・学歴において多様的ではあるが、各々が主体性やリーダーシップを持っていないとおそらくチャンスを逃しやすい環境だ。あと半年間で、この「女子だから」枠組み意識はほんとに改善していかなければならない。

プライベートは、「意外と女子だよね!」って言われる今のままの女子感も大切にしたいけど。。。(笑)

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