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オンラインコミュニケーションを楽しくしたいから方法を5つ考えてみた

私たちはハプニングを求めている

と思う。なんで対面の飲みに行きたくて、それがオンラインで満たされないか考えてみたとき、「慣れない環境」の中での営みを楽しみ、その営みの中で生まれる「ハプニング」が人との「コミュニケーション」にとって重要なのではないかと考えた。

では対面で飲むときの「ハプニング」と「コミュニケーション」にはどんな関係があるのだろうか。
例えば、飲み屋に行く。「最初に何を飲むか」を考える際のコミュニケーションとか、ノリで「揚げ物フルコースで食べちゃう?」なんて言って「唐揚げ、フライドポテト、コロッケ」なんぞを注文してしまう。
会も進むと酔ってきて、そんな中で思わぬことを言い出す奴がいたり、物を落とし始めたりして、それら「ハプニング」に笑い、また対応する中でコミュニケーションとふれあいが発生する…

一方、自宅からのオンラインで、対面での飲みと同じクオリティや楽しさを求めるのは難しいと思う。
まず環境が自分の見知ったところで、完全に自分のテリトリーからお送りする。「揚げ物フルコース」のノリだって1人でやるのは、ちょっときついかもしれん。居酒屋の席では「赤信号みんなで渡れば怖くない」から楽しいものが、オンラインという1人だけど微妙に人と繋がるオンラインの場所で、そもそも突発的に赤信号は発生しないかもしれん。永遠に安全地帯を歩くだけのコミュニケーションしか生まれないのかも。

まとめると、オンラインでのコミュニケーションと、対面のコミュニケーションを比較したとき、たぶんオンラインに満足はできないんじゃないかと思う。
コミュニケーションは無駄な話とか思いもしないハプニングが、考えたこともない話題や展開を生む。それが面白いからだ。
しかしオンラインは、直接的で、無駄を発生させないような側面がある。だから自然発生的なハプニングと、そこから生まれるコミュニケーションは、きっと少ない。

それならハプニングを作りに行こう

ただ、今はヤーヤー言っても仕方がない。だって、私がいま外に出れば、迷惑を掛ける人が出てしまう。気持ちだけでなく、その人のスケジュールや大切な人やもの、命まで傷つけてしまう。だから極力STAY HOMEしよう。

そしてやり方からオンラインでの飲みを面白くしてみようじゃないか。

面白いハプニングを自分から起こしにいこうじゃないか。

面白さを体感するために、オンラインの場を設定してみるのだって、きっとアリだと思うんだ。

ということで、私がやってみたいオンラインコミュニケーションを5つ考えてみた!

①カロリー悪魔飲み

とは、オンライン飲みの機会を用いて、自分の飲食したものを設定カロリー分、めいっぱい用意して皆で楽しむものである。

【カロリー悪魔飲み】
事前にカロリー設定を行う。
当日は設定したカロリーを達成するように各自好きな飲食物を用意する。
用意した飲食物はオンライン飲みの場で全て食べる必要はない。(ただし食料廃棄は防ぎましょう)
例:設定カロリー800kcalの場合
じゃがりこ(約300lcal)、マックナゲット(約270kcal)、コーンスープ(約100lcal)、キリのチーズ6個(約60kcal)、おしゃぶり昆布(約70kcal)

ここで重要な心持ちは
①「人と一緒だから」を理由に、食べたいものをめいっぱい用意するという、わくわくする機会にすること
②用意することや見せ合うことに価値があるすること
③無理な飲食は行わないこと

在宅が多くなったことで、日常の飲食に気を使わざるを得ないくなったと思う。以前は、「時間がない」「食べる場所がない」など周囲の環境によって自然とその日に食べるものを決定できたり、また選べるようになった。

でも今は在宅故に自由に選べすぎてしまう、かつ自分の力量によって選択肢が狭まるように感じる。我が家は、昼ごはんは主に丸美◯の麻婆豆腐のタレ等をフル活用したメニューがパターン化し、絶賛飽きている状態だ。しかし、昼から料理の腕を振るうと夜食べるものがなくなるという無限ループ。

その割に、外出しないから食べられないものがある。我が家の場合は、揚げ物である。もともと家で揚げ物を積極的に食べない家庭だ。だから私にとって飲み屋の行った時に食べる唐揚げが至極の楽しみだった。
在宅になった今、揚げ物が恋しい。しかしわざわざ冷凍の唐揚げを買う気にはならない。生活習慣とは恐ろしいもので、今までと異なることをしようとすると非常に罪悪感に襲われる。唐揚げを購入する、自宅で食べようとすると幸せよりも罪悪感が押し寄せ、結果冷凍の唐揚げの購入はできず、ずっと飲みができる日を待ち望んでいる。

でもこんな罪悪感や日常に飽きてしまう気持ちも、人が一緒ならば、なんか楽しくなりそうだと思う。
「オンライン飲みをするから」と思えば、冷凍の唐揚げも買ってみようと思う。もしかしたら作るかもしれない。

在宅が平凡な日常になっている今だからこそ、オンラインで人とつながる力を使って、なにかのキッカケを作り、それを人と笑えたら、面白いと思う。

②おりょうりzoom

とは名前の通り、zoomをつなぎながら実際に料理作ってみようという会である。

【おりょうりzoom】
事前に作る料理を決め、当日までに材料を揃えておく。
一緒に料理を作りながら、おしゃべりする。zoomをしながら食事をするかどうかはおまかせ。

料理こそ、ハプニング発生の王国だと思う。特に日頃料理をしない人にとっては、てんやわんやだろう。
それを人と一緒にやってみたらおもしろいのでは?という発想だ。

ついでに、家で1人ではやらないような、凝ったことをしてみたら面白そうじゃないか。
例えば、麻婆豆腐やハヤシライスを一から作ってみること。普段は外食で食べるような揚げ物や異国の料理を作ってみること。お米を鍋で炊いてみること。クッキーを作ってみること。
簡単そうなものだと、ひたすら煮卵を作ってみることなど。

美味しくできれば、みんな嬉しい。もし失敗したとしても、誰かと一緒なら笑える気がする。
それに誰かと一緒だから、いつもやらないことをやってみたくなるかもしれない。

そんな日常の中の非日常を、一緒にできたらおもしろい。

③自宅の中心で好きを叫び隊

とは、これ好き!かわいいと思うの!これ欲しい!など、私の好きなものや欲しい物、惹かれているものを、ただただ互いに発信しておしゃべりする会である。

【自宅の中心で好きを叫び隊】
終了目処の時間を決め、それまで交互にざっくばらんに語る。
話し手は画面共有をしながら、好きなもの、欲しいもの、行きたい場所、惹かれているものなど、とにかく話したいものを話す。
聞き手は、話し手の大切なもの、語りを傾聴する。

これは、私が最近好きなものを好きだと人に伝えられていないフラストレーションがキッカケに思いついた。

今わたしたちは、めっぽう雑談をしていない。いや対面で会うことがないから「雑談できる機会が少ない」の方が正しいのかもしれない。

でもやっぱり雑談がしたい。
「最近さ、〇〇のコスメ気になっちゃってさ」「〇〇の曲が来てるんよね」「この服かわいくない??」「買うか迷うわ~~~」
自分の好きを口にして、「世界にはこんな素敵なものがあるんだ」って実感したい!!

だから、画面共有をしたり、実際の物を見せたり、好きな音楽を人に聞かせたり、自分の好きなものと、相手の好きなものを合わせた、「好きなものしかない世界」を、自宅の中の時間に作ることができたら。。。めっちゃおもしろい。最高じゃんか。

なにより今まで私たちは雑談があることで、なんとなく心の距離を近づけていたのではないかと思う。
でも最近私は会話がなく、雑談がない。私は親友の好きなものさえわからなくなっていると気づいた。これはまずい。

だから好きなものを好きなんだ~~ここがいいんだ~~と、気ままに語りたい!

④おいしいさリサーチ社

とは、要は地域の「うまいもん」をインターネットの海から掘り当てよう、そして美味しいものを注文してしまおう、地域を応援していきたい!という企画。

【おいしさリサーチ社】
様々な地域の生産者の方の商品を見て、自分が食べたいもの、取り寄せたいものを、探す会。
今コロナ禍の中で、どんな商品が、どのように出品しているのか、などを学び、また欲しい商品の目処をつけようという会。

これは、私が地方から美味しい貝を取り寄せようとして挫折した経験から来ている。

コロナ禍によって、様々な第一産業で働く方々にとって苦しい状況が続いており、その中で両立な野菜・果物・海産物等がオンラインで販売しているケースがある。
消費者としても良品がスーパーで購入するよりも比較的お安く手に入るのは嬉しい。

しかし、この販売サイトがめちゃめちゃある。「ふるさと納税」関係のサイト含めると、もう何がいいのかわからない。私は心が折れた。

でもやっぱり、サイトで購入することで少しでも生産者の方に喜んでもらえて、しかも美味しくごはんが食べられるのであれば、やっぱりオンラインでの購入に挑戦してみたい。

そこで「人と一緒にやってみよう」が生まれる。「これ美味しそう」「このお値段すてき!」「運送費はどれくらいかかるかな?」「どないして食べようかな?」
そんなことを話しながら、色々調べてみると面白い気がする。
みんな食は大好きじゃろ。食の話をしておけば、みんなハッピーだ、たぶん。
おいしいものを食べるために、一緒にインターネットの海、泳ぎませんか?

⑤「Among Us」をやろう

【「Among Us」とは】
インターネット上のゲーム。「鬼ごっこ」×「人狼」の要素で構成される。
個人的には1人で集中してタスクを行うフェーズと、人と話をしながら人狼を推測するフェーズに分かれている点が面白く、夢中になれる。「人狼」よりも役職やルールが比較的シンプルで、直感的にできる。

既存のゲームを持ってきました。だって私がやりたいんだもん。

ボードゲームでも共通することだが、人とゲームをやると一気にコミュニケーションのハードルが下がるように思う。だから面白くなる。面白さの開花スピードがすごい。

特にコロナ禍で、オンライン上で、さらに無料のゲームとして考えたとき、スマホかパソコンがあればゲームできる「Among Us」は面白い。
やったことがない人は、1回Youtube等で実況を見るのをオススメする。どんなものか一瞬で理解できる。この理解しやすいポイントも重要。

ずっと家にいて、日常のハラハラ感がないからこそ、知っている人とゲームでハラハラして笑いたい。私は1回しかやったことないけど、ずっとやりたくて仕方がない。虜になる。ぜひ。

「たのしさ」を作っていきたい

「おもしろさ」は、人生を豊かにするエッセンスのように思う。おもしろがって生きていたいし、そのために「たのしい」って思える瞬間に出会いたい。

このコロナ禍が長く続くと、「非日常の日常化」「飽き」そして、それらが「疲れ」に繋がるような気がしている。
日常に飽きて、疲れてしまうって、もうどうにもならん。

でも外には出れない。

なら、ちょっと変なことをしようじゃないか。
うまくいくかわからんけど、うまくいかなかったら、それはそれで「うけるw」って笑える気がする。

私は大好きな友人となら、一緒に楽しくなれると思う。楽しんでいこう、なにか1つでもやってみて、その瞬間がいつもと違う「たのしさ」ある時間になれば、もう満点!

こうやってnoteを書いているときも、妄想の中で私は楽しんでいる。残念ながら、現実では自分から人に「一緒にやろう」なんて言えなくて、きっと実現できないかもしれない。

でも考えを発信できたら、私はそれでもいいのかな。

「おもしろさ」は自分から作っていこう、そして誰か実行した暁には、こっそり教えてほしいな(笑)

おしまい。

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