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【適応障害】活字が読めなくなった

社会人4年目の夏、適応障害と診断されて休職することになった。
1年半ほど療養して、同じ職場に復職するのは難しいそうだと感じたため、退職した。
現在は無職療養半年というところ。

適応障害と診断される前に身体に現れた症状がいくつかあったので記しておこうと思う。


①余暇に何もする気がおきない

まず、休日になにもする気が起きなくなった。

看護師をしていたので、仕事中はたくさんの人と関わっていた。
その影響か、休日は静かに過ごすのが好きだった。
読書・映画鑑賞・音楽を聴いたり。舞台鑑賞も好きだった。ゲームをしたり。
外出するなら美術館・博物館・映画館。カフェでのんびりしながら読書したり、大きな公園でピクニックしたり。そういう休日が好きだった。

が、それができなくなった。
家から出るのが億劫になり、外で過ごすことがなくなった。
家にいても次の仕事のことが気になり、気分転換ができなくなった。
世の中の楽しいこと、エンタメから切り離されていった。

②夜寝れない、そして朝起きられない

夜勤ありのシフト制で働いていたため、自律神経は狂っていたと思う。
それでも疲れたら寝れたし、朝は強い方だった。

でも、気がついたら夜ベッドに入ってから3時間は寝られない。
そして寝ついた頃には起床時間になっている。
ひどい時は、4時〜7時の睡眠。
そのまま家を出て、遅刻はしないギリギリに滑り込むようになった。

(これとは別件だけれど、病棟看護師の前残業制度ってよくないですよねえ。しかもうちは無給だった。月20日出勤なら15時間ほどの前残業。許せない制度!。)

③活字が読めなくなる

小学生から読書が好きだったわたし。
自宅の本棚には300冊の小説。150冊のマンガ。どこに行くときもバッグの中に1冊持って出かけていた。
同僚にも読書好きがいて、お互いのおすすめ本を交換しながら読書していた。

が、本の文字が読めなくなった。正確に言うと、目が滑って同じページをずっと読み続けなくてはいけなくなった。
そしてそれは仕事にも支障をきたした。カルテが読めない!
仕事前にカルテ情報を読んでから始業するのだが、頭に入ってこない。
とりあえず紙に書き写して、なんとか仕事をこなしていた。
今考えると、インシデントを起こさなかったことが奇跡のようである。
わたしならこんな看護師に命を預けられない。

④付随する身体症状

めまい、動悸、食欲不振、吐き気、付随してどんどん痩せていく、そして体力がなくなっていく。
1日3時間睡眠、夜勤ならもっと寝れない。
食欲不振もひどくて、1日の食事はこんにゃくゼリー1パックと麦茶500ml。
こりゃ痩せるわ!
こんな状態で半年ほど働き、もう無理だなとなったところで診断書をもって休職の相談へ行くこととなった。

退職して、上記の症状は本当に良くなった。
うつ病との違いは、ストレス源と離れて症状が改善するか、だそうだが、半年後くらいに上記の症状は良くなった。
そのおかげで、わたしの病気は適応障害だったのだと、自分でも理解することができた。

今は本を読めるし、映画も最後まで観れる。集中力も戻ってきた。
読書最高!しばらくは図書館通いが毎日のリハビリになりそうです。

適応障害になったであろう大きな理由はまた次の機会に。