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友達って?
大学に入ってから、一番作りたかったのは友達だ。
だけど、今は友達を作らずに、一人で何かをしてた方がよっぽどよかったと思っている。
友達と言っても、世間的に言う「友達」じゃない。
自分の本当のことを話せる友達だ。
だけど、大学で自分が本当に思っていることを話すと、多くの人に嫌われて、最終的には、ほとんどの人と縁が切れていってしまった。
本当なら、就職して、仕事の人間関係があって、それに埋もれて孤独を感じない、むしろ忙しくてあまり人と会う余裕がないという人がほとんどだと思う。
自分は違って、今でこそ、就労移行支援に通っているが、どこにも属してないし、当然、何もない時間が増えて、孤独に感じる時間が増えた。
最近から、パーカーさんの動画を常に見させていただいていて、ひとりでも、楽しみ方を考えれば十分楽しめるし、充実した生活を送れることを知った。
自分も正直、そういう大学生活を送ろうとしても、よかったと思っている。
不特定多数の人に囲まれて、自分と違う意見の人に傷つけられることもなかったであろうし、あんまり深入りしない人間関係を築けば、人間関係でこんなに悩むことはなかったと思っている。
それこそ、統合失調症にもならずに、大学を4年で卒業して、自分の望む進路に今進めているのではないかと考えている。
でも、それって本当にそうなのだろうか。
今、日本では、「孤独を感じている」人が恐ろしいくらいに多いと思っている。
YouTubeのコメント欄とかを見てもわかるし、自分の趣味や考え方に合った友達に出会う機会も、めったにない。
寧ろ、そういう友達ができたとしても、本当に話したいことを話せる友達って、いるのだろうか。
自分も、今の人間関係があるけど、何が原因かもわからない孤独を感じているし、それって、場合によっては、仕事がある人でも、どこかに属している人でも、同じなんじゃないかと思う。
人って、それぞれ価値観が違うし、今のいろんな情報があふれる社会においては、より理解し合える機会って、めったにないと思っている。
いくら周りに人がいたって、それが絶対的に心が満たされる条件にはならないと思う。
友達がいたり、稼げていたり、いい会社に入れていたとしても、それって相対的なものにしかならないと思っている。
じゃなきゃ、インターネットで、ひたすら分かち合える人を探し回ったり、飲み場で誰とも知らない人に出会いに行ったりすることは絶対にないと思う。
自分の寂しさから、少しでも解放されるためなら、なんでもやっている人がほとんどだと思っている。
こういう考え方って、特に昔気質の人とかには、絶対にわからない感覚だと思うけど。
友達がたくさんいる人でも、自分の本当のことが話せなくて、陰で苦しんでいる人は、たくさんいると思っている。
自分だってそうだ。
「寂しい」と感じていなかったら、音楽もそうだし、いろんなことのアウトプットも絶対にしていないと思う。
ただ、人と関わることが嫌で、あえて特定の人以外には、建前しか使わない人も、結構多いと思っているけど。
建前でしか、ほとんど人間関係を築けないような社会において、本当の友達ができることって、いったいどういうことだと、今でも悩んでいる。
そして、人生を本当に楽しむことって、何だろうと思う。
余談だが、最近、「悩まない」という自己啓発本を見つけた。
「悩め」と思った。
個人的には、悩んだり苦しんだりしない人間は、大体嫌いだからだ。
悩まないと、薄っぺらい人間になると思う。
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