雑感　29 白ヤギさんからお手紙着いた。黒ヤギさんたら読まずに食べた。

雑感　29

｛白ヤギさんからお手紙着いた。黒ヤギさんたら読まずに食べた。｝
みんな知ってる”やぎさんゆうびん”の出だし。その続きが、
｛仕方がないのでお手紙書いた、さっきの手紙のご用事なあに？｝
で、2番の歌詞が、
｛黒ヤギさんからお手紙着いた、白ヤギさんたら読まずに食べた、仕方がないのでお手紙書いた、さっきの手紙のご用事なあに？｝

リモートワークの白襟さんから、お手紙（メール）が着きました。
現場の青襟さんは、読まずに食べました（ゴミ箱移動）。……てな訳には行きません。
伝えたはず。知っていたはず。理解していたはず。＝（イコール）白襟さんの頭の中のイメージ通りの結果しか報告出来ません。
進めるにあたって支障が出た場合、逐一報告が必要です。支障の解決方法の相談と連絡も同様です。結果は指示通りの報告のみ受け付けて貰えます。

ふと思ったのが、、、白襟さん方は『時間の概念が欠落し始めている。』と、『規模や大きさとかのボリュームの概念が理解出来なくなってきている。』の二つ。

部品入荷～準備～加工、製造～検査～出荷の各工程が各々、一ケ当たりの時間（工数）を必要とします。1,000個、10,000個必要とすれば、その倍数の時間が必要です。
「そんなもん、知っとるわいっ！」と言われそうですが、「いつ出来る？」「明日で大丈夫？」「何で、出来ないの？」「何が足りないの？何で手配しておかないの？何してたの？」と質問？確認？督促？の攻撃（口撃）メールが着ます。
口頭では言い難い事や言えない事を、上げ足を取られない様に注意深くひねり出された文言で、お手紙（メール）が着ます。
4Ｍで要求通りには出来ない理由をお手紙（メール）に書きます。
・Man（人）が不足しています。
・Machine(設備、備品）が通常必要分しかありません。
・Material（材料、部品）の入荷が遅すぎました。
・Method（方法）手抜きは出来ません。品質保証の責任があります。
それに対し、「人材派遣は？パートタイマーは？アルバイトは？機械のリースは？レンタルは？時差出勤、夜勤は？、、、、、、」と事前には”決して口にしない事”を”確認”してきます。
その”確認”と言う言葉の向こう側には【責任は全て、現場にある。】と考えていらっしゃるのかと、思えてしまいます。

カップ〇ードルの様に、一定時間で完成する製品と思われています。
10,000個の製品保管倉庫しかないのに、20,000個製造用の部品が入荷してきて、
「完成品が出来次第出荷すれば、スペースは空くんじゃないの？良く知らないけどさ。」と言われた事もあります。

管理、営業、研究開発などの部門が、製造現場を離れて一極集中した結果、その一極が『外に出ちゃダメっ！』と言われたら、『ハイ。そうします。よろこんでっ！』と、ご自宅でお仕事されています。
でも、四六時中自宅にも居れないので、閑散としたネオンの煌めくお店へ赴き、感染症のお土産をお持ち帰りになられていられるのでしょうか？
それでも仕事が出来ている事は、称賛に値します。「素晴らしい。」
皆さんが全てそうだとは申しません。中には一定数居らっしゃる事と想像しています。

人の居ない現場は、動いていません。現場を動かす為には、客先を動かす為には、人が出て製造と出荷を続けます。
無人化出来る所は、既にそうなっています。設備投資が経費削減の名のもとに抑えられたところは、人による効率化と簡略化で乗り切ってきました。
今頃、「何やってきたんだか、、、しなけりゃ良かった。”そんなんで出来んわい”とごねて、人を増やして貰っとけば、、、、首切らないでいれば、、、、」と考えてしまいます。

グループ代表会社が今年6月末までに　『特別転身支〇制度』を実施し、120名程度の募集をされるそうです。
退職金の上乗せ率の計算根拠、条件適合者かどうかの細かな基準を明示され、引き留めをする場合（人による？）も中にはあるそうです。
㈱リク〇ートキャリアコンサルティング、もしくは㈱〇ソナへの利用が出来るそうです。
（普段は、そういうサイトへのアクセスが制限されているネットワークを利用しなければなりません。……個人別の閲覧制限解除ですかね）
ちなみに私が所属する地方関連会社は、グループの一員と称していますが、同一条件が適用される事はありません。独立会社ですから。
会社存続が継続となるか、社員の雇用継続となるかは、、、、代表者個人（親会社の部門長兼務の社長）や、グループ代表会社の役員会議で決定されます。

そう言うもんです。世の中の仕組みは。

背負うものが自分ひとりの時は、思う存分羽搏いてください。新たなる挑戦をしてください。
背負うものが家族の安寧、子供の将来となると、羽根を抜かれようが、牙を折られようが、しがみつきます。今の立場に。
それでも要らない奴だ。と言われたら、その時は必死で仕事を探します。

黒ヤギさんたら”メェ～、、”と鳴いて、泣いて、亡いて、、、、むしゃむしゃ、むしゃむしゃ、自分を食べました。

単なる愚痴でした。
やまとやじろべえでした。
ではまた、ごきげんよう。