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雑感49 ピラミッドの話

   エジプトのピラミッド。
 その数、約 140基。今なお、新たに発掘中。
 代表的な3大ピラミッド。

つくられた目的は?
 誰が指揮し、誰が働いたのか?
 自主的か、強制的か?
 
 竹村 公太郎さんという方がいらっしゃいます。
日本の作家、歴史学者、土木工学者、元建設・国交官僚。学位は博士(工学)(名城大学・2004年)。研究分野は土木工学、特に河川工学。神奈川県出身。
建設省在職時より島 陶也(しま とうや)の筆名で、建設関係業界紙を中心に数々のエッセイを連載していらっしゃいます。

その方の話で、ピラミッドとは、、、
・農地の拡充と確保。その為のナイル川流域と河口の干拓。
・ナイル川西岸の100基余りのピラミッドは、堤防を形作る為の”からみ”。
・ギザの3大ピラミッドは、灯台。
 だとおっしゃっています。

全面的に支持します。
 土木建築の知識は乏しいものの、60年間蓄積したトリビアが、違和感を示していません。

未だに根強く残っている、「権力誇示の王墓建設の為に、人びとを強制的に労働させて作った」の説。
昔の映画の影響(鉄球付の足かせと鞭を振るうシーン)だったり、
活動家の自身利益追求の為の大きな声(人民から搾取する権力を打倒する。詳細は著書を購入して読んでね。って言う人たち)だったり。

公共事業だったとの説もあります。
初めから設計図があっての事業だったのか、 ああでもないこうでもないとしながらの悪戦苦闘をその中のリーダーが途中から総括、統括し始めて「王」となり、体制を整えながら、建設を進めて行ったのか。

毎年のように氾濫するナイル川流域、海の中だったエジプト平野が、肥沃な農作地となれば誰もが喜び、指揮してくれた「王」を神と崇めるでしょう。
人びとの感謝の思いが崇め奉る やしろ 、いわゆる【神社】となっていったのではないでしょうか。

人が集まり、富が蓄積され、強いものが権力を掌握し王となり、国家を作り、人びとや社会を統治する。
頂点に 王 が居て、底辺に人びとがいる。ピラミッドの形を想像しながらの上意下達。
それも正解だとは思います。 しかし、たった一つの正解とは思いません。

底辺から始まり、”からみ”に人が集まり、大きな つつみ となり、中心にいる誰かに「リーダーをやってよ。」の声が集まる。
それらがたくさん集まり、さらに高い堤防となり、三角の形が出来る。沢山のリーダーの中のリーダーが 王 に祭り上げられる。
『王 にしてあげるから、我々を守ってね。ちゃんとしてよね。出来なかったら、引き摺り下ろすよ。』

元々はこんな事では無かったのではないでしょうか?

今日の食事と、寛げる寝床を確保しないといけない”ビジネス活動家”の皆様からすれば、上から下への流れでないとイケないのでしょうか。
活動家の自身利益追求の為の大きな声(人民から搾取する権力を打倒する。詳細は著書を購入して読んでね。って言う人たち)

今の世界を轟かす、二人の”プーさん”。
名前がよく似ていて、隣の国へ侵攻してる国の大統領。
侵攻した国や地域の一部の人達からは、歓迎されているとも思えます。あまり報道されませんが。
容姿が似てるからって、ネットで揶揄すると怒っちゃう国家主席。
自分勝手が自由だと叫ぶ人たちの、”争いの元”を絶つ方法を批判されてみたり、放っておけば”直ぐに争う”国民を抱えている苦悩が見えたり。

でも、誰かを悪者にしないと安心できない人たちからは、悪魔に例えられています。
昔、「悪魔を倒せ」、「毟り取られた富を取り返せ」と”悪魔”に変身した民衆の行動を『革命』と呼んでいたと話した人の事を思い出しました。

やっぱり、誰かを悪魔にしないと安心できない人たちで、この世界は動いているのでしょうね。

真実なんて、過ぎてしまえばどうでもよくなるのかもしれません。
日本の歴史はN放送協会の大河ドラマによって記憶に残り、社会問題はドキュメンタリーと称した推理ドラマで犯人へと誘導され、
報道ワイドショーというお笑い番組で、権威のあるコメンテーターにより、口にしても良いトレンドのワードを摺り込まれる。

誰かを悪魔にして、自分は正しい存在だと思い込みたがる、天使の様な笑顔と天使の衣装を纏った人々。
悪魔の姿をした人々の中に、私は居ます。そうです。私も悪魔の一人です。

鬼ではありません。
日本では古来より、神と鬼は表裏一体で、同じものでした。
外来から悪魔という存在が入ってきました。せっかく入ってこない様に 鎖国 してたのに、、、
紆余曲折があって、悪魔にも人権がぁ~、、、で今に至ります。
その時々に、元からいた人達を都合良く仕立て上げた”悪魔”を叩いて、自らを安心させています。
目的や経緯は、後から上書きされ続けます。真実は何か分からなくなります。

遠くて近い将来、この国にはどんなピラミッドが残るのでしょうか。

やまとやじろべえでした。
では、また、ごきげんよう。

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