年越しと発熱

 12月30日から発熱し今日までうんうん唸っていたがひと段落着いたようで、寝すぎて暇なのでこれを書いている。
 新型コロナウイルスに正式にやられたのはこれが初だ。歴代発熱でトップクラスにしんどかった。病気の記憶は喉元過ぎれば、ということが多い中記憶に残るしんどさだった。
 他に記憶に残っているものといえばノロウイルスがある。ノロはご飯の食べられなさと症状期間の長さ(これは私の運が悪いのかもしれない)が掛け合わさって非常に凶悪で体力消耗が激しい。ちょっとした熱のときなど
「ノロの時に比べれば食べれてるし寝れてるし吐いてないし……」
と思うくらいきつかった。断食状態のなか親に止められながらも食べさせてもらったオーザック塩味の美味しかったことといったら。15年程前(怖)のことだが忘がたい。

 そう、それで今回コロナウイルスのしんどさは咳にあるのを痛感させられた。吐き気と空腹はつらいが私はノロを乗り越えてから高熱が出る度に吐く体質へと進化したので、「ほぼ2日食べられてない状態から症状が悪化して丸一日食べられなくなった」くらいならばなんとか耐えられる。でもそれに眠れないほどの咳が加わると異常にしんどい。
 腹筋が筋肉痛で咳き込むたびにつらいとかではなく(もちろんそれもあるが)咳が止まらないことには睡眠時間スキップが制限されるというあの絶望感。「痰が出るから咳をする」を超えた「気管にものが入っちゃったから咳が出る」っていうとき特有の喉の痛み度外視の必死な咳の出方。しんどい。
 今は薬で抑えているけどこれからしばらくそれと生活しないといけない。嫌すぎる。噎せるのはもちろん体を守るためなんだけど吐き気が数日続いていたせいか気を抜くとゲロが咳の最後に出るので体を起こさないといけなくてそれも大変だった。まあそれは今後落ち着くだろう。

 それで何が言いたかったかというと、病気には種類があるんだな〜と思ったのと、しんどさって総合点だな〜というのと、期間が長引くほどやっぱりしんどいな〜というのが今回のコロナの感想だということでした。

 新年早々熱も出て地震もあってで大変だ。正直私はこの具合の悪い中避難せずに済んで本当に助かったという気持ちがある。そして恐らくは被災地に私と同じ状況でありながら避難生活を強いられている人がいるであろうことを考える。月並みではあるがどうかその人の病気も早く治りますように。


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