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完全無肥料無農薬!しかも耕さない!自然農の畑を見学してきました!

完全無肥料無農薬!自然農の畑を見学してきました!!
トップの写真はかじった後のものでごめんなさい😂

自然農の野菜は無肥料無農薬で育っているので、安心して畑ですぐに食べられるのです😳✨味はえぐみもなく絶品でした!

先日、始めて自然農の畑を訪れました。今までは座学やネットで勉強していたましたが、現場を見たのは初めてです。「百聞は一見にしかず」と言いますがまさにその通りで様々な学びと感動がありました。
それらについて、以下の3つのトピックに分けてまとめてみます。

1、自然の循環に任せる自然農。2、除草(草刈り)。3、耕さない理由。
ここに書くのは自然農で行われていることのほんの一部のことについてです。自然農をやっていく上で大切なことはもっとたくさんあると思います。しかし、今回の4時間という短い見学時間の中で私が学ばせていただいたことをホットなうちに皆さんにも共有したくて書きました。どうぞ参考にされてください。

1、自然の循環に任せる自然農

自然農では自然の循環の中で作物を育てるので、人が手を加えることはほとんどしていないようです。
また、無肥料無農薬で作物を育て、除草はしますが土を耕すことはしません。耕さない理由については後ほど詳しく書きます。

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更に、畑に自然でないものを持ち込まないということも大切にしていることがわかりました。
具体的には、支柱も自然の木などを使っていて、ビニール紐も持ち込まずに麻ひもを使っていました。ときには、収穫が済んでその場で枯れた作物の茎や枝が他の作物の支柱になることもあるようです。

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他にも自然農の考え方ならではの栽培の特徴がありましたが、中でも私にとって一番衝撃的だったのが、「基本的には水やりもしない」ということでした。
「え!夏の晴れた日は欠かさず植物に水をあげなかったら枯れてしまうのでは!?」と私は思いました。しかし、そんなことはないようです。自然農の畑では地表を草が覆っていて、それが夜露を結んでくれるので晴天続きでも地面が湿気った状態を保てる。ということでした!
言われてみると、確かに…。と納得ですが草が夜露を結ぶなんて忘れていました。自然界にはもともと素晴らしい仕組みがあるのに、無機質な物たちに囲まれた今の私達の日常では、そんなことが忘れ去られてしまっていたように感じました。

いい意味で、自然任せの自然農は農法でありながら自然の中に生かされていることを再確認させてくれる、「生き方そのもの」だなと思いました。

次からは少し具体的に自然農での行いについて見てみましょう。

2、除草(草刈り)


自然農において数少ない必要な作業が「除草」です。そのやり方について今回教わったことを箇条書きですがまとめます。
・作物の根元付近に生えている草はその作物と地面の接点からしっかりと刈る。そうしないとまたすぐに生えてくる。
・雨の日続きならしっかり目に刈る。晴天続きなら適当に刈る。
・草を刈ることで風通しを良くする。
・刈った草はそれがもともと生えていたところに横たわらせて土に還す(巡らせる)。これは、その草がそこに生えていたことには意味があるので、その場所に還すという自然農の考えに基づいている。
・作物の周辺以外の通路などは除草しない。通路の草が保水、保湿効果をしてくれる。

この除草作業ですが、作物と除草すべき草を見分けるのは素人の私には少し難しかったので経験値が必要そうだと思いました。

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3、耕さない理由


耕すかどうかは、自然栽培と自然農の大きな違いと言われている点です。
自然農で耕さない理由は、耕すと微生物の住処を破壊してしまうからだそうです。地中の植物の根の周辺には空間があり、そこが微生物の家となっています。また、その植物の根は、土壌の団粒構造を作るのに重要な役割を果たしています。耕すと団粒構造も壊れてしまい、土が固くなります。するとまた耕さなくてはいけなくなる負のサイクルができてしまうそうです。
この負のサイクルから抜け出せない農家さんは多く、特に高齢化が進む農家さん業界ではお年寄りが土を耕す重労働をしなくてはいけなくなっているそうです。

今まで当たり前にやるべきだと思っていたことをやめるのは勇気が必要かも知れませんが、少しでも多くの人が負のサイクルから抜け出して自然農に切り替えられたら良いのになと私は思いました。

ポイントまとめ


では、上記3つのトピックのまとめです。1つ目は自然農は自然の摂理のもとに成り立っている農法で、生き方そのものだったということ。2つ目は、除草した草は自然界に巡らせるという考えがあり、やり方は少し経験値が必要そうだということ。3、耕さない理由は微生物の住処と土壌の団粒構造を壊さないためということ。

結論


自然の摂理、循環を大切にしているのが自然農であり、その農法は今までの農業で当たり前とされていたことを覆す学びがたくさんありました。しかし、思い返すと慣行栽培よりも先に自然界が存在しています。私達には今、自然から「学び直す」機会が必要なのかも知れません。

プランターでの転用と私にできること


私の場合は畑を持っていないので、このように畑で行われている自然農をいかにプランター菜園に転用できるのかが重要です。
農家さんからは、プランターで自然農に挑戦する場合はそこに小さな自然の世界を作るつもりでやるのが良い。とアドバイスを頂きました。

早速、収穫を終えたインゲン豆は根を地中に残したままで葉やツルを刈り、土に巡らせることにしました。これらがある程度土に還ったらここに次の作物を育てます。(連作障害を避けるため、マメ科の作物は育てません。)

今回訪れた畑は人手不足で、除草が間に合っていなかったので作物が埋もれてしまっていました。この状態だと収穫期を迎えた作物を見つけ出すのも一苦労で、見つからないまま収穫期を終えてしまうものもあるそうです。その場合は種取りようにするそうですが、土に還ってしまう作物もあり、「どの作物を救済するのか迷います。」と農家さんは仰っていました(・・;)
この現状を知って、自分にできることは手伝わせていただけたらなと思いました。

現場に足を運んだことで、一気に学びが深まり、私の自然栽培への歩みは加速したように感じています。なにより、自然農の畑は居心地が良かったので、除草のお手伝いと学びのためにも何度か通いたいと思います。




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