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日本数学会で札幌に行った話(その2)

9月12日から16日まで、日本数学会に参加するために札幌へ行ってきました。
第2回です。



2日目(9月13日)

7時半ごろ起床。
食欲がなかったので朝ごはんは飲むヨーグルトだけにした。

8時半ごろロビーで先生と合流し、地下鉄で北大の会場へ。
ホテルから北大まで歩いて行こうかと考えていたけれど北大の広さを完全になめきっていた。
実は前々からその予定だったのだが、先生は家庭の事情などがあって発表終了後に東京へ戻ることになっていた。
なので、この日の午後以降は完全に一人で学会に参加しなければならない。少なくともホテルから会場までのルートはこの日に覚える必要があった。

午前11時ごろに発表を行った。
題名は
「On the weak convergence of conditioned Bessel bridges」
で、去年の日本数学会の年会で発表予定だった内容に加えて今年新たに得た結果について話た。
発表自体は準備の甲斐あってスムーズにできたと思う。

昼食は先生と北大の生協へ。
食堂がバカデカすぎて驚きだった。「これは一人では来れないな」と思った、まあ広さに関わらず生協食堂はどこも一人では難しいのだけど。

昼休みの間に先生にもう一度駅と会場の間のルートなどを歩いて教えていただいた。
これがあったおかげでこの日以降もある程度歩き回れたので大変にありがたかった。

予定通り午後のセッション前に先生は帰られたので、ここからは一人。午後のセッションを聴いた後、特に知り合いもいないし疲労も溜まっていたのでホテルへ戻ることに。
帰りがけ、別大学の同学年の院生が声をかけてくれて駅の近くまで案内をしてくれた。
本当はもう少し話したかったのだけど、後に予定がありそうな雰囲気だったので諦めてしまった。
こちらから話しかけることができないのでその日以降話すことができなかったのも残念だった。

案の定、札幌駅の地下鉄の改札からホテルへ行く間で迷った。
再び親切な方の声が。この方は学生向けのキャリア支援の仕事をされているそうで、北大生ともよく話すとのことだった。実はこの方には二日後に偶然再開することになる。

ホテルへ戻って夕飯をどうするか思案。
少し調べるとホテルの下に複数居酒屋があることがわかった。
一番北海道らしいものが食べられそうな一軒に行って三田が、割と早い時間だったにも関わらず既にいっぱいで入れなかった。
仕方ないので(多分全国チェーンと思われる)別の居酒屋で海鮮を食べた。これはこれで美味しかったし、店員さんもとても親切だった。

現金をあまり持ち合わせていなかったことに気づき、時間があるうちにと思ってゆうちょを探す旅に出ることにした。
しかし、札幌の地下はそう一筋縄にはいかない。
途中、道を教えてくれた方がおり、大体の方向はわかったもののおそらく不安そうに見える歩き方をしていたのだろう、仕事帰りの警察官の方がゆうちょまで連れて行ってくれた。
「僕は警察官をしているので安心してついてきてください」と言ってくださり、大変心強かった(安心しきったのかATMではおろす金額の0を一つ間違えてしまった)。
帰り道も途中で親切な方が声をかけてくれた。学生さんで、「バイトで怒られちゃってケーキを買って帰るところです」とのことで、「甘味は大事ですよね」という話をした。

ホテルについて今後どうしたものかと考え始めた。
ご飯の予定なども特にない。
夕方に北大博物館に電話をしたら、コロナの関係で「スタッフが足りていないのでガイドはできない」と言われてしまったこともあり、空き時間の過ごし方をどうしたものかと悩んでしまった。

そこで、いつも美味しいお酒を色々と紹介してくださるとある先生にDMをして、おすすめのお店などを教えてもらうことにした。
大阪出張中だったにも関わらず、電話をかけてくださり、お店やお土産など色々とおすすめを教えてくださった。
漠然とした不安があったのでお話しできて大変ありがたかったです、ありがとうございました。

(続く)

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