ハンバーグが美味しく作れない。
タイトルは最近の悩みです。
ハンバーグ、難しいです。作るといつも生焼けになってしまいます。お恥ずかしい話なのですが、食べる前に電子レンジで加熱しています。
ハンバーグをフライパンで焼いているとき、火が通っているか何度も竹串を刺して確認してしまう。そのせいで加熱すると肉汁が溢れ出し、とても残念な仕上がりになってしまいます。
旦那に残念な仕上がりのハンバーグを提供してしまうこと、本当に申し訳なく思っています。ごめんなさい。ハンバーグ問題については家族会議も行いましたが一向に上達しない嫁です。
そんな感じなので我が家のハンバーグはいつの間にか煮込みハンバーグが定番になってしまいました。煮込んでしまえば生焼けになることもないし、きのこと一緒に煮込めば食物繊維も摂れる。一石二鳥。
ときには諦めることも必要ですよね。
そう思いながら過ごしていたのですが、年明けにNetflixで「ペンションメッツァ」というドラマを観ました。
長野の別荘地、カラマツ林の中にあるペンションが舞台の物語なのですが、小林聡美さん演じるテンコさんがお客さんのために作る料理がとにかく美味しそうで。
第1話で登場したハンバーグが忘れられず……
このときは奇跡的にフライパンだけで焼くことが出来ましたが焦げてしまいました。
その後もちょくちょくペンションメッツァのハンバーグを再現しているのですが、最後に電子レンジで加熱するという工程が出来てしまいました。情けない話です。
フライパンだけでハンバーグを上手に焼きたい。諦めることも必要と言っておきながら諦めの悪い女ですよね。
そこで初心に戻ってハンバーグの基本をおさらいしてみることにしました。
ふむふむと読んでいると別の問題が浮上してきました。成形するとき、ぽんぽんとキャッチボールをするように肉の空気を抜く工程を忘れていたことに気づいたのです。
肉の空気を抜く工程を行わないとどうなるか。
焼いたときにタネに含まれている空気が膨張し、ハンバーグにヒビが入ってしまいます。するとハンバーグの形が崩れてしまい、ヒビの間から肉汁が逃げてしまうので、パサパサとした仕上がりになるとのこと。
だからハンバーグを焼いているとき崩れやすかったのかと納得。パサパサしているのも電子レンジで加熱しているからだと思ってたけど、ぽんぽんを忘れていたことも原因のひとつだったのかも。
基本のキが出来ていませんでした。反省。
それにしても子どもの頃、ハンバーグを作るときにぽんぽんをやりすぎて母に怒られていたはずなのに、大事なぽんぽんを忘れてしまうとは。大人になると大事なことを忘れてしまうんですかね。(何の話だ)
おさらいしたところでさっそく作ってみることにしました。
まずは材料を用意。
玉ねぎはみじん切りにして耐熱皿に入れ、600Wの電子レンジで2分加熱し粗熱を取っておきます。
ボウルに合い挽き肉を入れ、粘り気が出るまでよく捏ねたら、卵、パン粉、牛乳、塩コショウ、ナツメグを加えて混ぜ合わせればタネの完成です。
タネを楕円形に軽くまとめたら、片手から片手へハンバーグを軽く投げるようにして空気を抜きます。
20回くらいぽんぽんしました。やりすぎたかもしれません。その後、冷蔵庫で30分ほど寝かせておきました。
焼くときのポイントはこれです。
タネをフライパンの上に並べたら蓋をして、強めの中火にかけ、焼き目がついたらひっくり返して弱火で3~5分蒸し焼きに。
竹串で真ん中を刺し、透明な汁が出たらOK……のはずだったのですが、ハンバーグからは濁った汁が。
あれ?おかしいな~。
そう思いながらひっくり返して蒸し焼きにしてみたり、やってはいけないと思いつつ火を強くしてみたり。
そんなことをしていたらハンバーグから肉汁が溢れ出し、なんだか焦げそうな予感がしてきたので慌てて火を止めました。
ハンバーグを作ることに熱中していたらいつの間にか日が暮れて部屋が薄暗くなっていた。
どうしてわたしはハンバーグを上手に作れないのだろうか。作り方をおさらいしたのに。おかしいな。ぽんこつだな。材料の撮影までして成功させる気満々だったのに失敗してるし恥ずかしい。
キッチンでひとりもやもやしてきたところで電気をつけました。そして、電子レンジで加熱するという最後の工程に移ったのです。
結局、今回も電子レンジに頼ってしまいました。
生焼けのハンバーグを電子レンジで加熱したときに使ったお皿を洗いながら、焼くときに水を入れて蒸し焼きにしなかったなとひとり反省会。
次こそは……とリベンジを決意しました。
続く(かもしれない)
5/6追記 リベンジしました。 ↓
いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。