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「この仕事をナメてるのか」と言われたらきっとナメている

 こんにちは、亀山真一です。
 近頃は一時のようにお勤め先に関する記事を書かなくなったなぁ……と、ふと思いました。週4日勤務になって任される仕事も増えて大変だけど、大変だと愚痴る暇もなかったのかもしれません。

 僕が新たに覚えたのは請求書の起票です。
 毎月ウチの部に届く請求書――システム使用料とか機器のリース代とかネットで買った消耗品の代金とか――を経理システムに打ち込んで、プリントアウトして判子もらって経理担当さんのところへ持っていく仕事です。

 基本は毎月決まったものだけを起票している(それ以外の面倒くさそうな請求書は他のスタッフがメインでやっている)のですが、それでもイレギュラーは起こります。
 例えば、名刺の印刷を頼んでいる業者などは必ずしも毎月注文しているわけではないし、ならば請求書が届いてないけど大丈夫だろうとスルーしていた業者から「先月の請求書忘れてました」と頭を下げられて焦ったこともあります。

 先日は経理担当さんから「請求書の間違い」を指摘されて伝票ごと突き返されました。その時の僕はよっぽど不安そうな顔をしていたのでしょう。社員さんたちから「怖い」「怒られる」なんて恐れられている(?)経理担当さんから、
「伝票は合ってる大丈夫。誰か社員さんに頼めば業者に再発行をお願いするのはやってくれるから」
 となだめるように言い含められました。結局請求書は二つ返事で再発行してもらえたのですが、その際に僕の手は震えに震え、しばらくタイピングができなくなってしまいました。久しぶりに自分がコミュ障であることを思い出しましたね。

 僕としては「分からないことを分からないと言えるだけ上出来」な状態でして、小さなミスはよくやらかします。
 特に経理システムに則っていない、コピーしてファイリングしてスタッフ控えのExcelにメモするところは誰もチェックしてくれないため、自分で間違いに気付いた時には請求書も伝票も経理担当さんの手に渡っていて修正不能になっていたりします。もうどうしようもないんだからと自分に言い聞かせて呑み込みますが、こうしてふわっとnoteに書いてしまうくらいには気にしていたようです。

 話は変わりますが、最近の職場といえば年末調整をしました。

 いまだ実家で親に扶養されているような状態で、持病が特殊過ぎて保険にも入れない僕には年末調整でやることが特にありません。が、一応1つだけ確認しておきました。

「副収入って、いくらくらいから申告した方がいいですか?」
「ああ、20万とかだったと思います」
「確定申告と同じですね」
「……確定申告ってそうなの?」

 そうだと思っていましたけど。確か弟もUber Eatsの配達を20万円超えないようにやっていましたけど。

「とりあえず、今年の作家収入は申告しなくて良さそうです」
「来年はウチの給料より作家収入の方が多いかもしれませんね」

 どんだけ売れるんですか。いや、もちろんそうなったら万々歳ですけど。

 商業デビュー作『このイケメン、××につき』は3月頃に一度びっくりするほど売れました。
 毎月これだけロイヤリティが入ったら、同じペースで2作目も売れたなら、それこそ確定申告が必要になるかもしれないと思ったくらいです。

 今のところ2作目『あなたのヒロインになります!~イケメン小説家に恋をしました~』の方はそこまでではありません。
 が、デビュー作が急に伸びたのも発売半年後だったから、これから売れるかもしれませんね。

 ナメたこと言ってないでちゃんと働きなさい、今のうちに社会人スキルを身に付けなさいという指摘はごもっともなのですが……今の僕は新作のことで頭がいっぱいです。

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