統計から見えてくる東部地域の姿 Vol.4(令和4年自動車保有台数調査 )

 今回は「令和4年静岡県自動車保有台数調査」から東部地域の姿をみてみます。
 静岡県全体の概要は、県HPに掲載されていますので、興味のある方はぜひそちらを御覧ください。

 また、以下の文章には担当者個人の考察・見解を含みますので、ご了承ください。

<用語の解説>
上記HPの「概要」のアドレスにあるダウンロードファイル「令和4年自動車保有台数「はじめに」」(PDFファイル)の用語の解説をご覧ください。

市町別自動車保有数

 表1から、東部地域局管内(以下、「管内」という)計は県全体と比較して、保有総数でみた車両1台当たり人口は県平均(1.15人/台)よりも多い1.19人/台となっています。また、1世帯当たり自家用乗用車数は県平均(1.48台/世帯)よりも少ない1.44台/世帯となっています。

 次に、特徴のある市町をみてみます。
 熱海市は、1世帯当たり車両台数が1台を割る0.84台/世帯(県全体で最も少ない)となっており、熱海市全体としては1世帯に1台に満たない車両の保有数となっています。また、二輪・原付の1世帯当たりの台数は、0.33台/世帯(県全体では0.24台/世帯)となっており、県全体で1番大きい数値となっています。
 長泉町は、保有総数における車両1台当たり人口が1.42人/台で県全体で1番大きい数値となっています。自家用乗用車の車両1台当たり人口も1.86人/台で熱海市に次ぐ2番目となっています。これは、運転免許の取得ができない年少人口(14歳以下)の割合が高いことが要因の1つではないかと考えられます。(長泉町は、令和3年静岡県年齢別人口推計において14歳以下の年少人口の割合が県内で最も高い(15.71%)。)
 小山町は、1世帯当たり車両数は県全体で4番目(1.72台/世帯)と高くなっています。これは、県計の1世帯当たりの人口が2.40人/世帯(管内計は2.36人/世帯)に対して、小山町のそれは2.83人/世帯と多くなっていることが、1つの要因ではないかと考えられます。(参考:熱海市の1世帯当たりの人口は、1.83人/世帯)
 また、自分もバイク(小型2輪:110cc)に乗っていることから、管内の1世帯当たり二輪・原付車両数を見てみると、熱海市は0.33台/世帯と県全体でも1番多くなっていますが、県内35市町中30番台が5市町と管内全体では少ない傾向にあります。理由に思い当たることがないので、何か思い当たることがある方は、ご意見お待ちしております。

 今回はここまでです。次回も引き続き「令和4年静岡県自動車保有台数調査」から東部地域の姿をみてみます。

(担当:長谷川)