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今更だけど、web集客って大切。

相当言い古されてきていて、コロナの影響により非対面型ビジネスの移行が叫ばれている今、特に話題が再燃しているweb集客。

私自身はずっとアナログ営業に力を入れていたので、ホームページは名刺の拡張版ぐらいの位置付けで、すでに面識のある方が情報の補完のために使ったり、ご紹介いただく際に先様へ情報を簡単に伝えるために使ってもらったりしていました。

つまり、当事務所のホームページはセールスページではないのでweb広告を出したりもしませんし、お金をかけてアクセスを集めたりしているわけでもありませんでした。

ところが、4月に法人化して士業グループを設立したことに伴って、新しくドメインを取得してグループでのコーポレートサイトを制作することになりました。

当事務所のコーポレートサイト ⇒ https://tsumugi-g.com/gyoseisyoshi/

だったらこれまで個人事務所として使っていたホームページはブログに特化して、もっとしっかり運用していこうということで個人ページもリニューアルいたしました。

ブログ特化した元德留行政書士事務所のページ ⇒ https://tokutome.net/


ホームページには種類がある!

ここまでで既にセールスページ・コーポレートサイト・ブログという言葉が出てきましたが、大きく言えばこれらは全てホームページです。
他にも有名なもので言えばランディングページというものもあります。

なんとなくホームページがあればとりあえずいいんでしょ?という感じでおざなりなものを作成している方も多く見かけますが、本来ホームページには種類があって、目的に合わせて作り分け・使い分けをします。

極々ざっくり説明すると以下のような感じです。(かなりかいつまんでますので正式に知りたい方はご自分で別途ご確認くださいw)

ランディングページ⇒集客のためのページ。商品や会社のことを知らない人たちになんらかの興味を持ってもらうためのとっかかり。

セールスページ⇒営業のためのページ。既に商品や会社への認識がある人に対して商品の良さを深く伝えて成約に繋げる。

コーポレートサイト⇒商品ではなく会社そのものを宣伝するためのページ。静的なページ構成が多い。

ブログ⇒最新の情報を発信したり、既存顧客とのコミュニケーションツールとして使ったり、SEO対策に使ったり、様々な用途での利用が可能。


自分はホームページを使って何がしたいのか?

前項にてざっくりと用途は伝わったと思いますので、あとは自分に必要なのはどのページなのかを考えなければなりません。

ネット媒体を使ってやりたいことは、『集客』なのか『宣伝』なのか、『クロージング』なのか『コミュニケーション』なのかで作るべきものも書くべき内容も全く変わってきます。

そして、ここがはっきりしないページでは、大きな効果は期待できないと思った方がいいです。

そもそも狙っている層(ペルソナ)が定まっていなければ、どんな人が訪問してくれても正解になりませんし、お客様の側からしてもゴールがないページに訪問したらそのままふわっと離脱してしまうしかないから効果にはなりえないのです。

だから、考えなくてはなりません。
既に作成してしまっているホームページでも、簡単な構成の変更もしくは記事の内容を意識するだけで狙った効果が出せるページにリニューアルしていくことは可能なのですから。


行政書士法人つむぎのコーポレートサイト。

当事務所の大きなセールスポイントは、行政書士法人と司法書士法人と土地家屋調査士法人が一体となった士業グループであるということです。

なので、コーポレートサイトではそれぞれの法人の強みと共に、グループで一体となってそれぞれに知恵を出し合い、問題解決にあたりますということを強調しています。

個人事務所だった德留行政書士事務所時代には無かった、取り扱い業務についても明確に記載することで、司法書士や調査士の顧客が何気なく見た時にも行政書士が何をする人なのかがわかりやすくなっていると思います。

これまではアナログ営業が中心だったため、ゼネラル事務所であることを売りにしていたわけですが、これからは私と面識のない方からの問い合わせも増えることを想定して、『つむぎではこんな業務ができますよ』という部分のわかりやすさを重視しました。

そもそも面識がある方からご依頼を頂くからこそゼネラル事務所でも信頼を得る事が可能だったわけですが、webから全くの見ず知らずの方が問い合わせをしようと思った場合、どういう業務に強い事務所なのかがわからないと不安になります。

不安という壁は大きく、そこから問い合わせという『行動』に移そうと思う人はほとんどいないと思います。
大抵は他のわかりやすい表示をしている事務所へ問い合わせをするのではないでしょうか。


現在の德留的ブログの使い方。

つむぎグループに関する広告宣伝はコーポレートサイトで十分に行なえているものとして、ブログでは業務に関する記事だけを書き足していっている状態です。

過去のページでは固定ページにしてあったものも1つの記事としてしまって、既存の記事も新たにカテゴリー分けをし直してタグ付けも行ない、検索しやすくしました。

業務記事を量産するのであれば、調べたい情報がピンポイントでヒットする状態にしておくことはとても大切です。
本来ならどんなに面倒でもマメにリライトしながら見直しを行わなければなりません。

(本来ならばと言ってる時点で現状私が全くできていないのがバレバレでお恥ずかしい・・・)

業務に特化した記事だけを書くようになったことで、かなりブログの立ち位置が自他共に明確になりました。
これがとても大事なことなのだと思います。

自覚することで、必要な記事だけをしっかり書くようになります。
そうするとブログの個性や強みがどんどん際立ってきます。
そこまでいけば必然的に、ブログを訪れてくださった方が、「ここは〇〇なブログである」と定義づけをしてくれるようになります。

一番良くないのは何が書いてあるのかよくわからないブログになることです。
定義づけ出来ないものは印象に残りませんし、わざわざまた見に来てくださることもないと思います。

自分のブログはどういう位置づけをされたいのか?ということを意識しながら記事を書いていく。
ペルソナの設定がうまくいかない場合はこういった面からのアプローチでもいいのかもしれません。


ブログを書くのに必要なルール。

ブログの形にリニューアルしてからは、私も隙間時間があればなんとか記事を書いて更新するようにしています。
とはいえ、毎日更新なんてとてもできません。週一ですら難しい。

ブログは毎日更新しなければならない!
とにかく最低100記事書かないとSEO的にダメ!
とにかく文字数を増やしまくって長い記事を書け!

このような事を昔はよく耳にしました。
みなさんも一度ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
未だにこれを提唱している人も少なくはないです。

私の個人的な意見で言いますと、これらの行為にはあまり意味はないと思っています。
何もしないよりはやった方がいいんじゃない?程度のことで、もっと他にやるべきことはある。

じゃあそれって何よ?という部分についてはこちらの記事に全て書いてありますので興味のある方はこちらをお読みください。

⇒ 『なぜブログを書くのは苦しいのか。』

自分でいうのもなんですが、ブログ迷走中の初心者にはかなり良い内容になっていると思います。


ブログ戦略で考えておいて欲しいこと。

ちなみにブログでの戦い方として考えておかなければならない大事なことの1つに、競合がいないところで戦うのか、より強い記事を書いて戦うのか?という問題があります。

つまり、キーワードの設定をどうするのか。
強い検索ワードには必ず競合(かつ、強豪)がいます。
「建設業 許可 大阪」なんて間違いなく強豪だらけです。

その競合メディアよりも、(内容的に)ボリュームがある記事を書くことができるか?
競合メディアよりもアクセスを集められるのか?
このどちらも不可能だと思ったなら競合がいないところで戦う道を模索すると思います。

しかしその場合に問題になるのは、誰も検索しないキーワードなんかで検索1位をとっても仕方がないということです。
例えば、「行政書士 大阪 女性」で1位をとって果たしてどれぐらい結果に結びつくでしょうか?

これを検索するのはどのような人だと思いますか?
私は多分、ほぼ同じエリアの同業者の検索ではないかなと邪推します。
少なくとも何か明確に困っていることがある人はこんなぼんやりした検索はしません。

ですが、こういう内容ならどうでしょう?
「離婚相談 大阪 女性」これなら検索ニーズがありそうじゃないですか?

そして実際に検索していただくとわかりますが、「行政書士 大阪 女性」では無かった有料広告が「離婚相談 大阪 女性」だと上位に表示されます。
どちらが意味のあるキーワード選定ができているかは一目瞭然ですね。

書きたい記事を見つけたらまずはキーワードで検索をかけてみましょう。
競合が少なく、かつ、検索されるであろうワードを見つけることが出来たなら1秒でも早くその記事を書くべきだと思います。

また、競合がいないキーワードを選ぶ場合の戦略として、時流を先読みして(もしくは既に出遅れていても出来るだけ早急に)記事を書いておくというのも効果的です。


結果が出ると楽しい!

ここまで読んでいただいて、「じゃぁ德留はどんなキーワードでどんな結果を出してんだよ」って声がそろそろ聞こえてきそうなので事例をピックアップしておきます。

今からご紹介する下記記事に関しては、SEOで上位表示されただけでなく、全て実際の問合せに繋がっている記事です。


例えばブログのこの記事はグーグル先生にオーソリティサイトとして認められて「マスク 販売 許可」で検索1位になりました。
⇒ 『マスクを販売するのに許可は必要か?』

おかげで当ブログのアクセス数が大きく伸びました。
そのことにより他の記事にも目を通して頂いて、問合せに繋がっている一面もあると思います。

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そしてこちらの記事は「休業要請外支援金 大阪 行政書士」で大阪府行政書士会に次いでの3位表示をされています。
⇒ 『大阪府休業要請外支援金申請について』

こちらは記事を書く前から問い合わせがあったので、少しでもお困りの方の力になれればという思いで書かせていただいた記事ですが、記事を書いて以後更に問い合わせが増えました。

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更にまだブログが業務特化じゃなかった頃に書いたこちらのnoteは「キッチンカー 許可 大阪」で上位表示されています。
 『キッチンカーの許可の取り方。』

こちらは過去の記事に時流が合ってきたため、最近になって急にアクセスが増えてきた記事です。
過去に書いたものが今も生きるのがブログの良い所ですね。

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業務特化記事ではないのですが、「eスポーツ 行政書士」で現在も1位のこんな記事もあります。
 『eスポーツがアツい!!』

東京のプロeスポーツチームの方から監督のVISAの件でご連絡をいただき、eスポーツの現状と、興行VISAでの許可可能性について一緒に悩みまくった思い出深い案件です。

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私が設定している結果というのは、ブログが上位表示されることではなく、実際に行動していただき問合せをいただくことです。

その点ではまだまだ問い合わせに繋がっている記事は少ないですが、結果が出だしたことでコツのようなものがわかってきました。

これらのピックアップした記事はeスポーツの記事を除いてすべて、
⇒ 『なぜブログを書くのは苦しいのか。』
で解説した内容に沿って書かれている記事です。

意味のあるブログを書くためにはルールがあります。
そのルールを無視していい結果に繋げることは難しいですし、資金力以外の力を持ってすぐに効果が出るチート魔法もありません。

基礎をしっかり学び、まずは基礎に忠実に行動すること。
これが結果を出す最善策なのだと思います。


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