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50歳を目前にして思うこと

今月の頭に誕生日を迎えた。49歳だ。
そうか、49歳なのか。
ここ数年、自分が何歳だかよく分からなくなることが多かった。
今、48だっけ?49だっけ?と思っていたけれど今年で49歳ってことは
それまでの私は48歳が正解。当たり前だけど。

多分、もう忘れない。

というのも、49歳って結構色々と思うところが多い。
40代最後の年。つまり次の誕生日からは50代が始まる。

50代って、すごい。
もちろん40代に入る時も何かしら感じるだろうけど
私の場合は高齢出産だったため、40歳の誕生日を迎えた時は
生まれたての乳児に翻弄されており、感慨に耽っている場合ではなかった。
大波に飲まれているうち、気づいたら40代半ばだったって感じ。

繰り返すけど50代って、すごい。
人生100年時代とか言われるけど、実際に100まで生きる人は
そう多くはないと考えると、誰がどう言おうと折り返したわけで。
確実に「終わり」に向かって歩き始めたんだなと思う。

そして50代って多分、好きに遊んだり仕事したりできる
最後の10年なのかなと、しみじみ感じた。
もちろん人によって状況は様々だけど、私の場合は
子育てが少し落ち着いて今より自由がきく10年だろうし、
両親があちこち弱りながらも、ひとまず元気でいてくれる
最後の10年になるんだろう。(もちろん可能性でしかないけど)


小泉放談。40代後半の教科書にしたい。

去年だったか、誰かの勧めで小泉今日子が昔書いた本を読んだ。
彼女が50を迎える時に、いろいろな先輩たちに
「50ってどうよ」と聞いて回った対談集だ。

これを読んだ時点では48だったけれど、私はモーレツに
「49になったら50からのことを考えよう」と思った。
同時に、50からの10年を前向きに迎えられると思った。

20代から30になる時、30代から40になる時。
私は何かを失ったような感覚があった。
決してどんより重い気分で年を重ねたわけではないけど
「あー・・40代になっちゃったなー。あはは(苦笑)」
という寂しいような切ないようなどこか自虐的な気分だった。

でも40代から50になるタイミングは、また少し違った
感情が湧き起こる予感がしている。
例えれば9歳が10代に突入するような感じ??
「さあ、人生後半戦、行ってみましょうー!!」みたいな。
まぁ開き直りとも言える感覚なんだけど。

49歳という年は50代への大事な大事な助走期間。
どんなコースを行くか、どこへ向かって進むか。
どんなペースで走るか。もちろん歩いたっていい。
しっかり計画を立てていきたいと思う。
間違っても助走でこけて足を挫かないように気をつけることも大事。
無理はきかない年齢であることは間違いないんで。

思いもよらぬ障害物レースになるかもしれない。
とんでもない大穴に落ちるかもしれない。
突然道が断たれることだってあり得ない話ではない。
だって50代だもの。

願わくばこれまで頑張って生きてきた自分への
ご褒美のような10年にしたい。
60からはまた全然別のステージが待っているはずだから。

エンジョイ、フィフィティーズ!!

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