見出し画像

びじゅチューン! 私的極小ネタ図鑑 #21


今回はこの人についてである。

画像1

レポーター石橋についてのレポート

まずは下のリンクをクリックして曲をどうぞ。

「びじゅチューン!」99曲目にして名前が明らかになった石橋さんだが、私が今まで取り上げなかったのは、まあ上の曲を視聴すれば分かるからね、と思っていたからだ。

だがやはり重箱の隅をつつくが如く書き続けた極小ネタ図鑑。
細かいことを体系的にまとめ、考察も加えておきたい。

最初にこの人が登場するのは初期も初期、2014年「住んでます八橋蒔絵硯箱」だ。
その時はまだ単なる「記者」。

現在の「続いては、信貴山の石橋さ~ん」や2020年10月の新作「竜田川にフタをする」ではテレビのレポーターだが、2014年の時点では「わが街新聞」の記者である。

画像2

彼女の書いた記事や出演した番組から、時系列的に石橋さんについて分かることをまとめていく。

まずはデビュー当時。2014年だ。
「住んでます八橋蒔絵硯箱」の中に出てくる「わが街新聞」の記事に、こんなことが書かれている。要約してみる。

「粗野な宮本さんの振る舞いにくじけそうになったが、将棋でつちかった粘り腰で真実の追及に徹した」「邸宅のあまりの高級感に写真を取り忘れた、記者失格」

レポートをする彼女も宮本さんにたじたじ、いいようにあしらわれ、物慣れない新人らしさが感じられる。写真も撮り忘れている。

画像3

勤務地は、東京と推測。
「八橋蒔絵硯箱」が東京国立博物館の所蔵だし、家主の宮本さんもなんか東京の人っぽいし、家の外観などを見ると武蔵野辺り(宮本からの安易な連想)の高級住宅みたいだから。(いい加減)

つまり新人時代、石橋さんは東京勤務、テレビのレポーターでなく新聞記者だったと考えられる。

しかし当時から現在と共通する点も見られる。
現在彼女の担当するのは「どローカルレポート」。新人の頃は「わが街新聞」。
どちらも地域密着の姿勢が感じられる。
また「八橋蒔絵硯箱」や「信貴山」を見ると、体当たり的な取材を得意とするようだ。
「竜田川にフタをする」ではあまり体当たり的な特徴は出ていないが、夜の竜田川にも足を運び、自らライトアップされた紅葉を伝えており現場主義がうかがえる。

画像4

ジャーナリストとしての一歩を踏み出した2014年から6年が経った2020年、彼女は「どローカルレポート」のコーナーで竜田川や信貴山を訪れていることから、奈良県を中心に活動していることが分かる。

さらに最初の体当たり取材「八橋蒔絵硯箱」は尾形光琳作、「竜田川にフタをする」の「色絵竜田川文透彫反鉢」は光琳の弟、尾形乾山作。
つまり石橋さんは尾形兄弟を追っている、もしくは得意分野にしているであろうことがうかがえる。

石橋さんのプチ情報として、「将棋でつちかった粘り腰がある」ということの他に、信貴山レポートから「どこでも寝られるのが自慢」「いろんなお家に行ってみたい」「めがねは400個持ってます」ということが分かる。

「いろんなお家に行ってみたい」・・これは彼女が自分の出発点・初心を忘れておらず、様々なお宅訪問もライフワークであることを伝えている。

ちなみに「どローカルレポート」は「BTnews」つまり「びじゅチューンnews」というテレビ番組のコーナーであり、この番組のお天気コーナーは例のナルキッソス君が担当している。


「BTnews」で使われる石橋さんのロゴは下のようになっている。

画像5

文字のデザインは「石橋を叩いて渡る」的な堅実さを感じさせるが、本人のレポートはとにかく体当たり、現場で起きていることをそのまま伝えるけれど「だから何?」というか、解釈・総括はスタジオと視聴者に丸投げするスタイル。
当たって砕けろ的であり、ことわざとは真逆と言わざるを得ない。

キャスターの二人も石橋さんのレポートに戸惑い顔で顔を見合わせている。

画像6

(なお男性キャスターは「見返りすぎてほぼドリル」で見返り美人を袖にしたジョセフであり、江戸の人々の心象はあまりよくないと考えられる。ジョセフ、石橋、ナルキッソス、全体的に番組キャスティングのクセが強めではないか?)

それにしても、宮本邸を訪問していた頃のおどおど感が無くなり、たくましくどこまでもニュースを体当たりで追う彼女の姿に、著しい成長、ジャーナリストとしての魂を見た。

画像7


まとめ
・石橋さんは新聞記者として、東京でジャーナリスト人生をスタートさせ、6年後には奈良県を中心にテレビ番組のコーナーで活躍する体当たりレポーターに成長している。
・新人の頃から地域密着のスタイルを取り続けている。
・彼女の出演する「BTnews」の放送エリアは不明ながら、江戸在住のはずのジョゼフやギリシャ国籍と思しきナルキッソス気象予報士が出演していることを考えると、全国ネットの可能性も十分考えられる。
・尾形光琳・乾山兄弟、お宅拝見(渡辺篤史か)といったジャンルを中心に、どローカルな体当たりレポートを繰り広げている。
・「将棋でつちかった粘り腰がある」「どこでも寝られるのが自慢」「いろんなお家に行ってみたい」「めがねは400個持ってます」といったプチ情報が公開されている。

以上 レポーター石橋についてのレポートである。


私的極小ネタ図鑑のマイルール
・DVDBOOKの中で井上さんが触れられていることは取り上げない。解説はDVDBOOKも参考にする。
・登場人物は他の作品にも様々出るので、基本的には取り上げない。本当に一瞬のチラリ登場は、うれしすぎて取り上げるかもしれない。
・すんごくみみっちいどうでもいいことを中心に取り上げる。

びじゅチューン! 全作品はこちら↓



この記事が参加している募集

#コンテンツ会議

30,767件

お読みいただきありがとうございます。楽しんでいただけたなら嬉しいです😆サポート、本と猫に使えたらいいなぁ、と思っています。もしよければよろしくお願いします❗️