詩 No.047 トンボの軌跡

トンボの軌跡
赤い筋がすぐ横を走る
上下左右
デタラメな秩序

トンボの軌跡
銀の羽根に夕陽が映る
朱に染まり
光だけが残る

トンボの軌跡
影に呑まれた姿
木から糸で吊るされて
力なく空に残される

トンボの軌跡
空を駆ける紅
空に留まる黒
くもがそろそろと動く

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