詩 No.061 あの祭りの日
路地から光がポウッポウッとこぼれて、
逃げるように光を追う。
祭りがあった。
ドンチャン
赤い提灯が1つ、2つ、3つ
ドンチャン ドンチャン
焼きそばに、わたあめ、フランクフルト
ドンチャン ドンチャン ドンチャン
金魚すくいに、型抜き、射的
夜を消し飛ばす賑わいで、
とぎれとぎれの雨にうたれて、
熱気がムワッと。
おじいちゃん、おばあちゃん、
お兄さん、お姉さん、
男の子も女の子も、
みんな赤ら顔。
夜は深くて、
私の白い頬ははりついた雨を、
ぬぐってもぬぐっても、
雨はふる。
帰ろう
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