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終わらない詩を書こう

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常に進化を続ける変身作家の私が書いた詩をまとめたものです。”終わり”をテーマに書いています。
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#エッセイ

冬の口

ざりざり ざりざり 窓にびっしりと並んだ水滴は 1つに触れると周りも落ちていく まるで人み…

怒りの用法容量

目の前が夕陽がさしたみたいに茜になって どんどん赤は増していく 血が脈を通って熱い 感情が…

ひびひび

苦しい日々 苦しい日々 苦しい日々 それに浸れば人は強くなる ちょっとだけ ちょっとだけなら…

亀 drop out !

うさぎは速いけど休んじゃった 亀は遅いけど進み続けた 亀を目指せって言うけど それってホ…

歯で蝶で

あっ とれた 歯が これどこの? 親知らずの一つ前 奥歯か あっ 砕けた 歯が これどこの…

暴食狂騒曲

席について テーブルに並べられた清潔な食器 並べられた皿に出来立ての料理を注ぎます 赤くひ…

時空キャンパス

アタマの中のキャンパスは気づいたときには色がついてた 最初はどんなだったかわからない 普通はキャンパスって白だと思う ほんとに? 色を塗られた後しか見てないんだよ もしかしたら 赤 もしかしたら 青 もしかしたら 茶 ほんとにもしかしたら 黒 かもしれない 最初の色をさがそうと 目をきょろきょろ でも駄目 目は絵筆 色が走っちゃう 私は描くことしかできない 時間をのせて 空間をもって だけど 絵とよべるほどきれいじゃない たぶん そんなもん 色がついたキャンパス

脳内戦争

愛とか恋とか それを友に語る言葉 求められたから放つだけ フーンと私はそっぽを向く 人形に…

詩 No.100 人は変わらない

環境が変わっても 人は変わらない どれだけ技術が進歩しても 人は変わらない 時代が変わっても…

詩 No.099 勉強 勉強 勉強

何のために勉強するのかって そんなの知らない 何か役に立たないといけないの 何かお金を産ま…

詩 No.098 旅は続くよどこまでも

花は種を飛ばす 飛んだ命はそこで目覚め 花を咲かす コンクリートをも突き破る命の大きさ 人…

詩 No.097 ああ、こわいこわい

お酒にのまれ のみこまれ あの子を誘って いうけれど 素面がいいと 離されて 後日あの子へ…

詩 No.096 さまよって ふるさと

田舎を飛び出 街に来た ひかり舞い散る その場所は 朝夜 昼夜 関係なし 何度も騒ぎ 楽し…

詩 No.095 今はどうして褪せたのか

楽しい場所であったのに 今はどうして褪せたのか 手を黒にして書いたのに 今は白から染まりはせん 湯気立つほどのあの熱さ 今は冷えてはからからと 胸がとどろきおどったが 今はココロがイタくなる 夜寝ることが惜しかった 今はあしたがにくらしい 今はどうして褪せたのか ----