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【ありふれた日常から】重い空気を分かち合う

日暮れの車両の中は、帰宅途中のサラリーマンでいっぱい。
気のせいか、重苦しい空気を感じる。
皆、疲れているのか、ぼくがただそう思い込んでいるだけなのか。
何だかどよーんとした空気を感じる。

今日、ぼくが会社でどんな気持ちで働いていたか思い起こしてみると、愉快なことなど何もなかった。
黙々と仕事をしていた。
ぼくみたいな人たちが狭い車両の中に集まったら、そりゃ空気も重たくなるはずだ。

でも能天気に楽しく仕事していた人たちばかりの車両に乗ったら、ぼくはどう思うだろう。
いたたまれなくなって途中下車するかもしれない。

重い空気だけど、分かち合える人がいて、それはそれでいいのかもしれないなぁ。



「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。