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通勤電車の詩

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通勤電車に揺られながらふと思ったこと・・・。おじさんのぼやき、つぶやき。
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#朝の通勤電車の中から

「通勤電車の詩」終了のご挨拶

皆様、長らく「通勤電車の詩」をご愛読いただきありがとうございました。 100回を節目に一旦終…

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【通勤電車の詩 vol.84】粋なお兄さんの神対応に助けられた朝

ある朝のことだった。 満員電車から解放されて混雑するホームに降り立った時、後ろから突き飛…

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【通勤電車の詩】仕事の準備は大丈夫?

今日は一人で出張の予定。 電車に揺られながら、あれこれと段取りを考える。 何時に出発して、…

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【通勤電車の詩】時には雨の日もある

何か湿気ていて、いつもと空気が違う。 雨のせいとはわかっているが、車両内のジメジメ感が肌…

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【通勤電車の詩】重戦車、来る

とにかく突進力がすごい。 毎朝電車を乗り換える駅を降りて、次のホームへ向かう途中に必ずす…

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【通勤電車の詩】電車の中が小さな世界だったら

一両の電車の中だけが小さな世界だと空想してみる。 会話はほとんどなく、誰も干渉し合わない…

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【通勤電車の詩】"ぼく"は頑固

たまに気分転換で通勤電車を変えてみよう、とは思ったことがない。 地下鉄を使えば、あまり所要時間と運賃が変わらずに出勤することができる。 しかし、よくよく"ぼく"自身に聞いてみると、違う電車で行ってみようとは思わないと言っている。 面倒臭いという理由は確かにあるが、"ぼく"は毎日の雰囲気が変わることに抵抗があるらしい。 "ぼく"と言うやつは、保守的な人間みたいだ。 ルーティンってやつなのか、いつも通りに出勤した方がストレスを感じないと"ぼく"が言っている。 会社にはなるべく

【通勤電車の詩】枯れたチューリップ

駅に置いてある植木鉢の枯れた花を見て、思い出したことがある。 私が大学の研究員をしていた…

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【通勤電車の詩】仕事は楽しいかな

中間管理職になりたての頃かな。 朝、電車を待っていて、このまま電車が来なければいいのに、…

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【通勤電車の詩】勇敢なる白い杖

電車の窓から、白い杖をついてとぼとぼとホームを歩く年配の女性を見た。 ぼくは思う。 なんと…

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【通勤電車の詩】手を振ればよかった

ホームで帰宅途中の電車待ち。 快速電車に乗りたいぼくは、先発の普通電車を見送る。 発車間際…

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【通勤電車の詩】コーヒーを一気飲み

ぼくが通勤に使っている電車は、特急に乗るのに別料金がいる。  だから滅多に乗ることはない…

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【通勤電車の詩】頑張るんだよ

扉の横に高校生の男の子。 足元には大きなスポーツバッグ。 膝が何度もかっくんかっくんと折れ…

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【通勤電車の詩】落とし物の事情

駅のホームに耳当てがポツンとひとつ。 だれかが落としていったんだろう。 落とした方も困っているだろうが、落とされたほうは切ない。 ぼくは息子から誕生日にプレゼントしてもらった大切な手袋を、電車の中に落としたことがある。 鉄道会社に電話をしまくって、探し当てることができた。 親切な人が落とし物として、届けてくれていたのだ。 久しぶりの再会。 手袋に手を合わせて謝る。 二度と落とさないと心に誓った。 落とし物にもいろんな事情がある。 あの耳当ても無事に持ち主と再会できたらいい