【ねこのおはなし】たっくんが「尿路結石」という病気になったおはなし
お宅の猫様寝てますか?
朱祥です。
我が家の猫様、黒猫のたっくんは年末からどうにもこうにも体調がすぐれず、アップダウンを繰り返しております。
年末に特発性膀胱炎になってからというもの体調バッチリ!の日もあるにはあるんですが、なんだか不安定な感じがして心配しておりました。
トイレも頻回ではありませんし、あんまり心配しすぎるのもねぇ。。と思っていた1月のはじめ。
その日、私はお休みでのんびりした朝を迎えていました。
あら、たっくんトイレしたの?
キミは綺麗好きだからね。
今、片づけてあげるね。
と、片づけている間にも、すでにトイレに行きたそう。
・・・
・・・
おや?
これは見たことある光景だな。
心の中がざわざわしてくる。
家事をする手を全て止めて、ずっとたっくんを観察する。
トイレから出てきて、慌てて2~3分後にまたトイレ。
オシッコをした形跡はあるにはあるけど、極少量。
これを30分以上繰り返す。
ぴっ
ぴっ
ぴっ
ぽーん
\ 心配がマックスになりました /
今は何時じゃぁああ!!
び、び、病院は空いてる時間なのかぁああ!!
慌てて携帯で時間を確認する。
11:00
午前中は12時までの診察のはず。迷っているヒマはない。これは完全に膀胱炎だ。だって年末のあの時と同じ光景だもの。
慌てふためいて猫用バックを取り出し、わいさんに病院に行くことを告げる電話をかける。
ちっ!!繋がらねぇ!!
もう、いい!!
病院に行く!!
病院に着いたら1台だけ駐車場が空いてて超ラッキー!!
足がもつれるようにスリッパをはいて受付に診察券を出す。
待合室はいっぱいの人とワンコ&にゃんこ。
吠えている子にそれぞれのお母さんが「しーっ、大丈夫だから」と優しくなだめているおなじみの光景が広がっていた。
もちろん私も長時間待つつもりで来ているから心構えは万全。
無理やり押し込められたウチの子は不機嫌全開で鳴くこともなく、寒くないようバックの中にいれたふかふかのフリースの中に顔をうずめて、これからくる恐怖の時間に耐えているようだった。
ごめんよ。たっくん。
静かに待っていたら、携帯のバイブが鳴る。わいさんだ。速攻で病院の待合室を出て事情を話す。
膀胱炎が再発したかもしれないこと。
心配だから病院に連れてきていること。
わいさんは、「電話に出られなくてごめんね、連れてきてくれてありがとう。病院から帰ったら連絡して」と言ってくれて手短に電話を切った。
病院到着から1時間。
ようやく順番がきて呼ばれた。
もう、12時をとうにすぎている。
先生、看護師さん、本当にいつもありがとうございます。
早速エコーで診てくれる先生。
「うーん。お母さん、これ見える?今みてるの、膀胱ね。」
膀胱の中に細長い霧のような影がハッキリと見えている。
先生が
「この霧みたいに映っている下の方、内臓がエコーに映ってないでしょ?血液が溜まっているとかだったらエコーに映るわけ。でもさ、この霧みたいなものの下は映ってないでしょ?これって砂だからエコーが反射出来てないの。だから映んないの。この霧みたいなのね、砂で間違いないから」
砂・・・・・
膀胱に砂
尿路結石で確定か・・・・
私は気丈に先生の話しを聞く姿勢をもっていたし、必死に記憶しようとしていた。
でも、やっぱり心の中ではガックリ。という他に言いようがないぐらいショックを受けていた。
うちは男の子2匹だし、人間でも痛さに耐えかねる尿路結石、感染、色んなことも考えてはいた。考えてはいたけど、手立てを打っていなかった。
年末にかかった「特発性膀胱炎」は、細菌感染や石などが何も出なかった場合でも「膀胱炎」の症状が出てくる場合、そのような病名がつくらしい。
珍しい病気ではないし、罹患率も高い病気だ。
あの時、もっと踏み込んで考えておくべきだった。
ご飯を変えるとか水分をもっと摂らせるとか、体調が不安定で揺らいでいることを誰より心配していたはずなのに・・・・・。
まぁ、特発性膀胱炎は治ったから大丈夫だよね。と、慢心していた。
完全に水分管理をしくじった。
水分を飲ませるのは容易なことではない。
特にたっくんは脊髄に半分ダメージがあり舌の使い方が非常にヘタな為、水分補給に良いといわれる「パウチご飯」を食べるのは難しいこと、裏ごししてあるような水分補給用のパウチもあるが、尿路結石用のものが発売されているのか、ということを調べなきゃ。
シリンジでお水を飲ますにしても、今度は何cc飲ませないといけないのか・・。
脳の中の様々な情報を一気に引き出して言語化し、思いつく限りの質問を先生にして、更にそれを記憶して精査して、わいさんに伝えなければならない。
限られた先生との時間、耳と脳みそをフル回転させている。
「お母さん、オシッコ持ってきた?」
「あ、いえ、慌てて家を出てきたものですし、家のトイレは砂を敷き詰めているので採取できなくて・・」
「ああ、そうなの」
そう言っている時、たっくんが診察台でオシッコを漏らしてしまった。
看護師さんがすかさずシリンジですくいあげてくれる。
「いやぁ、たっくん、偉いねぇ。オシッコしてくれたの。ありがとうねぇ」
看護師さんはエライ、エライ、と褒めてくれた。
エライと褒められようがなんだろうが、たっくんには関係ない話しなのだろう。
ぶ然とした態度で尻尾はお腹に仕舞ったまま、かわいい水色のエリザベスカラーが哀愁を誘っていた。
でも、おかげでオシッコ検査が出来る。
不機嫌でもなんでもいい。病院でオシッコ検査出来るのは大きい!
やっぱりエライぞ。たっくん!
「じゃ、お母さんとたっくんは待合室で待ってて」
小さく返事をして、診察室にいる皆様にペコペコと会釈をして
待合室で先生の診断を待っていた。
ふと携帯と見ると13時。
お腹すいたけど、スタッフの皆様だってそれは同じこと。
先生が1人しかいない病院での日常は目まぐるしいものであることは想像に容易い。
わいさんは理路整然とわかりやすく向き合ってくださる先生のことを本当に信頼している。
安心して家族の命をお任せできる先生がいてくださる、ということは、非常に幸せなことだ。
先生とスタッフの皆様には感謝しかない。
10分ほどした時、診察室から先生の声が聞こえる。
「たっくーん、たくとくーん。診察室にお入りくださいーい」
さて。
今回も信頼する先生とスタップさん達と一緒に乗り越えていこう!
詳しい説明を受ける為、私は診察室に入った。
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