自分の人生が始まった瞬間を覚えていますか?
自分の人生が始まった瞬間を覚えていますか?
何も産声をあげたその時という意味ではありません。
初めて近くして、自分の人生を歩み始めた時という意味です。
ぼくの人生が始まったのはとあるバンドのCDをレンタルしてきて、再生ボタンを押した瞬間でした。
当時は街にCDレンタル屋さんがありましたし、CDシングルは細長かった。ちょうど友達とカラオケに行くようになった頃で、レパートリーを増やすためにチャートのTOP10を全部借りて歌えるようにしていました。
そのCDも家に持って帰ってきて、カセットにダビングをしました。
再生ボタンを押した瞬間、イントロなしでいきなり始まったその曲を聴いて全身の毛が逆立ち鳥肌が立ちました。
こんなかっこいい曲は聴いたことがない。
これがぼくの人生が始まった瞬間です。
生まれて初めてした自分自身の選択
このバンドに出会っていなければ、ぼくの人生はこうは絶対になっていなかった。苦しむこともなかった。そして、苦しんだあとにもう一度歩き出そうと思うこともなかったと思います。
今ある弱さと強さを全部くれたバンドでした。
その後ファーストアルバムが発売され、封入特典でライブの先行チケットの予約ができたので、予約開始の日時に電話をしまくりました。
でも、一向につながらない電話。
塾が終わってから電話するとなんとかチケットがとれました。
そして、1999年9月9日に初めてぼくはライブというものに参加しました。
スタンド席の9列目99番
ステージからはかなり遠くて、始めて見るメンバーは豆つぶ。それでも体中に感じるあの音圧は忘れません。
ライブは、ライブでしか表現できない。
早くライブに行きたい。
そう思う今日でした。べんべん
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