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求められるキャラクター




明日は秋分の日だ。もう涼しい季節になってきたけど、肌寒くなってくるのかな。でも、秋の涼しくて少し儚い雰囲気は好きなんだよな。心が一番落ち着く季節かもしれない。


最近引っ越してきたこの部屋は、窓からの日差しが入りやすい。朝日とともに起きられるのが気に入っている。起きたら街で活動を始めている人たちの音がしてくる。車の音や工事現場の機械音だったりも聞こえてくる。静かな場所も好きなのだけど、こういう人の気配が音で伝わってくる場所も悪くはないかなと思う。まあ、あまりにも騒がしいときはイヤホン付けるけども。


季節の変わり目は体調が崩れやすかったり、何かしらの誤作動が日常で起きやすかったりするらしいのだけど、オレは今回どちらともなかった。わかりやすく起きた事象としては会社の中で影響力がわりと高かった人が急にやめることになったこと、改めて考えれば引っ越しもそうか。


別に考えなくてもいいのだけれど、あの人がこのタイミングで辞めたという出来事はなにを意味しているんだろうと、気が付くと思いを馳せていることがある。


人懐っこくて明るかったけれど、暗い顔もしていた。でも、皆んながあの人に求めているものは太陽みたいに明るくて笑顔が素敵というキャラクターなのかな。誰が悪いわけでもないが、キャラクターを演じ続けなきゃいけないことが、どれほどの孤独をあの人の中に生み出したんだろう。寂しさからまた人を求めて、また孤独が大きくなってしまうのかな。なんて、ただの憶測でしかないから確かめようがないのだけど。


でも、一瞬だけ見せてくれたあの暗い表情を。もっと色んな人に受け入れてもえたらいいのにな。オレはそんなに愛想良くない人だから、いつも笑顔でいる人を見ると辛くないのかな?って疑いをかけて見てしまうのだ。自分だけの感覚で物事を見るのは良くないが、なんかつい気になってしまう。


相手が求めているキャラクターだけではなく、そのままの自分を出せる世界なったらいいな。だから、まずは自分がそのままでいることにする。


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