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つまらないプライドと臆病な生き方




明日干さずにいつ干す!?という感じの動画のサムネイルを見て、そうだと思い立って朝から洗濯機を回した。朝っぱらから洗濯物を干すなんてきっちりしたことなんてできないと思い込んでいたが、職場の近くに住んで時間に余裕が持てたら意外とできるもんである。改めて思うが、自分にとって余裕のある時間はお金よりも大事、というと言い過ぎかも知れないな。大事さでいえばお金よりも時間の方が比重が上である。常にマイペースを維持し続けたいのだ。


「さかなのこ」という映画を最近観に行った。さかなクンの自叙伝が元になっている作品だ。さかなクンの好きなことに対して真っ直ぐな姿勢は見習うべきものがある。自分だったら人目を気にして、あそこまで自分の好きなことを大っぴらには出せないだろうなと思う。


そうそう、「SNSやってますか?」とたまに職場の人に聞かれることがある。でも、返す言葉は決まって「それは言えないですね。」なのだ。やってないと言うと嘘になるのでそれは言えないですねと濁している。まあ、そんな返答したら確実にやっているの分かるだろうけど。こんだけnote使っといてやってないとは言えないな。でも、「やっていますよ!文章書くの凄く好きです!」とそこまで振り切って言うこともできない。さかなクンの凄さはそこにあるのだ。


都内で働いているので、その土地柄もあってなのか。俳優や芸人の卵、バンドマンなど夢を追いかけている子と働く機会が多くある。その子たちに結構共通するのが芸人やってますとか曲作ってますとかは言ってくるのだけど、ネタ見せてとか曲聴きたいとか言うと全力で拒否するのだ。まあ大体そうだ。例外の子もいるけど、好きなことを否定されたくないのがほとんどなんだろうな。まあ、事情を色々話しておいて全く芽が出ないとなると恥ずかしくて死にたくなるのだろうな。自分も昔は芸人の養成所に通ってたからその気持ちが分からないでもない。通ってたと言っても3ヶ月で辞めてしまったが…。


その夢を追いかけているけど詳しいことは言わない子たちをみて、なんだか中途半端だな、振り切ってしまえば良いのに。と思う自分がいるのだが、そんなこと思う自分も好きなことを隠しているので同じようなものだよな。自分を否定されたくない、恥をかきたくない、プライドを捨てきれない、変な奴と思われたくない。などなど、色んな理由があって振り切れないのだろう。


人の目を気にせずに自由に書いていたいという思いが自分にはあるのだけど、自分のことを人に知ってもらえたら嬉しいと思う自分も同時に存在している。ここを振り切れたらどんなに楽だろうな。身近な人に自分の好きなことを言えてさらに見せられる。勇気のいることだな。このつまらないプライドや臆病な生き方をいつか捨てられたらいいな。そうすれば、心がもっと自由になれるのに。

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