起業は本当にリスク?安定思考型人間が起業を志すまで♪
こんにちは!
齋藤です!
いきなりですが、僕は安定思考型の人間です。
検事を志して法学部を選択した時にも、万一法曹界を目指さなくなったとしても不利にならないかを真っ先に調べましたし、
コンサルを選んだのも、つぶしがきいて食いっぱぐれることがないからでした。
もっといえばギャンブルなんか全くしませんし、何かを失う可能性がある勝負は基本的に避けてきました。
では、そんな僕がなぜ起業を志したのでしょうか。
それは僕の"安定"の捉え方が少しずつ変わってきたことに起因します。
どんな状況になっても望む暮らしができることが安定
"安定"と聞いてどんな仕事を連想しますか。
就活時代を振り返りながら考えていきます。
公務員、公共交通機関、大手企業、、、就活の時にも多くの友人が"安定"を理由にそれらの職場を選択していきました。
彼らの思い浮かべる安定は、
「その職場がなくならず、そこで働き続けられること」
であり、それを
「これまで、その職場が長く続いてきており、勤続年数が長い人が多いこと」
によって測っていました。
僕はそこまで楽観的になれませんでした。
ドッグイヤーという言葉すら古くなっているほどに、ビジネスの移り変わりが日に日に早くなっているこの時代に、これまで長く続いてきた会社/業界は永遠に残り続ける、という論法は到底通用しないと感じていました。
それは、学生時代に携帯電話の販売員のバイトをしていたときに、フィーチャーフォン(いわゆるスマホじゃない折りたたみケータイ)がものすごいスピードで淘汰され、それに伴って国内電機メーカーの多くがダメージを受けたのを目の当たりにしたからかもしれません。
なので、冒頭に挙げたような職場を選択することはしませんでした。
また、僕はそこまで妥協できませんでした。
ただ、食べていければいい/仕事にありつけていればいい。
それが安定だとは到底思えませんでした。
望んだものを手に入れる暮らしができること、その状態が続くことが安定だと考えました。
そうすると、ひとつの職場にしがみつき続けなければならない職場は理想ではありませんでした。
そこで、どんなビジネスの潮流になってもなくならず、かつ職場を選択することが容易そうなコンサルタントをファーストキャリアとして選んだのです。
自分に力をつけること、それが安定につながると信じていました。
自分自身が力をつける 〜会社員の限界〜
ではなぜ、起業を志しているのか。
一言で言えば、会社員の限界に気づいたからです。
いえ、正確に言えば、気づかせていただいたのです。
経緯は上の記事にも書いていますが、その恩師をきっかけに本を読む中で、真に自分に力をつけるということは、自分自身がいれば絶対に稼げるという状態をつくることだと理解したのが大きかったです。
そう考えた時に、会社員は会社に使われることで稼ぎを生み出している以上、上で述べた状態にはならないのだということがわかったのです。
そしてコンサルタントとしてキャリアを積み続けることが、経営者としての力を養うことには一切寄与しないこと、
それよりも経営者から学び、自分が経営者になるという立ち位置に立って動くこと、自分から始まるコミュニティをつくっていくことの重要性と価値を知り、
真の安定を求めるには、起業一択だと決断してきたのです。
★参考文献
『不恰好経営』 著者:南場智子 (日本経済新聞出版)
言わずと知れた大企業DeNAの創業記。外資系コンサルタントとして大活躍していた南場さんが、起業を通して「コンサル」することと「実際にやる」ことの違いを痛感しながら前に進んでいくストーリーが、コンサルタントだった僕にはとても響きました。
『億を稼ぐ人の考え方』 著者:中野祐治 (きずな出版)
ワクセル(主催:嶋村吉洋)がプロデュースするビジネス書作家であり実業家の中野さんの処女作。出版から1年以上経っても王様のブランチにもランクインする近年のロングセラー。イチ会社員でも努力によって起業することができるのだと気付かせてもらった一冊。
さいごに
誤解していただきたくないですが、
起業がいい
会社員がよくない
などということを言いたいわけではありません。
安定=大手企業や公務員
という固定概念に捉われるのではなく、少し視野を広げて考える機会になればと思って書いた次第です。
何かのお役に立てたら幸いです。
それではまた!
齋藤隆太
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