盛る起業家と事実ベースの起業家

先日SNSでこんな投稿を見かけました。

「盛る起業家」と「事実ベース」の起業家の違いについて。

「盛る起業家」はいわゆる自分や事業をできる限り大きく見せて高いバリュエーションで調達するような起業家。満塁ホームランもあるが、下方修正が多く、空振り三振も多い。

「事実ベースの起業家」は事業の数字のファクトベースでプレゼンし、より適切なバリュエーションで調達するような起業家。満塁ホームランは少ないが、比較的ヒット率は高い。面白みにかける。

なるほどな〜と。賛否両論それぞれの考えがあると思いますが、

僕ははっきり言って自分は明らかに後者だと思っています。面白くないかもしれませんが、自分の起業の背景や環境、性格、ビジネスモデルを考えてもやはり後者だと思います。

もちろんどっちが良いとか悪いとかではないですし、その人それぞれの強みがあるのでそこを活かすのが一番だと思っています。

しかし、僕は個人的に事業は儲かってナンボの世界だと思っています。今スタートアップは資金調達がしやすいに環境だとは思いますが、実際キャッシュ・フローを再投資し続けて伸びていたり、IPOする会社も多々あるわけで、周りに流されてはいけないなといつも思います。

ましてや高いバリュエーションで調達して、本当にそれで投資してくださった投資家やVCが全員ハッピーになる確率は異常に低いと思います。

もちろんその確率を考えて投資する側は投資しているというのもあるとは思いますし、ある意味起業家もそこのふてぶてしさは必要だと思いますが、僕は投資して頂いた以上は少なくとも数倍〜10倍以上にはして返さないといけないと思っています。

そういう意味でも僕はエクエティでの調達はかなりシビアに考えています。


https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19nv/120500136/120500005/



今活躍している先輩事業家の方も、ビジョンは大きいがやっていることは硬い人が多いと思います。それを積み上げて大きな事業にし、偉大な企業になっているところの方が多いと思います。

面白くはないかもしれませんが、地脚つけてやっていると必ずチャンスが来ます。その時は一気に勝負です。

起業家は自分にしか見えていないビジョンをいかに信じて、周り何を言われても流されないか、そこの胆力は必須だと思います。

頑張ります。

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