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2020年6月JAWS-UG勉強会まとめ

まだまだ予断を許さない状況が続いています。このような不確定な状況でもJAWS-UGの勉強会は活発に行われました。ありがとうございます。

アマゾン ウェブ サービス ジャパンでコミュニティプログラムを担当している沼口です。本記事はJapan AWS User Group(JAWS-UG)のDoorkeeperやconnpassで一般公開されている2020年6月分の勉強会データをAPI(一部、画面上w)経由で取得し、JAWS-UGの最新活動状況をまとめたものです。だれでも取得可能な一般公開データを元にしているので、マネージャーの許可をとったうえで、公式ブログとは別のアンオフィシャルという形で note にて共有するものです。

開催回数や申込み人数、メンバー登録数などの数値データは、JAWS-UGにとって通常活動の結果です。コミュニティマネージャーとしてこれらの数値は現状の把握のためにモニタリングするものの、目標やゴールという形でユーザーコミュニティに強要するものではありません。可視化するツールとしていることをご理解ください。

オンライン勉強会に継続して多くのユーザーが参加

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オフライン勉強会中心からオンライン勉強会にシフトしているJAWS-UGの各支部の勉強会ですが、6月も5月の勢いそのままに活況でした。6月の申込者数(*1)は1,556人で先月に引き続き通常勉強会しかない月の申し込み平均を超え、6月24日に開催されたコンテナ支部の勉強会の申し込みは単独支部の勉強会としては過去最大の538人を記録しました。

6月勉強会開催数 19回(対前月 -1回, 対前年同月 -4回(-17.4%))
6月勉強会申込者数 1,556人(対前月 -385人, 対前年同月 -1,781人(-53.4%))
開催回年度累計 101回(対前年同期 -53回, -34.4%(前月累計-37.4%))
申込者数年度累計 7,608人(対前年同期 -2,290, -23.1%(前月累計 -7.8%))

昨年の6月はAWS Summit 2019があり、JAWS-UGと一緒に2000人規模のイベント re:Mix を開催していたので、その分の落ち込みは織り込み済みです。re:Mixに相当する活動として、AWS Summit Online(Tokyo) が9月8日から9月30日に開催されることが発表され、JAWS-UGもそれにあわせたお祭りイベントを現在検討中です。(*2)

6月勉強会開催実績リスト(申込者数, 開催回名, 開催回告知URL)
538人 JAWS-UGコンテナ支部 #17
(https://jawsug-container.connpass.com/event/177732/)
113人 JAWS-UG朝会 #10
 (https://jawsug-asa.connpass.com/event/179035/)
104人 JAWS-UG CLI専門支部 #156R
 (https://jawsug-cli.connpass.com/event/175444/)
104人 JAWS-UG CLI専門支部 #157R
(https://jawsug-cli.connpass.com/event/176973/)
99人 JAWS-UG CLI専門支部 #160R
 (https://jawsug-cli.connpass.com/event/177740/)
98人 JAWS-UG CLI専門支部 #159R
 (https://jawsug-cli.connpass.com/event/177739/)
96人 JAWS-UG CLI専門支部 #161R
 (https://jawsug-cli.connpass.com/event/177741/)
93人 JAWS-UG CLI専門支部 #158R
(https://jawsug-cli.connpass.com/event/176974/)
83人 Media-JAWS 【第6回】
(https://media-jaws.doorkeeper.jp/events/107189)
59人 JAWS-UG初心者支部#28千葉・金沢支部合同
(https://jawsug-bgnr.connpass.com/event/178051/)
47人 JAWS-UG名古屋
 (https://jawsug-nagoya.doorkeeper.jp/events/107477)
34人 JAWS-UG情シス支部 第25回
(https://jawsug-sysad.connpass.com/event/179012/)
26人 JAWS-UG千葉支部オンライン#4金沢・初心者支部合同
(https://jawsug-chiba.connpass.com/event/177718/)
20人 JAWS-UG浜松 AWS勉強会 2020#6
(https://jawsug-hamamatsu.doorkeeper.jp/events/107108)
15人 JAWS-UG金沢 #55 千葉・初心者支部合同
(https://jawsug-kanazawa.doorkeeper.jp/events/107270)
9人 JAWS-UG札幌 オンラインもくもく会 #04
(https://jawsug-sapporo.doorkeeper.jp/events/107190)
8人 JAWS-UG札幌 オンラインもくもく会 #05
(https://jawsug-sapporo.doorkeeper.jp/events/107191)
6人 JAWS-UG札幌 オンラインもくもく会 #06
(https://jawsug-sapporo.doorkeeper.jp/events/107780)
4人 JAWS-UG 群馬 #17
 (https://jawsug-gunma.connpass.com/event/179395/)

在宅勤務からうまれた新しい流れ

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6月にJAWS-UG朝会がリブートしました。リブートとは、さまざまな理由で支部としての勉強会開催の活動ができなくなり休眠状態になっている支部を新たに再起動することを言います。

在宅勤務形態になった人たちにとって、今まで普通に勉強会に参加していた・開催していた時間帯の19時~21時は家族で食事ができる時間でもあり、お子様がいる家庭であれば、お風呂や明日の準備などの大切な時間であることに気づかされた人も多く、物理的制約がないオンライン勉強会といえども参加が難しい、新しい時間的な制約がある、というお話を聞くようになっていました。

そこで Power Breakfast ならぬ、ラジオ体操から始まる JAWS-UG 朝会の勉強会です。
上記のような要望は全国レベルで非常に多くの方が抱えていたようで、午前7時30分からの開始にもかかわらず、リブート会では113名の方にお申込みをいただき、目視ですが、90人近くの方が参加していました。オンライン勉強会の歩留まりが悪いんです、、、なんていう話はどこ吹く風ですよね!
今月7月の開催も公開していますので、ご興味のある方はぜひ!って、申込上限250人(Amazon Chime上限)になっている!

また、すでにASCII.JPの大谷イビサさんが朝会の模様と所感を記事にされていますので、ぜひこちらもご参照ください。

40,000人目前の活動状態支部総メンバー登録者数

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40,000人という数値自体には意味がありませんが、順調に多くの方々との接点が作られているという意味で、この数値が伸びていくことは喜ばしいことです。過去1年で1回以上の勉強会を開催している支部を「活動状態の支部」として、その支部のDoorkeeperとConnpassのページの「メンバー」として登録されている方々の総計です。もちろん、複数の支部に登録しているスタッフや参加者もいるのでユニークなメンバーの数値ではありません。(*3)

先月は朝会がリブートしてことで活動状態の支部としてカウントされるようになりました。また、集計のミスで CLI専門支部の connpass 分(そもそもはDoorkeeperを使われていましたが、オンラインでconnpassと併用するように)、札幌支部(こちらは完全にミス)が漏れていましたので、純増以上に増えて見えています。

また、コンテナ支部の +263人 のように、オンライン勉強会では開催の規模がオフラインよりも大きくなっているので、勉強会開催でオフラインでは考えられなかった新規メンバーの増加になることがあります。歩留まりの課題はありますが、メンバー登録いただけることで、より多くの方々にDoorkeeperやconnpassを経由して勉強会開催のお知らせが可能ですので、モニターするに値する数値だと考えています。

活動状態支部総登録者数 39,833人(対前月 +1,476人)
活動状態支部数 46支部(対前月 +2支部)

以下は登録者数 上位20の支部です。

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6月まとめ

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単なるブロードキャストの配信ではなく、双方方向のコミュニケーションや、オンラインのハンズオンなど、多くの支部がオンライン環境でもコミュニティらしさをどのように維持・実現できるか新しい方法をトライしています。朝会は新しいやり方のひとつの解であり、それをすぐに実施するJAWS-UGのフットワークの軽さとパッションには感謝するばかりです。

ただ、3か月ほどのオンライン勉強会を通して、勉強会そのもののテーマやコンテンツがオフラインよりも重要視されるようになっていると感じています。地域の支部にとってオンライン勉強会は会場確保から解放されるかわりに、勉強会の内容そのものを何にするかがシビアになったように感じます。もくもく会などの実施で、テーマとしては緩いほうにふってしまうか、単独支部で登壇者やコンテンツ確保が難しい場合は、他の支部と合同開催の企画にのってコンテンツを共有するのも考えられます。他の支部との合同企画をしたい、でも誰が良いか、、、という場合は私までお気軽に声がけいただければと思います。

物理的制約を超えて、全国各地から登壇者や視聴者が参加する状況は、新しいチャレンジや課題を私たちに投げかけています。これらのチャレンジを運営スタッフの皆さんとともに解決していけたらと思います。

熱意をもった多くの活動ありがとうございました。今年も後半に突入しました。今月もよろしくお願いします。

参照・注釈

JAWS-UGの勉強会スケジュールは以下を参照してください。
・JAWS-UGホームページ
https://jaws-ug.jp/calendar/
ただし、各支部からの申請でスケジュール表が更新されるので、基本は興味のある支部のDoorkeeperやconnpassで登録して、支部ごとにチェックしてください。
・AWSジャパン サイトのユーザーグループ
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/?nc2=h_ql_exm_ev#ug
最低月に1度、Doorkeeper/connpassからスケジュールをREST APIを使って取得しリストを作成、その情報をもとに更新しています。

(*1) 申込者数:Doorkeeper/connpassからイベントの申込者数の取得がWeb API経由で可能。申込者数をそのままつかうか、取得ロジックとして定員を上回っていれば定員数を使う。本当は「実参加者数」が欲しいところですが、一般公開されていない/出欠確認プロセスが一定ではないため、申込者数を使っています。JAWS-UGのオフライン勉強会は歩留まりが90%と高く実参加者数に近かったのですが、オフラインになり歩留まりが50-60%となったのは今後の課題です。
(*2) 支部運営スタッフであれば、JAWS-UGのslackのcore membersチャネルでチェックしてください。
(*3) 海外のAWS社員やUserGroupのスタッフと話しをすると必ず聞かれるのが「何人いるの?」です。総メンバー数のカウントは東京にある支部などはかなりの数が「重複」していることをわかった上で、この総登録メンバー数をひとつの指標として使っています。

(注) 画像フリー素材サイト https://pixabay.com/ja/ を利用させていただきました。

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