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2020年8月JAWS-UG勉強会まとめ

7月までの長梅雨とは打って変わって8月は超真夏で晴天続き、そして9月に入ったら台風と、かなり極端に振れているお天気に加えて今年はマスク着用と、これまで経験したことのない日々を皆さん送っていると思います。それでも有志による勉強会は開催されています。8月の活動のまとめを共有します。

なお、自分はアマゾン ウェブ サービス ジャパンでコミュニティプログラムを担当しています。本投稿は一般に公開されているJAWS-UG勉強会データをAPI/画面スクレイピングで取得しまとめたものです。だれでも取得可能な一般公開データを元にしているので、マネージャーの許可をとったうえで、公式ブログとは別のアンオフィシャルという形で note にて共有するものです。

開催回数や申込み人数、メンバー登録数などの数値データは、JAWS-UG各支部にとって通常活動の結果です。コミュニティマネージャーとしてこれらの数値は現状の把握のためにモニタリングするもので、目標やゴールという形でユーザーコミュニティに強要するものではありません。活動状況を可視化する手段としていることをご理解ください。

8月の勉強会と申込者数

8月勉強会開催数 12回(対前月 -3回, 対前年同月 -16回(-57.1%))
8月勉強会申込者数 1,461人(対前月 +408人, 対前年同月 +224人(+18.1%))
開催回年度累計 128回(対前年同期 -84回, -39.6%)前月の累計比は -34.4% :5.2ポイント降下 
申込者数年度累計 10,121人(対前年同期 -2,072, -17.0%)先月の累計比は -21.0% :4ポイント上昇

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過去最高のパフォーマンスだった昨年をベースにしても、JAWS DAYSやAWS Summitといったオフライン大型イベントがある月は申込者数が3,000人を超えますが、通常の勉強会の月は1000人を超えると多い月だと判断していいのです。よって、1,000人から1,500人の範囲でのお申込者数の推移は、このコロナ禍の状況ではかなり健闘していると言えます。

通常勉強会の月としては過去最高の申込者数だった5月の1,940人、それに次ぐ6月の1,555人に比べると7月や8月は落ち込んでいるように見えますが、1,000人を超えているのは活動が停滞しているような悪い数字ではありません。本当に精力的に活動されているJAWS-UGの皆さんには感謝しかありません。

ただ、勉強会の開催回数に現れているように、特に地域・地方における勉強会はほとんど開催されておらず、都市部を中心とした大型オンライン勉強会が全体の活動を牽引しています。オンライン勉強会は距離的制約から解放され、都市部で行われるオンライン勉強会には全国からの参加が可能ですが、参加することと運営として開催することの意味合いは全く違います。

その視点から8月の勉強会の内訳を申込者数順にみてみます。

2020年8月 勉強会開催支部・開催日
395人 8/28(金) 東京/専門 Security-JAWS 第18回
256人 8/13(木) 東京/専門 Fin-JAWS 第14回
247人 8/4(火)   東京/専門 アーキテクチャ専門支部 データ解析・・
143人 8/6(木)   東京/専門 CLI専門支部 第165R CloudWatch入門
136人 8/25(火) 全国/専門 朝会 #12
125人 8/27(木) 東京/専門 CLI専門支部 第166R CloudWatch基礎
  53人 8/27(木) 千葉/地域 千葉支部オンライン第6 サーバレスで・・
  43人 8/20(木) 埼玉/地域 さいたま支部 第13回勉強会・・・
  42人 8/26(水) 愛知/地域 名古屋支部 Amazon SageMaker
  16人 8/28(金) 静岡/地域 浜松支部 AWS勉強会 8 
    3人 8/11(火) 北海道/地域 札幌支部 もくもく会 9
    2人 8/25(火) 北海道/地域 札幌支部 もくもく会 10

昨年の8月は25回の勉強会が開催されていますが、その内訳は以下になります。(28回のうち3回は懇親会とLT募集なので除外)

157人 東京/専門 コンテナ支部 第15回
138人 東京/専門 Security-JAWS 第14回
135人 東京/専門 初心者支部 リモート枠 第19回
113人 東京/専門 初心者支部 第19回
110人 東京/専門 AI支部 第10回
  94人 東京/専門 Fin-JAWS 第4回
  87人 東京/専門 IoT専門支部 
  69人 東京/専門 Fin-JAWS 第4回 リモート枠
  44人 愛知/地域 名古屋支部 機械学習勉強会
  35人 大阪/地域 関西 Amazon Personalizeをやってみよう
  33人 岡山/地域 岡山支部 2019
  32人 高知/地域 高知支部 第10回
  25人 東京/専門 CLI専門支部 第136回
  25人 福島/地域 会津支部 
  21人 香川/地域 うどん県 2019
  16人 大阪/専門 関西女子会 
  16人 東京/専門 情シス支部 第19回
  16人 静岡/地域 浜松支部 2019-8
  16人 岐阜/地域 岐阜支部 第3回
  12人 静岡/地域 磐田支部 コンテナ勉強会その2
    9人 東京/専門 CLI専門支部 第135回
    8人 東京/専門 アーキテクチャ専門支部 
    7人 群馬/地域 群馬支部 第10回
    4人 長野/地域 長野支部 読書回第8
    1人 鹿児島/地域 鹿児島支部 もくもく会 第7回

東京での開催ももちろん減ってはいるのですが、地域・地方開催は現状、安易に開催する状況ではないでしょう。というのも地域開催においては都市部からの参加者、登壇者を想定しているケースが多いからです。それでもオンライン開催にすることでいくつかの地域支部が開催していますが、以前に記事として投稿したように、地域支部の「特徴・特色」をオンラインではなかなか出し切れないと思います。

地域支部への支援は私にとってはコミュニティを担当して3年目以降の重要課題でした。AWS Community Dayブランドの活用の提案などにより、地域におけるJAWS-UGの認知・知名度を高め、何よりも勉強会やイベントを地域開催してもらうことが重要施策だったのですが、コロナ禍で戦略および戦術の再構築をせざるを得なくなりました。まだその方向性は決めきれておりません。現状は AWS Expert Online for JAWS-UG をもっと活用していただくことを模索・提案していきます。(9月開催に賛同されている支部の勉強会は後ほど紹介します)

活動支部と登録メンバー

昨年の8月の勉強会を最後に休眠状態に入っているAI支部が「活動状態支部の登録メンバー」からはずれ1,532人分が純減、他に岐阜支部、関西女子会も単独開催がないことから、活動状態の支部メンバー数累積対象からはずしています。

活動状態支部総登録者数 39,595人(対前月 -818人)
活動状態支部数 45支部 (対前月 -3支部)

地域支部の単独による勉強会の開催は、勉強会のオンライン化が進むとかなり考慮しなければならないことが多くなり、開催コストが高くなると予想されます。この開催コスト(テーマぎめ、登壇者、配信設備・設定など)の支部運営の負担を下げる施策、サポートがひとつのKeyになりそうです。

今月メンバー登録を伸ばした支部は以下です。基本的にこの登録者数は勉強会の開催とリンクします。

+270人 JAWS-UG全国 JAWS SONIC & MIDNIGHT JAWSの影響
+148人 Fin-JAWS
+128人 Security-JAWS
  +92人 アーキテクチャ専門支部
  +85人 初心者支部
  +61人 CLI専門支部
  +56人 朝会
  +13人 名古屋支部
  +12人 さいたま支部
  +11人 浜松支部

全国を除く登録メンバー数のトップ5は以下です。

3,378人 初心者支部
2,703人 関西支部連合
2,585人 コンテナ支部
2,346人 Security-JAWS
1,604人 アーキテクチャ専門支部

8月まとめ

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あらためて昨年8月の実施実績をみると、会津、高知、岡山など、週末夏休みにあわせてお邪魔した勉強会もあり、いかにコロナ禍で地域・地方へ出向いていないのかを痛感します。繰り返しになりますが、そんな中でもオンラインで勉強会を開催している支部の運営の皆様には感謝しかありません。

勉強会の開催は首都圏や名古屋などの都市の支部に集中し、オンライン勉強会ならではの大型化に向かっています。一概に大型化を良しとせず、オンラインにおけるコミュニティらしさとはなにかを各支部運営が模索しております。まずはやってみよう!の精神で頑張っています。まだ答えは見つけていないですが、ぜひご協力をお願いします。

また、ちょっと活動が停滞している支部へエールを贈る意味でも、今月 9月12日(土)~13日(日)に開催する JAWS SONIC & MIDNIGHT JAWS 2020 には全国各地から50以上の支部が参加して、さまざまな内容のセッション(20分)が行われます。ぜひ、当日参加していただき、Twitterなどでハッシュタグを使って応援してもらえればと思います。

以上、8月のまとめでした。
8月も多くの勉強会を開催していただきありがとうございました。

3,880文字 3時間

athree23 による Pixabay からの画像をお借りしました
Engin Akyurt による Pixabay からの画像をお借りしました

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