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おやすみなさい

2022.03.17

台湾版のオマケ

『猫のいる家に帰りたい』台湾版の予約ができるようになっているっぽい。
台湾版にはいくつかノベルティが付くんだけど、それがなんというか、てんこ盛りでおもしろい。

これがステッカー。すごくたくさんのカットがこれでもかというくらいに盛り込まれている。
これはポスター。これもうまい具合に本文内のイラストを組み合わせて、14匹も猫がいるイラストになっている。
これはポストカードっぽいんだけど、しおりらしいんだよね。たぶんしおりは、あと2種類あると思うんだけど、上記のサイトでは1つだけだな……。

猫の挽歌集

昨日、ふと思いついたこの企画。

猫を看取ったときって、当たり前だけど心がすごく動くから、すごく短歌ができる。(まったくできないこともあるから、それはなんというかいろいろなことの「状態」によるんだけど)
でもそれらって、例えば『三十一筆箋』とかには掲載できない。
一筆箋で悲しいイラストで送られてきたら悲しくなっちゃうじゃん。だからそういうのは入れられない。
そう考えると、すごく切実で大切な作品なんだけど、うまく遠くに届けられない気がして。だったら、最初から「そういう短歌をまとめた歌集」として作ればいいのでは、と思ったのだった。

歌集、と言ってもそんなに歌の数はないから商業出版は無理な気がする。何か丁寧な作りの自費制作本(本かどうかもわからないけれど)がいいのかも。
うちの猫の、というよりは、(広く一般的に)猫の、という作りにしたいな、とか。連作もあるから連作は連作のままにしたいな、とか。エッセイやイラスト、写真はなしで、短歌だけにしたいな、とか。
例えば、noteにある、これとかは載せたい。

……で、そういう歌集って、もしかしたら誰かに必要とされそうだな、とも思うんだよね。いま同じ境遇の人とか、過去同じ境遇だった人とか、これからその境遇になる人とか。
でも片方では「誰かの役に立つかも知れない、という動機の歌集って、なんか傲慢だな」とも思ったりもしている。
ただ、こういうのは「思いついてしまったら、もう作るまで逃れられない」類のものな気がしていて、いつか作ると思う。

枡野浩一さんがご自身の日記で「猫におやすみを言う本」と表現してくれて、タイトルは『おやすみなさい』でいいのでは、と思った。ベタかな。
でもタイトルだけで泣けてしまうな。
もしくは『猫におやすみ』とか。

いろんなひとが反応してくれた。ありがとうございます。


そんなそんな。