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19年

2023.03.13

寒い。妻は毎年この時期になると「そうは言っても三寒四温だからね」と覚えたての言葉を使いたい子供のように言うのだけれど、今年は「今年は、なんか、あれだよね。三寒四温というより二寒六温だよね」と言っている。その「二寒」がきょうとあしたということか。

なるほど

これは、特に身に覚えがあるわけじゃないけれど、なるほどな……と思った。「目的なく行ける場所」か。

関係なさそうで、関係あるかも知れないけれど、我が家にはずっと猫が複数匹いて、いることが当たり前で、ときどき「いや、違う! 大多数の家には猫なんていないんだ!」って、ちょっとハッとする。「そうか……この生き物が暮らしに存在することは、全然普通じゃないのか……みんな、タフだな……」って、ちょっと愕然とする。

書いてみて、やっぱりあんまり関係なかったな、と思った。ごめん。

できること

きのう、こんな物欲しそうなことを書いてしまったけれど、別に不遇感から発しているわけでは全然なくて「もっとがんばろう」みたいな気持ちで、しかも「がんばる」と言っても結局できることは「よい作品を作って、然るべき場所に置く」ことしかないから、やることは特に変わらない。

あと四日

発売まであと四日。
考えてみると、短歌を作り始めたのが2004年4月なので、19年目にして世に問う「第一歌集」と言うこともできる。19年か……。何かすごい大事業みたいだ。
きのう、先人になれそうもない、って書いたけど、例えばこの短歌集が版元の想像以上に売れたら「あ、短歌集って、案外売れるんだ……」と思ってもらえて(……というか、実績になって)次から短歌の本の企画が通りやすくなったりする、ということだって、なくはない。ただし、その逆も、大いになくはない。
もうすぐキャンペーンも始まります。
みんな買って!

NENOi

結局NENOiさんには、お邪魔できないままだったので、閉店前に一度お伺いしようと思っている。

AI

AIの創作物を思うとき、いつも「将来すごく技術が発達したとして、操縦士のいない無人の飛行機に乗ることができるだろうか」「いや、できない」みたいなことを考える。
背後に「(負うべき)人の存在」がある前提だから安心して身を委ねられる、ということは飛行機ではなくて、創作物でも同じのような気がしている。

そんなそんな。