沈殿と攪拌

2024.05.18


猫のうた

松山はerimakiさんでの小泉さよさんとの二人展「猫のうた」が始まりました。
すでに関東から見に行ってくれた方がおられたりして、ありがとうございます。

いま実店舗で購入できる新刊『また猫と 猫の挽歌集』は、キャッツミャウブックスさんとerimakiさんだけはないだろうか。

僕と小泉さんは6月1日・2日の在廊する予定です。

ぜひ!

沈殿と攪拌

先日の某取材でも、この話をしたんだけど。

看取りについての「かなしみ」は、決してなくなるわけでも、乗り越えたわけでもなくて、大好きな猫を亡くしたという衝撃で撹拌されていた「かなしみ」という泥みたいなものが、しばらく触れないように気をつけておくことで、ただ「沈殿」するものなのだ、と思っている。

そうなのだ。そのかなしみは、ずっとある。

だから『また猫と 猫の挽歌集』は、その沈殿した「かなしみ」を撹拌してしまう可能性がある。

それは、本当にごめんなさい。

「読めない」って思ったら、そこで辞めて本棚に置いておいてあげてください。また読めそうなときが来たら手に取ってもらえれば。読めそうなときが来なかったら、読まないままで全然いいです。

献本

きょうは、僕のほうから直接献本する一部を発送した。全部は無理だったので、あとは月曜日以降に送ることになる。

これも献本された方々の「かなしみ」を撹拌してしまわないか心配。

読むのがしんどそうだったら、読まなくてもだいじょうぶです。なにを考えて制作したか、は「あとがき」に書かれているので、あとがきだけ読んでいただいてもいいかもしれません。

文学フリマ東京38

あしたは、文学フリマ東京38。

文学フリマは、出店申し込みのとき、ちょっと高揚して、アイテム制作中から徐々に億劫になり始めて、前日の準備とかは面倒くさいのピークになり、当日の朝から終了まではかなり楽しむんだけど、終了後は「文学フリマへの出店は、もういいかな……」となる、不思議なイベント。

まだ全然荷造りが終わっていない。そして、説明が必要なアイテムのために、説明書きのチラシを作ろうと思っていたんだけど、もうそんな時間も気力もない。口頭で説明することになってしまった。ああ、不安。

あしたお会いできるかた、よろしくお願いいたします。きっと四六時中あたふたしていると思います。

僕は売り子に徹するスタンスだったけど、脇川飛鳥さんの本は買いたい。

あと、いか文庫のベトナム本も買いたい。

そして、ナナロク社さんとスズキロクさんに献本できたらしにいきたい。

全部できるような気がしない。

POP

雷鳥社さんからの依頼で『また猫と 猫の挽歌集』のPOPを書くことになった。安請け合いしたけれど、きょう送られてきた白紙のカードを見て、呆然としている。
なにをどう書くべきなのか、皆目ピンとこないのだ。ちょっとググったりしてPOPの書きかたを勉強してから書こうと思う。

そんなそんな。