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器の大きさ問題

昨晩、iPadのソフトをアップデートしたんです。
できないんです。何故かというと、このiPadの容量が小さすぎて、新しいことを受け入れる器がないんです。拒否されて困って、仕方がないので色々削除したりアンインストールしたりしてやっとのことで更新できました。

そして、いざ開いてみると、なんか色々具合が悪い。仕様が新しくなってなんか使いにくいんです。

まあ、今までもこんな事はたくさんありました。
PCに限らず、新しいことについて行けないということはそれだけ年を取ったという証拠です。新しいことを脳が拒否するんですね。容量が足りない。あかん。

自分ではできてると思っていることも、実はもう古い概念で時代遅れな事はたくさんあるのだろうなと思います。

今日も勤めているお店で、10才ぐらい年下のスタッフと話をしていて思ったのですが、店のディスプレイやポップやレイアウトなど、自分的には何も考えずにこれまで通りやっていたことがとても古臭くてアップデートできていない!と知ることができました。

目から鱗とはこのことです。
仕事柄、勉強のために都心部のショップへ市場調査に行くことはありますが、そこで仕入れた内容を自分の職場に還元することを怠っていたのです。
言われないと気づかない事は山ほどあります。特に目先の数字や細かい事務仕事に捉われていると、肝心の店内アップデートが疎かになってしまう事は多々あって、非常に反省しました。

しかし、そんな中でも、彼女が思ったことをなんの忖度もなく私に話してくれたことが一番の報酬だと思っていて。
一スタッフである彼女が店長である私に対してダメ出しするってなかなかなもんだと思うんですよ。しかもメチャクチャ堂々と。笑っちゃうぐらい。

それを聞いて私はとても嬉しかったです。
何故それができたのかは、日頃からお互いに言いたいことを思う存分言い合っているからなんです。愚痴もストレスも何もかも。いや、彼女はそれなりに遠慮している事はあるのでしょうけれど、とにかくよく話します。いいことも悪いことも、なんでも話すことでお互いにいい関係性ができているのだと思います。

頭で考えていることを常にアウトプットして話すことが、二人の間ではデフォルトなので、マイナス事項も表に出すことのハードルが低いのだと思います。思った事は全て口に出す。日頃からできていないとなかなか難しい事です。

私はオーナーではないので、雇われの身であるのは彼女と同じ立場であるため、その辺も言いやすいのだと思いますが、よく言ってくれたなぁと感謝する次第です。

上の立場になればなるほど、見えなくなることってありますね。
誰も教えてくれない、注意してくれないという事は、非常に寂しくもあり、危険だとも言えます。

常にアップデートするために、いつでも心を開いて聞く耳を持つ。
容量が小さいと新しいことを受け入れることができません。
それはとても残念でもあり、今はよくても先々で必ず不具合が出てきます。
PCも人間も同じですね。
昨日からの不具合が正常に戻り、新しくなった中身で今までできなかったことができるようになると、これまで見えなかったものが見えてくる。
スッキリと視界が広がったような感覚で、新しい仕様にもすぐに慣れていくのでしょう。

これからも新しい意見を素直に聞き、自分の古さを認めながら、いいところは素直に受け入れて、自分もお店も常にアップデートしていきたなと思います。

知らないことを知る、気づかなかったことに気づくというのは本当に有り難く、気落ちいいものですね。
明日からも、たくさん話したいなと思います。

それではまた。


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#交換日記 #器 #聞く耳を持つ #アップデート #ダメ出し #コミュニケーション #エッセイ

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