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リアルCafe SARI へようこそ🍷

上の記事はこの日のための下見だったのです。
計画をたて始めたのは今年の6月頃。計画というより、その時は夢のようなお話に私の夢を重ねていたという感じでした。

この先の人生のライフワークにできたらいいなと思い書き留めたnoteに、賛同してくださったnote仲間の砂男さんが「Salon de Verde」の最初のお客様になり、その後も交流を重ねるうち、砂男さんからのDMにこんな言葉が出てきたのです。

「この店、18時から営業なんですが、昼間を貸してるみたいなんです。ちょっと先の目標として面白いかもですね☺」

この数日前にパーソナルコーディネートでワインの飲み方のお話をしていたときに、「“リアルCafe SARI“ なんていつかできたらいいなぁ✨」と夢の話をしていました。
楽しいことを計画するのがお得意な砂男さん、思い付いたことは即行動に移されます。
しかしその時は「素敵だなぁ、でも実際に借りるとなると結構な金額になるし、実際にこの禍のご時世で、声をかけても誰か来てくれるかなぁ」 と私は半信半疑でした。
それからしばらくはその話は出ることもなく、砂男さんとは時々お会いしてはワイン話に花を咲かせたり食事やお酒を楽しむことが続いていたのですが、8月中旬ごろ、こんなメッセージが届きました。

「夏休み最終日、のんびりお過ごしでしょうか?
ところでリアルCafeSariですが。忘れてませんよ、よさげな場所見つけました。」

なんとなんと、その事はすっかり夢の話に転換されていた私と違って、砂男さんは着々とリサーチを続けておられたのでした。これにはびっくり!そして砂男さんが目をつけた今回の会場となる代官山のとあるバーに、二人で下見に行くことになりました。(冒頭に貼った記事参照)

実際にそこへ行ってみると、夢が一気に現実味をおびてきました。私の中に「ここで“リアルCafe SARI “をやってみたい!」という願望がムクムクと湧き上がってきたのです。
しかも、この場所のレンタル料は砂男さんがスポンサーになってくださると言うではありませんか。
なぜそんなにもして下さるのですか?と率直に聞いてみたところ(私には砂男さんに何の貸しもなければ提供できるものもないというのに)砂男さんは「僕は頑張っている人をただ応援するのが好きなんですよ」と仰る。神ですか?思わず手を合わせました。そして「verdeさんが呼びたい人を呼んで、皆さんが楽しく飲んだりお喋りしたりするのを僕はカウンターの端っこでワインをチビチビやりながら眺めていたいんですよ。僕、人見知りだから(笑)」と。意外でした。砂男さんは初めてお会いしたときから非常にコミュニケーション能力の高い方だと思っていましたので。人は見かけによりませんね。

砂男さんは6月のセッションでワインの飲み方のお話をしてからというもの、あっという間に "ワイン沼" にハマっていかれました。なんとおうちにワインセラーまで購入されて、目についたワインを次々と仕入れておられました。一人では飲みきれそうもないそのワインリストの中から、面白そうなものを選んでその会に提供するから、verdeさんがお料理を作って、ワインに合わせながら皆で味の違いを比べたり、話の種にしたら楽しいんじゃない?と。一足早いサンタクロースでしょうか?

あとの段取りはお互いにDMでやり取りしながらゆっくり進めていきました。開催日は皆さんが忙しくなる12月より前に、砂男さんと私の誕生月でもある11月の半ばあたりがいいかもしれない。お互いに誕生日のお祝い飲み会をやろうと前々から相談していたので、それを兼ねようということになりました。そしてお呼びする人は砂男さんと私の共通フォロワーであり、私の書いている連載小説『Cafe SARI』の愛読者であること、コメントなどでのやり取りがあることを目安に選ばせて頂き、一人ずつアポイントを取りながらXデーとなる日にちを決めました。ちなみに砂男さんは小説『Cafe SARI』のスピンオフ物語を三話も書いてくださっています。素晴らしく情緒的で、うっとりしてしまいます。(全てマガジンに入っていますので未読の方はぜひ!)

日にちが決まれば夢が一気に現実に近づきました。当日お出しするワインは砂男さんにお任せし、私は料理を考えます。“リアルCafe SARI “ですから、私が書いている小説『Cafe SARI』に出てくるような、ワインに合うおつまみ的なものがいいかな?前菜かサラダ的なものと煮込み料理を一品、あとはドライフルーツやチーズでいいかな?など、お出しするメニューの構想を始めました。

ワイングラスやカトラリーは現地でレンタルできますが、なるべく後片付けに時間がかからないようにお皿は使い捨ての紙皿がいいかもしれない。スペースをお借りする時間をなるべくギリギリまで歓談に使えるよう段取りを考えました。


小説『Cafe SARI』は私のもう一つの夢であるカフェバーを舞台にした、主人公であるママ片岡沙璃に私の半生や哲学を重ね合わせて描く一話完結のヒューマンドラマです。沙璃は離婚歴のあるアラフォー(そこんところはちょっと夢を持って実際より若く)で、一人になってから始めたカフェバーにやってくる人たちとのハートフルな交流を描いています。悩みを抱えていたり道に迷っていたり、自分に自信がなかったり寂しかったりという、様々な事情を抱えた人たちと正面から向き合って話を聴き、沙璃なりの言葉と手作りの料理で少しでも目の前の人を軽くハッピーにしたいと心を寄せます。

『この人は一体何を求めてここへ来てくれたんだろう?』
それが沙璃の人に対する興味の根源であり、何か自分にできることはないか、役に立てることはないかと探し続けています。それは実際の私の中にもあり、仕事やプライベートで人と向き合うときにいつも思うことです。
これまでの私の人生経験から、実際にあったことをモチーフにしたお話もありますし、全くゼロからの創作もあります。その時々の私のテーマに基づいたお話もあれば、ただこんなことがあったら楽しいだろうなという妄想物語もあって、書くことで思考の整理をしたり自分哲学を再認識したり、ほろ酔いで妄想列車に乗っかってどこか知らない場所へ連れて行かれることもあります。

言えることは、どの物語も根底には「愛」があり、会って話すことによって生まれるエネルギーの循環や前を向く勇気と希望を描けたらいいな、ということ。

そんな私の創作をいつも読んでくださり、応援してくださるnote仲間たち。その仲間たちと、砂男さんのご好意で今回このような素敵な場所を作ることができて本当に幸せに思います。これは単にラッキーという言葉では片付けられない奇跡のようなもう一つの「物語」です。
初めましての人たちもいましたが、いつもコメントやオンラインを通して面識のある大人たちは、年齢や性別やキャリアなどを軽々と飛び越え、私など介さずとも一瞬で和やかにお話を楽しまれていました。嬉しいことこの上なしです。

当日のお客様は、自慢のお料理の差し入れを持参してくれたわたなべますみちゃん、遠方から朝早く空路で飛んできてくれたゆゆさん、参加の皆さんに素敵なノベルティを製作してきてくれたダンテルさん、ソムリエと共にとっておきのワインと素敵なブーケを選んで持参してくれた斉藤千陽ちゃん、スペシャルなレシピで美味しいガトーショコラを手作りしてきてくれたこんちゃん、旅の途中でまるでスナフキンのようにふらりと現れてくれた愛しの猫野サラさん、そして何から何までお世話になった砂男さん。
このほかにも本当はお誘いしたかった人はもっともっとたくさんいましたが、いろんな事情により叶わなかった方々も。でも心の距離はみんな同じ。あのとき、たくさんのあったかいハートが私にはしっかりと届いていました。皆さん、本当にありがとうございました。こんな機会はもう二度とないかもしれないし、今回こうして実現できたことは奇跡なのかもしれないけれど、またいつかどこかで皆さんに会って話をすることができたらいいな、と思っています。

最後に、その熱い心をかの地から飛ばしてくれた仲間の一人であるちゃんから、当日 “リアルCafe SARI “ にメッセージが届きましたのでここにご紹介させてください。泉ちゃん、可愛くて温かいハートをありがとうございます。

当日「リアルCafeSARI」に届いた泉ちゃんからのwebレタックス✨私のnoteのサムネ画像が😍

本当に夢のような一日でした。ありがとうございました。

皆さんに愛される、小説『Cafe SARI 』をこれからも心を込めて書き続けていけたらと思っています。

感謝を込めて。


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ここから先は当日ご用意したワインと料理をご紹介します。

ご招待した皆さんが心のこもったたくさんの差し入れをお持ちくださいましたので合わせてご覧ください。

砂男さんコレクションNo.1  スペインの白ワイン
トーレス ヴェルデオ
フレッシュなハーブの風味 スッキリとした辛口
様々な料理に合いそう
まずはこちらでアンティパストをいただきましょう
(私の名前のワインをセレクトしてくださいました)


{  Verdeママお手製アンティパスト数種  }
(上から右回りに)
茄子とプチトマトのバルサミコ酢マリネ
水菜と干し貝柱のゴマポンサラダ
柿とクリームチーズの生ハム巻き
ナッツ各種
かぶときゅうりの甘酢漬け


砂男さんコレクションNo.2
2003年のボジョレー 品種はガメイ
お味の予想がつかない かなりのレアモノです
フレッシュな酸味は19年ものとは思えない良い意味での軽さを残しています
カジュアルで飲みやすく昼飲みにピッタリ
{  Verdeママ特製 チキンのトマトソース煮込み }
鶏もも肉と野菜をハーブとトマトで煮込みました
プレーンクラッカーを添えて
砂男さんコレクションNo.3 銀座エノテカにてご購入
ムートン・カデ・レゼルブ・メドック
2018年の特に品質の優れたグレートヴィンテージ
フレッシュな果実味と滑らかなタンニンが感じられ コクのあるお肉料理に合う
鮮やかなルビーレッドが若々しくしっかりとしたアロマが香る逸品です


{  わたなべますみちゃんのスペシャリテ どて焼き }
牛すじ肉を白味噌仕立てで煮込んだ関西の味 コク深くも上品なお味はさすが
爽やかに香るスパイスはますみちゃんオリジナル


斉藤千陽ちゃんセレクト イタリアワイン
パラッツォ・デッラ・トーレ
専門店でソムリエに相談して選んでくれました
果実味が凝縮された芳醇な香りで程よいタンニンが大人っぽくエレガント
上質でコクのある味わいは 料理はもちろんショコラなどのドルチェにも合いそう


本日のドルチェ こんちゃんお得意のスイーツ
ふっくらと焼き上がったガトーショコラ
コクのある優しい甘さが赤ワインに合うんです


こちらはダンテルさんお手製のマルチケース
マグネット仕様で組み立てやすく様々な用途に使えそう
細部まで丁寧な仕上がりはさすがプロの技
ひとつひとつ表情の違う素敵なノベルティは皆さんへのお土産に
 「せーの!!」で一斉に自分の欲しい柄を指差すと 不思議と全員違うものを選んでいて一発で決まりました
二次会は場所を変えて この晩秋の空の下クラフトビールで
今日何度目かの乾杯を
ゆゆさんが撮ってくれてた代官山の夕刻の空


ガラスケースに入ったエレガントな手作りの布花のオブジェはダンテルさんから
オレンジイエローとアンティークローズのラブリーな薔薇のブーケは千陽ちゃんから
ハーブのような香りのする白とグリーンを基調にしたモダンなブーケは砂男さんから頂きました
ありがとうございました


顔を見て嬉しくてハグをして、飲んで食べて笑い合って。あっという間に過ぎた珠玉の時間。夢中で過ごすうち、すっかり写真を撮るのを忘れていた私は最初にこの記事をアップする際とても後悔しました。そしてそれをTwitterで嘆いていると、参加したメンバーの皆さんからその時撮った写真が次々に共有されてきました。
なんということでしょう。これだからやめられないんですよね。
私は集まった写真たちに皆さんの愛を感じながら、早速加筆、再編集しました。
最高の時間と最高の思い出を少しでも多く味わって頂きたくて。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

Cafe SARI
ママverde

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